北アルプス   焼岳 (2,392m) 


 

<焼岳山頂にて・・純平Hさん写>

 



山行期間>2014(土)

<目 的> 夏山の名山に登る

<天 候> 晴れのち曇り

<ルート> 中尾キャンプ場〜旧中尾峠

      〜焼岳北峰(往復)

<参加者>

       L=一則O SL=洋介S 会計=征季W 記録=圭音留H

       隆志T 英子M 純平H

<記録>

4:00 アイプラザ半田P発

7:40 駐車場

7:50 焼岳登山口 樹林帯の中を歩くが風がなくて暑い

8:25 白水滝 展望(休憩10分)45mの落差があり

9:25 休憩(10分)ヒカリゴケがあちこちにあり

10:05 秀網神社(通過)虫が多くて顔の周りを飛んでいる

10:20 分岐(通過)

10:50 中尾峠(15分休憩)展望が開ける アザミが満開

12:40 山頂(10分休憩)火山ガスの発生している所あり

13:35 中尾峠(10分休憩)

14:25 休憩(10分)

15:20 登山口着

15:35 駐車場着

 

リーダーは立派!

洋介S

焼岳に行ってきました。厳しい日差しを覚悟していましたが、台風12号の影響か薄雲に覆われ、下山途中にはパラパラと雨が降り出すという天候でした。中尾キャンプ場から中尾峠を取るルートです。中尾峠までは数組のパーティと出会う程度と静かなルートでした。

7時半頃から林道を歩きだしゲートを越え暫くいくと右手に登山口があります。中尾峠までの3時間半弱、樹林帯の中を登ります。硫黄の匂い、白水の滝、サワラ・トウヒ・ナラなどの巨木、笠ヶ岳の稜線と山腹の残雪と鼻も目も楽しませてくれました。中尾峠からは山頂までは岩場の歩きとなります。上高地ルートと合流となり人も多くなり、先を譲ったり・すれ違ったりなどで時間を要し中尾峠から2時間弱掛かりました。遠くに槍ヶ岳・穂高連峰、眼下には大正池・上高地が見えます。至る所で蒸気が登り活火山の様相を示していました。

リーダーは途中で遅れがちになったメンバーのザックを担ぎ、立派でした。メンバーへ配慮、指示など色々と勉強させて頂きました。また、初めてご一緒させて頂いた方とは話も弾み楽しい山のぼりでした。ありがとうございました。 

 

 

英子

 焼岳山行に参加させていただきました。中尾キャンプ場から新中尾峠までの樹林帯は、蒸し暑く、登りが不得意な自分は、なかなか足が進まない。しかし、展望台からは、正面に笠ヶ岳、槍ヶ岳、上高地が美しく見え感動しました。焼岳の頂上までは、とても長く感じました。赤く変化した土やドクドクとイオウの煙を吐く溶岩ドームを見ると活火山ということを再認識しました。頂上に立て「あー、よかった」。また、さんの華麗な運転技術を見て「車の特性を最大限に引き出す」ことを学びました!!ありがとうございました。

 

 

焼岳やったね♪

隆志

半田ファミリー山の会に入会して初の登山は、綿のシャツを着用、しかもカッパも持たないといういいかげんな装備で参加してしまいました。朝は4時に出発し、時間半でこんな遠いところまで来れることに驚きながら現地に到着しました。

登り始めは樹林帯が長く続き、明るく開けたところまで登ると、笠ヶ岳や槍ヶ岳、眼下には上高地が見え、すばらしい眺めでした。槍ヶ岳は見た目にも格好良く、ぜひ挑戦してみたいと思いました。途中、白水ノ滝やヒカリゴケ、ところどころに硫黄のにおいがする噴気口などがあり、みどころもありました。頂上まで登りきったときには、すっきりした心地いい気分になりました。           

普段は平地しか歩いていないため、下山途中で両ひざがとても痛くなり、これはやばいと思いましたが、周りの皆さんのサポートで無事に下山できました。一緒に登ってくれた皆さん本当にありがとうございました。         

山はがんばったらすばらしいごほうびが待っている。人生もそう単純だったらいいのにと思いつつも帰路に着きました。あと、サンダルで登山していた外国の女の子がいたけど無事に下山できたかなと少し心配になりました。

 

<生きている!・・噴煙>

 

活火山!!

圭音留H

 上高地に向う時に見える活火山、日本100選にも選ばれているので、とても興味がありました。新中ノ湯から登るルートの予定が、駐車場が少ない為、中尾温泉から登ることになりました。

 しばらくは、樹林帯の中を歩きます。登山道は、整備されていて、問題はありなせんが、風がなく、蒸し暑く、虫が多くて大変でした。

次の日、鏡を見ると、額がたんこぶのようにはれ上がり、いつまでもかゆくてたまりませんでした。途中、神秘的な光のヒカリゴケが、保護されているところだけではなく、あちこちにありました。洞窟の中を覗くと、エメラルド色をして光っていました。何に反射しているのか不思議な光です。

中尾峠に出ると、ぱっと展望が開き、笠岳、槍ヶ岳、穂高が見えました。山々の山行の話に花が咲きます。ここからは、上高地からの登山者が増え、これから向かう山頂の方向には、下山する方や登っている方の列がみえます。山頂に向う道は、ガラガラの歩きにくい石の道なので、石を落さないように、足を滑らないようにと気を使いましたが、上高地の観光客なのか、装備をしていない外人が、スタスタと登って行きます。山頂近くは、岩場で、所々から火山ガスが発生していて、硫黄の臭いがしています。山頂は360°開いて、展望が良いです。

火山活動により、岩が黄色くなっていたり、溶岩が黒くなっていたりして、いろいろな岩があります。変化に富んだおもしろい山でした。

 焼岳の周りは、火山活動により、中の湯、中尾温泉、平湯温泉など、多くの温泉地があります。次回は、ゆっくり温泉に入いりたいです。

 

焼 岳

                純平H

 その昔、上高地の小梨平にテントを張って焼岳を目指したがあいにくの大雨でやむなく中止した。以来一度行きたいと思っていたが今回の計画を知り飛びついた。しかしメンバーを見て驚いた、とても一緒に歩ける相手ではない、よほどキャンセルしようと思ったが、だめなら潰れる前にギブアップしよう、ここは一つ焼岳の麓だけでも見ておこう、今回はこんな軟弱な気持ちで山に向かうことになってしまった。

 4:00半田アイプラザ出発、7:30中尾高原駐車場着、林道を歩いて7:50登山口の看板を見ていよいよ登山開始となった。暫くすると硫黄の臭いが鼻をつく、煙は見えないがおそらく登山道直下のどこかから少しの噴煙がでているのだろうか、ゆるゆるといった感じで登ってゆくとしばらくしてまた同じ臭いがする、これは危険信号?焼岳は今も立派な火山です。

8:25白水の滝落差45mを眺める場所に来た、谷を隔てて遠くにあり迫力といった感じにはほど遠いがそれでも樹林から垣間見える滝は嬉しい景色だ。そして道の脇にブナ、トウヒ、モミの大木を見るようになると何故かうれしい、どこの山へ行ってもこんな大樹はそうざらにあるものではない、私にとっては生きる力がわいてくる、理由は何も無い。やがて笠が岳を木の葉越しに見るようになった。Wさんの「笠新道」の急登に「何度帰ろうか」と思いつつ、ついに頂上を踏まれた苦労話しが楽しかった。自分は9月笠新道を登り、穴毛谷を下りた。正月は大ノマ乗越にあがり稜線を伝い、入山3日目にやっと頂上に立った、ラッセルの連続でこれはきつかった。どういうわけか、クリヤ谷も1時間登ったことがある、いずれも今は昔の思い出の山である。

 9:00鍋助横手着、無人雨量観測所、秀綱神社と過ぎ、あと一登りで中尾峠だ、だんだん周囲の樹木が小さくなり、樹林帯の中をやっと抜け穂高の山並みが見えてきた。ジャンダルム、奥穂高岳、槍ヶ岳も見える、峠に来ると西穂山荘の赤い屋根が見えた。

 今日はここまで来れば十分だが頂上までまだ1時間ある、峠を発つもそのうち二歩歩いて三歩休憩になってきた。体力の限界を悟りストップだ。そこで頂上組のメンバーを見送って穂高の大伽藍を堪能するはずだった。しかし明神はいくつかの峰が天空をつくが規模が小さい、前穂は稜線の一角に過ぎず、奥穂は穂高全体の絞り込みが足りない、西穂はらしい峰はあるがそれと確認できない、何よりも穂高岳にみなぎるであろう山の力に乏しい思いがした。以前、徳本峠からの穂高の大岸壁に息を呑んだがあの驚きはなんだったんだろう。ましてや平板な稜線上の土むくれの霞沢岳を見て誰が登ってやろうという思いを抱くだろうか、いずれもやっと登った山々だが「焼岳」からの穂高の山並みは自分にとって期待はずれだった。日本を代表する山岳であっても見る角度、高度、加えて体力によって感慨が随分違うものだ。そんなことがわかった山行とあいなった。15:33登山口に無事下り立った。

 

樹林帯を突き抜けて

征季

 焼岳を登りました。上高地側からではなく岐阜県側の中尾温泉登山口から登ってきました。調べていると樹林帯の中を長く歩くって感じて、暑くて大変だなあって思っていました。実際に登ると、やはり大変でした。登っても登っても周りは樹林に囲まれて、何も見えないような感じで黙々と登っていきました。途中で白水の滝の雄大さを見ることができて、小休止して、一息つきました。

 また、どんどんと樹林帯を登って、樹林の切れ間から、時折姿を見せる笠ケ岳に励まされて登りました。頂上近くは岩ばかりで、足を慎重に運び、頂上に着いたら、雲行きが怪しくなり、早々に下山になりました。

 今回の焼岳で何人かの人が登山をするような恰好でないことにビックリしました。会に入ってからいろんなことを教えて頂きましたので、こういうことも判るようになってきたのだと思います。

また、今度は上高地側から焼岳を登りたいと思います。

 

そうだ焼岳に行こう

一則

 夏合宿の翌週の予定が入ってなかったので、日帰りで行けて、高山で・・と考えていたら、ふと焼岳が浮かんだ。そう言えば、身近なのに焼岳にはまだ登ったことがなかったことに気づいた。それで、みなさんに呼びかけての山行となった。

 当初予定していた新中野湯からのルートは、シーズンの土日にもなると駐車場が朝の時でも一杯になるとのこと。それで、あまり入らない中尾キャンプ場からのルートとした。往復約7時間半とちょっと長いが、静かな山旅が期待できる。案の定、登山者は少なく、静かな山旅であった。ただ、樹林の中がほとんどで、おもしろみのないルーではある。旧中尾峠から焼岳山頂までは、他のルートから来る登山者も多く、賑わっている。驚いたのは、若い外国人の女性がサンダルで一人で登っていたこと。下りはさぞ大変だろうと他人事ながら心配した。天気はイマイチだったが、上高地や槍ヶ岳、穂高連峰も時々みえて、高山に来た気分になった。往路では、さんがバテて、荷物を分担し何とか山頂へ。中尾峠から焼岳山頂の途中で、さんがギブアップ。その場で待機してもらい、残りは山頂を急ぎ、下山し、再度の合流。復路の途中では、くん(新人)が、ヒザ痛のため、ストックを貸し、空身での下山。

 少し山から離れていると、標高差約1,100mと8時間の行動時間は、こたえるのだろう。でも、全員無事下山できて、ホッとした。