北アルプス 立山三山 雄山(3003m)
<山頂で仲良しの二人>
<山行期間>2014年8月6日
<目 的> 夏山を楽しむ
<天 候> 雨
<ルート>室堂〜浄土山〜大汝山
<参加者>
由美K 圭音留H
<記録>
4:00 由美K宅発
8:25 立山駅
10:20 室堂発
11:45 10分休憩
12:05 浄土山
12:25 一の越
13:00 雄山(20分休憩)
14:00 大汝山
14:10 富士ノ折立に向うが下山を決める
15:20 一の越(10分休憩)
16:25 室堂
念願の立山だったけど・・・
由美K
以前から行ってみたかった立山に初めて浜本さんと二人で行くことになった。嬉しさと緊張感でドキドキだ。
立山駅からケーブルに乗りバスに乗り換えて室堂へ・・・それまではいい天気だったのに展望台に出てみると、山頂はスッポリと雲に覆われている。掲示板には山頂は雨と出でいた。ガッカリ。テンションが下がる。
室堂を出発し浄土山に向かう。木の階段
を登って行き室堂山との分岐を左に折れ雪渓を渡り大きな岩が重なる急な坂を登っていく。登り切った所で休憩していると、ついに雨が降り出した。カッパをつけて出発。南峰から一ノ越へ・・・広い尾根をジグザグに下っていくと一ノ越山荘に出る。ここからが本番!!岩の急登が続く。石を落さないように慎重に・・・多くの学生が下って来るので待つことも多い。登り切ったところに祠があり休憩。けっこう疲れてきた。まだまだ続く登り。やっとの思いで山頂到着。ガスがひどく目の前にあるはずの雄山神社が全く見えない。ガッカリ・・・心も折れる。
社務所内でお祓いがありお参りをして大汝山に向かう。鳥居の左横を通り下っていく。岩場の山道が雨で滑り気を抜けない。雨も増々強くなり、風も強く吹き体がふらつく。さっきまで多くの登山者がいた雄山と打って変わって、この山道を来る人は一人もない。誰にも会わない。しかもガスで目の前も見えないぐらい視界が悪い。今から富士折立、真砂岳、別山を通り剱御前小屋まで行かなくてはいけないのに・・・この状況の中、このまま進んで大丈夫なのか?経験、知識も判断力も未熟な自分・・・不安と心配でこころが一杯になる。相談する先輩もいないなか二人で決断しなければならない。結果、下山することにした。この決断が良いのか悪いのか・・・?
天気が良ければ考えることもなかった状況を今回の山行では身をもって考えさせられた。山は楽しいばかりじゃない!!時にとても恐ろしい・・・
<雨の中で・・・>
いい勉強でした
圭音留H
立山は、日本三霊山の一つであり、日本100名山、花の100名山などに選ばれているので、ずっと登りたいと思っていました。
1つ目の目的は、雄山神社本宮をお参りする
2つ目の目的は、立山三山を制覇する事
3つ目の目的は、奥大日に向う稜線より、剱岳を見る
こんな思いを持って計画を立て、準備をしましたが、出発近くになってくると、お天気が怪しくなってきました。お天気が悪いと、奥大日に向う稜線から劔岳は見えないし、別山乗鞍から室堂にエスケープルートしなければいけません。雨が降るようなら中止です。
8月6日立山市は青空が見えます。立山を見ると雲がかかっています。室堂に着くとやっぱり曇り空。下山してくる方々は、風が強かったとか、雨が降っていたとか話しています。いろいろ情報を探し、出発を決めました。
室堂は、観光客が多く、お花も一面に咲いていて、結婚式をしていました。横目で見ながら、分岐より整備された道を浄土山に向います。登山口の標識を過ぎると、残雪を横切り、急な岩場になります。雨で岩が濡れているので、やっとの思いで山頂に着きました。でも山頂の印がありません。他の登山者と探しましたが結局わからず、時間がないので、雄山にむかいました。
一の越までどんどん下り、ここから登りになるのですが、子供達の団体が、どんどん降りてきます。岩場なので随分苦労しているようでした。雄山近くから雨がたくさん降ってきました。雄山神社本宮は、薄っすらとしか見えません。時間が押しているので、目的の一つの参拝は諦め、大汝山に向いました。
雄山からの下りは、岩が濡れていて、慎重にあるきました。登山者も急にいなくなり、風も強くなってきたので、心細くなってきました。ともかく大汝山を目指し黙々と歩きました。
大汝山から富士の折立に向いましたが、風と雨、時間が心配で戻ることにしました。
今回の反省!出発の時間が遅い。行動時間が、ギリギリに取ってあったので、雨、風で遅れた時間の余裕がない。次回は、室堂の出発の時間が早く出来るようにする。情報、下調べが少ない。パソコンばかりではなく、本でも調べる。
歩行の速さ、休憩など、いつもリーダーの指示なので、自分たちの判断で行ったことよい勉強になりました。もしかしたら、劔御前小屋まで行けたのでは?と思います。でも不安になっていたので、下山をしてよかったと思いますが、実力不足とつくづく実感しました。
又挑戦します。