中ア  将棊頭山 2,730m

(しょうぎかしらやま)


日  程:2014年8月28日(木)〜29日(金)雨のち晴れ

目  的:稜線漫歩とリニューアルした小屋を楽しむ。

ル ー ト:桂小場〜将棊頭〜濃ヶ池往復

メンバー:L=裕子S、SL=清子S 記録=良子O 加代子O 会計=伸子S

        佐枝子M

記 録

8/28

05:00 半田アイプラザ集合 雨が激しい為様子見。

05:20 まだ降ってはいるが現地は晴れそうなので出発。S車で。

08:25 桂小場発 雨具を着けて。昨年小黒川が氾濫して工事の為登山口より15分手前から歩き出す。

09:26 雨具を脱ぎがてら10分休憩

10:06 野田の水場で10分休憩

11:16 大樽避難小屋 この先胸突八丁になるのでコーヒータイム20分。

12:45 津島神社 ヒカリゴケを探した。

13:15 七合目

14:00 西駒山荘 新しい小屋の横に綺麗にした石室で雨具などを干す。

14:40 将棊頭山 以前と道が変わっていた。小屋前には赤いコマクサが沢山咲いているので保護の為か。

15:00 西駒山荘 今日は私達6人だけ。贅沢に使わせていただく1泊2食

         8,500円 夕食はカレー、サラダ。

8/29

05:20 朝食トロロ、豆、かぼちゃ等、日の出を見た後に食べる。

06:05 出発 晴れ

06:58 濃ヶ池 随分小さくなっている。山の土砂が流れ落ちて池が埋まっている。池の周りは雪が溶けたばかりなので、チングルマ、ハクサンフウロ、エゾシオガマ、ミヤマ     キンバイ等が咲いている。コーヒ  を飲んで辺りを一周する。35分休   水が綺麗に流れている。

08:20 西駒山荘 トイレ休憩など20分

09:40 津島神社 またヒカリゴケを探しながらゆっくり休憩。

11:10  大樽避難小屋 ここも以前来た時より綺麗になり、新しくトイレが建っている。西駒山荘と同じ使用済み便袋回収だが袋が少し違った。

13:00 桂小場駐車場着 お疲れ様でした。小屋泊まりは時間も気分も余裕が

         出来ますね。

               記録:良子O

 

 

 

初めての計画書

 

            伸子S

ヒョンナことから計画書を書くことになった。書くにあたって、先輩方から色々とアドバイスを頂いた。

ネットで見ると、登山口の桂小場は通行止めになっている。

問い合わせ先の伊那観光協会に訊いたら、今年中は通行不可で“権現ずるね”と言う長いルートを紹介された。そのルートは私の持っている地図では途中から破線になっている。桂小場より北の方にもルートがあるが、対応してくれた人の話ではそのルートは未整備ということだった。(後で分かったが、9月初旬に行われる西駒山荘歩荷レースではこのルートが使われる。ということは、ちゃんと通れるということだよね。)

西駒山荘に問い合わせたら桂小場の登山口も歩けるということだった。で、ルートは決まった。

次は参加者、お顔が思い浮かぶ方には片っ端から電話をした。他の参加者にも協力して頂いてメンバーは決まった。

さて、難問の概念図、PC初心者の私にはなかなか上手くいかない。地図を貼り付けたらNGサイン、たまらず電話で相談したら、「手で描け!」との仰せ。仕方なく切り貼りをした。

他にも細々とご指導を賜った。指導する方もされる方も最初が肝心、今後の信頼関係にも繋がるよね。と、言う訳で初めて書き上げた計画書で行ってきました。

不安定な空模様を懸念してルートは端折ったが、貸し切りの小屋は最高!気分も最高!の山行になりました。

お世話になった皆様方、ありがとうございました。

 

 

八ヶ岳と夜景の見える山小屋

 

          加代子O

 随分久しぶりの小屋泊まり山行なので調べてみたら9年ぶりだった。ついでに入会当時からの小屋泊まりもチェックしたら、今回で6回目となる。まず1990年11月の大杉谷(桃ノ木小屋)から始まって、木曽駒ケ岳(頂上木曽小屋)、三俣蓮華岳(三俣山荘)、その後10年位空いて2004年8月の五竜岳(五竜岳山行)2005年8月の後立山(新越山荘)と色々な山小屋に泊まってきたが、ここ西駒山荘は何と言っても8月に新築オープンしたばかりで、何もかもが綺麗! 食堂の窓からは八ヶ岳や伊那市の夜景が見えるし小屋の周りには今まで見た事が無かった赤に近い色のコマクサ・・・1時間ほど歩いて濃ヶ池まで行けば春と夏の高山植物が同時に咲いていて、だんだん小さくなって行く池と共に心に残る景色。そして将棊頭山や稜線からは八ヶ岳、南アルプス、北アルプス、御岳に乗鞍岳、遠くに富士山も見えるというのに、此処はとても静かね所だった。

 

 

静寂の山

 

             佐枝子M

 十数年ぶりに伊那側から登って来た。初めて登ったのも、やはり夏の終わりの頃だった。

夏の暑さが残るこの時期に、標高があって日帰りできる山はないかと探していた時、コースタイムは長いがこの山を見つけた時は嬉しかった。気力、体力も十分な頃なので、特にシンドイと思う事無く、聖職の碑まで歩き小屋の近くに少しだけ植えられたコマクサを眺め、帰りは山頂から稜線を歩き長い行程を終了した。誰かに会った記憶は無く、ただ小屋の白い犬がずっと側を離れず分岐まで付いて来たので、追い返したがその後ろ姿が寂しそうで「ちゃんと帰っただろうか」と気になった。

 今回は日帰りで無く、新しくなった小屋泊だ。貸切の小屋は快適で真新しいピカピカの小屋の窓から見える山々を見ながら、おしゃべりは続く・・・。外に出れば満天の星空・・・

やっぱり、山はいい!ほんの少しだったコマクサは一面に広がっていた。昭和の初めに絶滅し草津白根から移植したとの事だった。小屋の後ろから直に山頂に行く道は無くなり、濃ケ池も土砂で小っちゃくなっていた。もちろん、あの白い犬はいなかった。展望のすばらしさと静寂な山はそのままで、夏の終わりの山をゆっくり、まったりと過ごす事ができた。山はやっぱり晴れがいい!

 

新装オープン

 

            良子O

 一度出来たての山小屋に泊まってみたかった。だから目的はこの西駒山荘。こじんまりとしてロープウエイからは離れているので静かで気持のよい小屋でした。街の明りも星空も北、南のアルプスも見えました。以前日帰りで来た時は時間が気になったけれど此処に泊まるとなれば小屋の周りに沢山ある色の濃い赤いコマクサをゆっくり眺め、話もはずむ。また来年小屋が空いていそうな時に来ようかな。