鈴鹿    御在所    (1212m)

 



<山行期間>2014(土)

<目 的> 剣山行トレーニング

<天 候> 曇り

<ルート>3ルンゼ〜御在所〜本谷 

メンバー

L=新海 時生 SL=由美K 圭音留H

 

<記録>

6:00 半田知多信P発

7:10 御在所駐車場

7:30 本谷登山口

8:30 不動滝(通過)

9:05 休憩(10分)

10:05 休憩(10分)

10:50 中道合流 休憩(10分)

11:05 9合目着 そのまま藤内沢に下山開始

11:45 3ルンゼ分岐

12:30 休憩(10分)

13:20 裏道合流

13:40 藤内小屋 休憩(10分)

14:30 裏道登山口着

クマザサの激やぶ

                新海時生

れば100〜150m程の事ですが、全精力を使い学生時代以来でしょうか、鈴鹿で熊笹の藪こぎを思いっきりする事になりました。剣山行の岩トレに組んだ御在所の本谷。本谷周辺にはまだ熊笹が残ってはいますが、普段のルートで入り込むことはありません。以前、最後の二股でそのまま左をつめて表道に出たことがありましたが、今回それが頭にあって、今度は一本手前で右の支沢に入り込み、登り始めてすぐ気が付いたのですが、どうせ詰めあがれば中道のどこかに出るだろうと興味半分でロープウェーをくぐってそのまま登っていくと最後は熊笹の激藪になりました。踏み跡ほとんど無し。それも急登。距離にす果たすほど思いっきり大変でした。付き合わされた2人は大迷惑だったかもしれませんが、結構楽しかったです。(中道は8合目のすぐ下に出ました。通りがかった登山者がとんでもない所から出てくるびしょ濡れの人間を見てビックリしていました)

 さて気を取り直して3ルンゼへ突入。当初登る予定だったのですが、前夜までの雨と当日の天気も不安定という事で、本谷から入ったのですが、予想外に天気は良く、めちゃ暑くて大変でした。それでも谷の中の岩はやはり濡れて滑りやすく、ずっとロープはつないだままコンテとスタカットを繰り返しながら慎重に下りました。驚いたことに2人ともそう怖がる風も無く、とっとと下っていきます。本谷の登りでもあまりに早く登ってくるので「もうちょっとゆっくり(慎重に)登ろうよ」とくぎを刺したくらいだったのですが、恐ろしげな谷の岩場を何か嬉しそうに下っていきます。見ているこちらの方がビビッてロープを持つ手に力が入るくらいでした。最後、テスト岩を試しに登らせてみると2人とも登山靴のまま躊躇も無くさっさと登り切りました。剣ではロープももういらないでしょう。

 人は見かけによりませんねぇ。2人共クライミングでも始めたらいいクライマーになりそうです。ちょっと育ててみたい誘惑にかられている今日この頃です。

初めての岩 3ルンゼ

               由美

 今回、初めて岩を体験する。ヘルメットをかぶり、ハーネスを付けドキドキだ。

天気が不安定なので本谷から登ることになった。沢伝いに登っていき途中から岩へ。ロープをエイトに結びカラビナにはめる。家で練習したので上手く出来た。ホッとする。新海さんが安全の確保をしてくれて、オッケイの声で岩を登り出す。登る速度が速すぎるからもう少しゆっくり慎重にと注意があった。

三人でロープを繋いで登るのも初めての体験。何かこの一体感がいい感じ!!どんどん楽しくなってきて疲れも忘れて登っているうちに熊笹の中へ突入。足場も悪く滑りまくり。しかも、メチャ急登だ。熊笹をしっかり掴んで腕力でよじ登る。必死の思いで出たところが中道で登山者に出くわした。泥んこのびしょびしょでバツが悪かったが何食わぬ顔で、こんにちは!と挨拶をした。この熊笹の急登が足にきて3ルンゼに入るまでの登りが、きつかったこと!!

いよいよ3ルンゼを下る。途中から先頭を歩くように言われて足を乗せる岩を選びながら慎重に下りる。水が滴りおちコケだらけで掴むところもない場所に出くわした。どこをみても安全に下りることが出来そうにない。一人ずつカラビナにロープを付けて下りることにした。どこに足を置いても滑るなぁと思った瞬間ズルリ・・・ひえ〜!!新海さんがしっかりとロープを引いてくれていた。ビックリした。これも、私にとって凄い体験。

テスト岩を登ってみる?と言っていただいたのでやってみることにした。何とか登りきれた時、新海さんが言って下さった「お上手」の言葉がとっても嬉しかったです。

岩を全く知らない私達にこんな機会を与えて下さった新海さんに感謝、感謝です。ありがとうございました。

これが本谷・3ルンゼ!

圭音留H

話には聞いていた本谷と3ルンゼに行ってきました。本谷は水が多かったので、ルートを外し、道なき道を登りました。笹藪の直登には苦労しました。岩場をよじ登るのですが、リーダーが登るのをお手本に、手の位置・足の置場を考えて登り、登り切った時の達成感はありました。ロープをつないで歩くのは、ロープのたるみや張り、他の人との距離など気を遣います。今までと違った山登りを経験出来て、楽しかったです。剱岳も安全に登りきりたいです。