ニセコ・羊蹄山 羊蹄山 (1898m)
<山頂でくつろぐ仲間たち>
9月13日(土)、北海道の名峰・羊蹄山(蝦夷富士)に登り、北海道の秋を堪能した。メンバーは伯明S(L)、一枝S、清志W(SL)、会員外・和田兄の4名。
前夜、半月湖野営場P(比羅夫登山口)近くのペンションに宿泊。
5:00 比羅夫登山口(350m)出発。1合目までは緩やかな林の中を歩く。
5:30 1合目通過。ここからは9合目までかなりの急斜面登りが続く。ダケカンバの疎林の中。登山道は整備されている。
5:38〜43 山道から数m外れた「風穴」(わずかに口を開いた洞窟)見学。
6:00〜07 2合目(600m)で休憩
6:28 3合目(700m)通過
6:44 4合目(800m)通過
7:12〜23 5合目(1000m)で休憩
7:50 6合目(1200m)通過。
7:55 神の木・たこのき(ダケカンバがたこのように絡み合っている木)通過。
8:10〜15 雨が多少降ってきたためカッパ上のみ着用
8:26〜33 7合目(1400m)で休憩
9:02 8合目(1600m)通過
9:22〜32 9合目(1700m)のガレ場で休憩。この先、多少進むと天気が良くなり、ナナカマド等の紅葉が見事。
10:00 山頂への分岐通過
10:07 北山の山頂通過。火口を半周して三角点(旧山頂)を経て10分弱で
最高点(新山頂)へ。
10:50〜11:00 最高点(新山頂)で休憩。岩場に山頂標識が立っているだけで、スペースはほとんどなし。
11:30〜40 「ヒラフーマッカリ」の分岐点で休憩
11:55 登りの時の山頂分岐点通過。
12:18 9合目通過
12:36 8合目通過
12:57〜13:07 休憩
13:22 7合目通過
13:50 神の木・たこのき通過
13:55〜14:07 6合目で休憩
14:37 5合目通過
15:12〜22 4合目で休憩
15:42 3合目通過
16:12 2合目通過
16:34 「風穴」通過
16:38 1合目通過
16:56 比羅夫登山口着
エゾリスと羊蹄山
伯明S
前日は札幌に大雨で避難警報が発され、千歳空港到着が遅れる事態となり、山行を一日延期する事とし、SLに山行管理部、留守宅本部へ連絡を取っていただく。
午前五時登山口から続く山林を登りかかって約30分、崖にある風穴を覗くが、微かに地中からの空気に流れを感じる程度。6時、2合目で衣服調整。針葉樹林帯の中、おおきなエゾマツに圧倒されながらの6合目では、神木タコガンビと書かれた看板あり(ダケカンバの枝が風雪でタコの足の様に曲がった模様)。7合目手前になっても朝から気になっていた東側の厚い雲が山頂付近から離れそうもなく小雨も感じられたので8時15分雨具着用する(上着のみ)。
結局9時20分頃の9合目までは多少降られたが以降、紅葉の美しい北山辺りまでも晴れわたり、火口縁の稜線を半周回り頂上への行程は、眼下の母釜、父釜壁面崖の紅葉をたのしみ、足下にはオットトット!ハイマツの間をエゾリスが5,6匹冬支度に大忙しで走り回っている。彼方を見回せば薄霞の向こうにチラリ日本海、南には海峡?
下山は小釜の縁に降りて戻る山頂ルートを楽しみ、今度は羊蹄山の残り3ルートも登りたいと思いながらの行程となる。
父・母・子 火口も錦 羊蹄山
賀状にと 頂の標 写しおく
火口縁 エゾリス走る 2,3匹
<余裕のポーズ>
一枝S
山の天気予報は曇り、昼前一時晴れ。途中7,8合目辺りでパラパラと降られるが、暑くもなく寒くもなく、体感的には丁度良い気温。だが、汗は出る。水分補給に気を付ける。
8合目近く、ダケカンバ・ハイマツの林を抜けると目の前に拡がる紅葉の美しさに思わず歓声が…。緑・赤・黄色のコントラスト! 陽射しを浴びて輝いている。
足元に注意しガレ場を登り続ける。9合目分岐の標示にワクワク!頂上は近い、ガレ場を登りきると火口壁にでた。母火口の高山植物も赤・黄に色づいて綺麗。岩伝いのコケモモの葉もすっかり色づき赤い実が可愛らしい。所々岩陰に咲くリンドウの紫が美しい。
エゾリスが前を横切る。人間の事は御構い無し。冬の準備かせわしく動き回っているリスの姿がなんとも可愛い。三角点にタッチした後、ゴツゴツした岩場を登ると山頂の標柱。
大火口を横切りピストンで下山。6合目あたりのエゾマツ・ダケカンバ林の途中、展望の開けたところから倶知安の町、遠く日本海、右手に余市岳の山々が続いている。下山するにつれ目前にはニセコ・アンヌプリがゲレンデと共に見えるようになる。
少しぬかるんだ道を、上りは足元に注意しながら2合目ごとに休憩。下りはゆっくりゆっくり降りられたので久しぶりに山行の私にとっては丁度良い羊蹄山でした。
<9合目・・・あとちょっとだ!ガンバ!>
よい思い出に
清志W
北海道出身の私としては、一度は登ってみたいと思っていたが、今回やっとその思いが実現。Kさんのお友達が登山口近くにペンションを開いていて、これまた最高。(登山翌日、好天の中ニセコ・アンヌプリに連れて行って頂いた。)1合目を過ぎたあたりからはただひたすら登って登って、だったが幸いあまり苦にならず。ぱっとしない天気も、9合目を過ぎると待ってましたとばかりの晴天。紅葉も素晴らしく、大小の火口釜を眺めながら周回ルートを歩く。東に京極、喜茂別の町並み、西にニセコの山々越しに日本海が望め、眺望がまた素晴らしい。下山に時間がかかってしまったが充実した心に残る山行となった。
<頂上を見上げる・・・あそこへ行く>