中央アルプス 宝剣岳(2931m)

           三ノ沢岳(2847m)

 


山行期間 2014.9.23(火)快晴

山行目的 初秋の紅葉を楽しむ

ルート 駒ヶ根P<バス・ロープウェイ>千畳敷〜乗越浄土〜宝剣岳~分岐〜三の沢岳〜分岐〜極楽平〜千畳敷~駒ヶ根P

メンバー L:敏子K SL:マリ子E 会計:晴美B 会員外1名

記録

 5:00 Bさん宅発

 6:40 駒ヶ根P着

 7:03 臨時バス→ロープウェイ乗車

 7:55 千畳敷着

 8:05 発 秋晴れの下、千畳敷カールから見上げる宝剣岳は、名のとおり鋭く尖った険しい断崖絶壁の岩山だ。八丁坂分岐から乗越浄土までゴロゴロとした岩場のジグザグ登りで数珠つなぎ状態。子供連れ家族や若者のグループが多い。階段状に良く整地されているが、結構な急坂で渋滞の中、追い越し追い越され  ながら登って行く。

 8:50 乗越浄土着360°凄いパノラマだ。

 8:55 宝剣山荘着 休憩

9:05 発 山頂はひと登りの距離であるが、岩峰鋭く不安を感じさせる山容である。岩稜に取り付くあたりから混みはじめ、下山者と狭い岩場を譲り合いながら登る。

9:15 鎖場手前で渋滞 25分待機。右下は目もくらむような深く切れ落ちている木曽谷。10人以上が岩にへばりついて待つ。なぜ停滞なのか上の状況が全く分からないので下に伝えて貰うよう依頼。「上には10人位いる。カメラ撮影をしている上ほとんどがピストンらしい。その人が下りないと上がれない」との事。登頂者が下り始めるが危なかしい。

  9:40  登り始める。鎖はしっかりと固定してあるので怖くはない。

10:05 宝剣岳頂上着。左に千畳敷、右に木曽谷が見え岩だらけで平らな所はない。

すぐ三の沢方面に下山する。あの賑わいが嘘のように人がまばらになった。

登って来る人もいない。山頂から極楽平へと進むルートの南側は、けっこう切れ落ちている岩場の連続。下りのせいもあるが登りより難しい。垂直に降りる所や岩の間を抜ける所、鎖場も多くあり緊張する岩稜帯ルートだ。しかし、シッカリとした鎖も設置してあるので、ちゃんと3点支持で下りて行けば大丈夫。岩に○印の付いている所を通り、×印の方向へ行かないよう気を付ける。

 10:15 分岐着。遭難記念碑のケルンがある。

10:25 発 遠くに見える三ノ沢岳に向けて這松の中を一気に250m下る。

10:50 最低鞍部、表示板通過

11:10−25 休憩 這松やダケカンバの生い茂る段差の大きいえぐれ道ややせ尾根を“ヨイコラショ”と高度を稼ぐ。 視界が開けると見事なパノラマと紅葉し始めた草木に“イイネエ〜”の連発でうるさい事。単独の女性以外、貸切状態だった。

12:07−17 ケルンの立つ広い草原状の幅広い尾根にて休憩。

12:38 三の沢岳頂上着

13:02 発

13:50 休憩 

14:00 発

14:25 最低鞍部、表示板通過

14:52−58 休憩

15:05 分岐

15:17 極楽平通過

15:50 千畳敷着

16:00 臨時ロープウェイ→バス乗車 

16:50 駒ヶ根P着   

                   <記録:マリ子E>

 

渋滞25分!

晴美B

 素晴らしい秋晴れに恵まれた秋分の日。中央アルプスに行きました。バス、ロープウェイには運良く臨時便で千畳敷に早朝到着。

 宝剣岳では渋滞で25分待ちました。その後は静かな稜線歩き。三ノ沢カール西千畳敷の紅葉は色づき始めていました。秋空は澄みわたり、中央アルプス・北アルプス・南アルプス・富士山まで眺められ気持ちのいい山歩きになりました。

もうちょこっと!?

マリ子E

畳平は氷雪実技や雪山訓練で3〜4回来ましたが、宝剣岳に登ったのは初めてです。中央道からいつも「いつか何時か!」と眺めていただけにワクワクして登りました。岩稜の山なのでもう機会はないなと諦めていましたが、思っていたより楽しく登れもうちょこっと頑張れるかなとさえ思いました。

 7月に見た三ノ沢カールの「見事なお花畑」は、すっかり秋の風情でした。ナナカマドの赤い実はまだ初々しいオレンジ色。あれほど群生して咲いていたチングルマは、羽状の妖精のようで本当に可愛いいです。ウラシマツツジは真紅に紅葉しており花のようでした。

 お天気と仲間に恵まれ、気持ちの良い一日に感謝しています。

 

360度の展望

敏子K

祭日とあり臨時便も出て30分待ちを逃れ気分よくバスに乗ることができ、“宝剣岳と三ノ沢岳”2つの山頂を目指す贅沢山行もさい先良く歩くことができた。ほんのひと月前、高山植物に感激しながら歩いた千畳敷カールも様変わりし、はやくも中央アルプスは紅葉が始まっていた。

 宝剣岳は山頂を目指し渋滞25分。山頂は狭く通過。それから分岐までの岩場は緊張の連続だったが最後は“楽しい”と言葉もでていた。

 「三ノ沢岳は高山植物がいっぱいだよ」という話は三ノ沢カールを見て納得。最後の登りも踏ん張り、山頂では地図を広げて360度の山を皆で確認。登山道は軽い枝切りで歩き難いところもあった。

天候に恵まれ富士山をはじめ360度の展望に感激しながら歩いた一日だった。