静岡・伊那和田 朝日山(1,692m)平森山(1,812m)
「山行目的」水窪の山を地図で確認しながら歩く。
「ルート兵越峠⇒朝日山⇒平森山ピストン
「山行日」2014年9月29日(月)30日(火)
「メンバー」
L:達也W SL:哲哉S 記録:清子S 会計:良子O
「記録」
4:00 阿久比町役場発 新東名浜松浜北ICを出てR152を水窪に向かう。
7:00−15 兵越峠着、登山口発
7:43 水梨山(1,317m)通過
7:51 コル通過
8:06 1,350mピーク通過
8:50−57 休憩
9:44 朝日山三角点
9:57−10:07 朝日山山頂休憩、スズタケはすっかり枯れている。
10:50 1,730mピークここからは北東から東に方角を変える。
11:30−45 平森山着、休憩。ここまで来られたのが嬉しい。深南部らしい頂上。
12:23 1,730mピーク。ここで方角を変える。途中、テープは殆ど無い。
13:17−25 朝日山休憩
15:05−15 水梨山休憩
15:30 兵越峠着、長かったー。行きも帰りも殆ど変らないというハードさ。
この後、天竜の森避難小屋に移動して、楽しい夕餉となった。みんなにやったー感あって気持ち良く食べ飲み、星を眺めた。翌日はちょっと遊んで帰った。何だかんだで、500キロメーター。 (清子S:記)
8時間のアルバイト
達也W
出発地点の兵越峠から朝日山、平森山、その先の白倉山は南アルプス深南部の光岳から池口岳を経て中ノ尾根山と続く縦走路に突き当たる人気のない白倉尾根にある。水窪川沿いの白倉林道からは2つばかりの踏み跡がある。長い林道歩きで中ノ尾根山と三俣山の鞍部からもこの白倉尾根に乗って歩けるやぶ道がある。私達は兵越峠から朝日山を経て平森山のピストンであったが朝日山までは小刻みのアップダウンにふくらはぎは悲鳴をあげる。朝日山三等三角点は発見したが、最高点まではまだ20分ほどかかる。しばらくやぶを漕いで行くと朝日山最高点。さーさー、これからが大変だ。目印のテープもない。GPSなるもの持って無いので地図と磁石は片時も手放ない。広い尾根と2重山稜、間違いやすい所には赤テープを付けた。なんとか南側が開け、私どもの軍門に下った深南部の黒沢山に中ノ尾根山が見える所で東に曲る。ここで初めて赤テープを発見した。僅かな距離だが朽ちたスズタケに引っかかれ、身体を打たれ、倒木を跨ぎ、くぐり抜け、飛び越えてようやく目的地の平森山に辿り着いた。山頂は意外と広く深南部も望めた。これより先の白倉山のルートも確認した。此処で引き返すのですが、朝日山から取り付けた5個程の赤テープは1個だけしか回収できなかった。虫とやぶ漕ぎと急坂に大汗だくだくのアルバイトに足が攣りそう。喉がカラカラになった。こんなことは何年か前に縦走した南アルプス白根南嶺以来である。
兵越峠では毎年10月に静岡県側と長野県側との国盗り綱引き合戦が行われます。
青崩峠はまだ通行止めです。三遠南信自動車道は、何時開通するんですかネ・・・。
傷だらけ
良子O
このコースは獣道だらけで、色々歩けるが何処に行くかは分からない。目的の平森山までは登ったり下ったり、背の高い枯れかけている笹をかき分けたり、大きな倒木を跨いだり潜ったりしながら予定の時間に着いてホッとする。平凡な何も見えない山頂だが途中では今まで登った黒沢山や池口岳に続く尾根が見えた。帰りは通った道と思ったが笹藪だらけの道はどの道が登山道か獣道か分からず、方向で行けば倒木や笹が引っ掛かりスパッに穴が開いた。ザックに刺さった枝を取ってもらったり、こんなに何回も登り下りをした?と思うくらい帰りも急登、急下降を繰り返した。温泉に入ったらみんなも腕や足に擦り傷や打ち身があった。でも苦労して登った後の食事は美味しかった。
爽快な気分で…
哲哉S
お天気に恵まれて目いっぱい歩いてきました。遠くに見える山の頂き付近はもう紅葉が始まっているのか赤い色が目に飛び込んで来た、歩きながらも所どころ桜、大木に絡まるツタが見事に紅くなっているのに出合った。
兵越峠から平森山まで標高差約660m、地形図を見る限り何度か進む方向は変わるけれども県境稜線・尾根を外さなければ、そしてパーティーの足を引っ張らないように一生懸命頑張れば何とかなるような、そんな感じで出発したがそんなにあまい山ではなかった。
思ったよりもアップダウンがキツク長い、喘ぎながらササ枯れの道を登るのだが気がつくとテープが見えない、県境の杭が見えなくなる、朝日山の三角点を見つけるのに苦労し、最高点に向かっては藪漕ぎ状態だった。
朝日山から平森山に向かう道、登りも下りもいたるところ縦横無尽に獣道が走り、どこでも登山道にみえる、ササを踏み分け、巨大な倒木を乗り越えての道には苦労したがテンションが上がった。
休憩を含めて8時間ちょっと、下りも同じくらい時間がかかった難路、何とか歩き通せた、ルートハントに困った時の和田さんの的確な判断・指示で登り返しの苦労もなく、タイムロスも最小限、長いながい下り道に辟易としたが爽快な気分で兵越峠に戻った。
天竜の森避難小屋は貸し切り、冷えたビールで乾杯、一日の達成感に浸った。
就寝前に見上げた星空、深夜目覚めて再度眺めた星空は吸い込まれるように深く印象的だった。次の日ご褒美のハイキングも楽しかった。