期 日:2014・10・10(金)〜10・11(土)
目 的: 冬のルート下見
ルート: 美し森〜出合小屋〜天狗尾根〜赤岳〜真教寺尾根〜美し森
メンバー:新海時生(単独)
記録
10月10日(金)
PM7:00 半田発
10:30 美し森P着 広いPに車数台。車中泊。
10月11日(土)
5:30 P発 薄曇り、寒い。 階段の上から林道に入る(ゲート有り)。
6:45 休憩 林道を1時間程で堰堤をいくつか越えて沢沿いを進む。
7:30 出合小屋 何度か渡渉を繰り返しながら沢沿いの踏み跡をたどる。テープ、ペンキ多し。小屋は古いが割と広い。
8:10 休憩 小屋から赤岳沢に入り10分ほどでケルン2個あり。一旦藪に入りもう1度沢に出た所から取り付く。笹薮の急登。10分程で尾根上に出る。
8:45 休 ちょっとした岩の上 正面に大天狗と赤岳が並んでそびえる。紅葉も進みとても美しい。久しぶり(2年前の仙人池以来)に携帯電話で写真を撮ってしまった。
9:40 休 樹林帯の急登続く
10:00 カニのハサミ岩下(左巻き)
10:15 大天狗手前(たぶん第2岩峰)
11:00 第2岩峰の肩 岩下から左の草付をトラバースぎみに登っていくと、どんどん厳しくなっていき、最後はチムニーからゴツゴツの岩をフリークライム状態で肩の上に出る。元の岩下まで巻き道の確認の為もう1度下って登り返す。右から巻くのが正解だった。ちょっとグッタリ。
11:45 主稜線に出る。大天狗は右から巻き(1ヶ所5〜6mの岩場の登攀あり)、小天狗は左巻き。草付から岩稜たどり稜線に出る。
12:00 真教寺尾根の分岐着 人の往来多し(天狗尾根は前後とも人の気配無し)。風も無く穏やかで、少しまったりと休む。富士山が影絵のように浮かんでおり、反対側には遠く御岳山が白い噴煙を上げている(合掌)。赤岳Pはすぐ上だがパスする事にした。
1:00 休憩 岩場の下りは雪や氷を付けたら結構厳しそう。もう樹林帯に入る
1:50 牛首山 途中サイト適地探しながら下る
2:30 賽の河原 割と順調に気持ちよく下ってこられた。カラマツは緑から黄色に衣替えの真最中。赤も所々入りなかなかいい眺めだ。
3:00 たかね山荘
3:10 美し森展望台 ソフトクリーム食べ、ゆっくり。観光客いっぱい。
3:30 美し森P着 下見目的だったが、なかなかいい山行になった。満足度大。 風呂に入って、食事して、ゆっくりと帰る。
10時頃 半田着
下見山行
新海時生
秋のベストシーズンまっただ中。この3連休はきっとたくさんの計画書出ているんだろうなぁ。ボクの所には1つもお誘いがなく、ちょっとイジけています。行きたい所はたくさんあるので、あれこれ見繕っているとまた台風情報です。前週も剣を中止したところなのに、またですかぁ〜。しょうがないので「たまには奥さんと遊ぼう!!」。(・・・奥さんがこれ読んだらきっとしばかれます。)
その前に、土曜だけは天気もまだ良さそうなので日帰り山行1本入れました。この冬に狙っている八ヶ岳(赤岳)の東面、真教寺尾根と天狗尾根2本の下見に行ってきました。真教寺尾根は何年か前に春合宿で下っていますが、真っ白な冬に登ってみたいと思っていました。問題は下部のラッセルと上部の岩稜帯。体力と技術どちらも欠かせません。挑戦しがいのある長大な尾根です。 天狗尾根は地獄谷周辺にある何本かのバリェーションルートの1つで、やっぱり赤岳にまっすぐ突き上げていきます。上部には赤岳からもよく見える大天狗、小天狗といった大岩(横岳の大同心、小同心みたいな感じ)がそそりたっています。始めて下から入りましたが、思ったよりは踏み跡もしっかりついており、天気陽気ともさわやかで、気持ちよく登っていきました。紅葉も見頃です。冬でなくても結構いいルートでした。(下の地獄谷は何度も渡渉を繰り返すので水量の多い時は苦労するかもしれません)大天狗の岩は登ってみたかったのですが、さすがにフリーソロは無理そうで、今回は指をくわえて眺めるだけとなりました(泣!)。途中1ヶ所岩場を巻きそこなったので、巻き道だけはしっかりと確認してきました。
下見が目的でしたが、思いのほか気持ちのいい、満足感の大きい山行となりました。この冬の目標もはっきりしましたし、今からとても楽しみです。