北ア  剣     (2,662m)

 


目 的:秘境へ

ルート:室堂〜別山乗越〜剣澤小屋往復

山行日:2014年10月11日(土)〜12日(日)

メンバー

L:裕子S SL:みき子Y 記録:良子O 医療:節代K 渉外:梅子N

記 録

10/11 晴れ

05:00 アイプラザ半田発 S車で

09:10 立山駅の川の側の駐車場着

09:40 室堂行きの直通バスに乗る 往復3,890円

11:10 室堂発 晴天 観光客の間をぬって石の階段道を降りたり、登ったり   けっこう疲れる。

11:50 雷鳥荘横で休憩5分 硫黄の匂いがきつい。

13:15 浄土沢を渡れば観光客はいない静かだ。別山乗越を見上げながら10分休憩。チングルマの花後の穂が沢山あり、葉が紅葉している。

14:12 剣御前小屋 10分休憩 やっと登ったが、すぐ岩の道を下る。

15:04 剣澤小屋 新しく綺麗な小屋。今日は台風の影響なのか30人の予約が あったが11人になったそうだ。5 人で一部屋、布団は軽く新しい。夕食、エビフライ、シチュウ、おでん等豪華。景色は剣が目の前、針の木の稜線も鹿島槍も見渡せる。明日は小屋締めで忙しそう。

10/12 晴れ

05:50 小屋発 朝食は卵焼き、焼きサケ、のり、佃煮など美味しかったです。

06:30 剣小屋のすぐ上の尾根で景色を堪能する。大日岳が下に見える。

07:32 コーヒータイム 途中でライチョウの親子を見た。

07:45 剣御前小屋 少しの間自由行動 写真を撮ったり景色を眺めたり。

09:35 大日岳分岐 イワヒバリがすぐそこにいた。どんどん下る。

10:43 雷鳥荘 ジュースの買い物タイム。

12:00 室堂 バス、ロープウェイに乗る。

13:15 駐車場 明日は台風が来る予報からか連休なのに車は少なくなっている。お風呂、食事をして帰宅。 往復約600kmでした。

 

仙人池は来年に持越し?           

            みき子Y

 早くから計画をしていた「仙人池コース」、台風19号の接近で何度も話し合いをして剱沢小屋までのピストンにして出かけました。台風のスピードがゆっくりのため、2日とも快晴に恵まれ雄大な景色を堪能できました。本当にたくさん山が確認できました。思い出が頭をよぎりました。よく歩いたものです。

最近の私は苦しい登りに耐えきれず、自分のペースを出してしまい甘えさせてもらい皆から離れてしまいますが仲間は優しいから許してもらいました。感謝、感謝。話に聞いていた室堂の階段のアップダウンは苦しかったので数えてみました。1000段位ありました。剱周辺の小屋は今日が最後で二股の橋も9時に取り払われるとの事、もし来年行くならば9月中に計画をしなければダメの様です。果たして私に力があるか?どうしても行きたいという気持が維持できるか?考えさせられるところです。

 

剣    澤

              梅子N

 今回も台風で中止かな、と思っていたら何と快晴で剣岳を見に行けました。室堂から下る階段約1000段、帰りはこれが足に来るのだと自分に言い聞かせながら歩く。薄っすらと雪化粧をした山々を見ながら晩秋を満喫し、コースタイムとおりに剣澤小屋に着く。夕方目前に夕日に映える剣岳が美しく雄大な姿を見せていた。

 12日5:50分小屋発、霜柱を踏みながら稜線へ、大パノラマでした。這松と岩の間にライチョウが1羽、何かをついばんでいた。未だいるかもと、そっと覗いてみると2羽いました。ラッキーでした。2,300m付近の紅葉が見頃でした。

 反省点 携帯電話の目覚ましを切っていなかった事です。電源はoffにしたつもりでいたのですが、皆様にはご迷惑をおかけしました。

仙人池はお預け             

             節代K

 体育の日は3連休、紅葉の良い時期。北アルプス仙人池秘境を求めたが台風19号が発生し13日に上陸するとの予報を受けて1泊2日の山行となり、剣澤小屋までとなった。行きは立山駅前から直通バスで室堂まで乗り換えもなくスムーズに行けた。室堂は観光客でいっぱいでした。雷鳥沢キャンプ場からは登山者のみ、快晴で無風状態、時折爽やかな風が心地よく剣御前小屋をめざして登る。青空を背に小屋もはっきり見えた。雄大な立山を見て登れば苦しい登りも和らぎました。秋の山は、夏の華やかな高山植物はないが、役目を終え、枯れて眠りに入る様子は趣があります。おまけに5日前に降った雪が山肌に残り、何とも言えない景色になっていました。宿泊の剣澤小屋は営業の最終日でした。また南股、北股合流の二股の橋も取り外すと言う事を知りました。仙人池秘境コースは9月末が良いとの事でした。月の明りで快晴の日だったが、星の数は少なかったがその代わり岩と雪の殿堂剣岳が堂々と聳えて見えました。翌日も快晴です。下り坂は楽、ルンルン気分で下れました。おまけは鳥が隊列を組んで剣を背に尾根を越えて行った。鳥の名前は分からないです。13日台風19号が鹿児島に上陸した。雨風の中の音が聞こえる中で感想文を書きながら2日に短縮した山行は正解だったと思いました。

今日は晴れだけど

            良子O

 2泊3日の室堂から仙人池〜阿曽原温泉小屋〜宇奈月温泉までの計画だったのに台風が来ると言うので1泊2日に、とても短いコースになったと思ったが、登り下りも結構あり、小屋は綺麗で空いていて食事は豪華、山は2日間、青空でのんびり歩けとてもいいコースでした。 御嶽山の爆発の影響からかミクリガ池周辺には硫黄の測定機や灰を被った時に流す水道(飲めないが)があちこちに会った。地獄谷の道は通行止めだった。別山乗越から地獄谷方面を見るとセメント工場のように地獄谷は白く白煙を上げ、向きを変えると剣が聳え、大日岳が低く見え景色を眺めるだけでも十分でした。

快晴最高!

             裕子S

 5月に発案、7月に計画、それから練りに練ってきた山行の仙人池。8月のアメ・雨・アメで歯がゆい思いをしながら、もしや今年はどこへも行けないのではないか・・・?そして、今回も台風を招いてしまった。1週間前から天気図とにらめっこし、台風の進度が遅い事に着目。日程を短縮してでも綺麗な紅葉を見に行こうと出発した。

 バスの中から紅葉が見える。もしかして、もう剱沢の紅葉は終わっている??室堂に着くと思いの外温かく、軽く汗をかきながら歩く。池を過ぎ、雷鳥沢が見える頃には観光客はいなくなり登山者ばかり。新室堂乗越への道に入るとさらに静かになった。こちらは段差が小さく斜度も緩やかで歩きやすい道。高山病とお友達の私にはありがたい道。ボチボチと高度を上げる。剱御前小屋に着くと、剱岳の姿や剱沢を一望。昼を過ぎても曇ることなく姿を見せてくれる事がとてもうれしかった。剱澤小屋への道は、5日前の雪が所々凍っていた。足を置くところには困らず、注意しながら下る。小屋は明日の小屋締めを控え、少人数で快適であった。

 夜も翌日も雲一つない青空。台風に備え、早めの下山をと歩き始める。剱を仰ぎ見ると、渡り鳥の渡りを見る事ができた。ハイマツには雷鳥も。羽が白く変わりつつあり、冬がまもなく訪れる事を実感できた。

 剱御前小屋前で景色の良いピークへ。かっこいい剱はここでお別れ。眼下の谷は中腹で紅葉。今年の紅葉は早かったのを実感した。それにしても、赤や黄色のコントラストが美しい。写真に残そうにも自分の腕ではとてもとても。目に焼き付ける事に。

 あんなに苦労した道も下山はあっという間。煩わしい階段も1000段あったそうだ。2日間、とても良い天気と楽しい時間を過ごせたのもみなさんのおかげ。ありがとうございました。