戸隠山(1904m)
<日 程>
2014年10月20日(月)
<山域>戸隠
<山行目的>ナイフリッジに挑戦
<ルート>
奥社〜戸隠山〜九頭龍山〜戸隠牧場〜奥社
<メンバー>
L:良子I SL:由紀H 一則O 医療:清子S 記録:圭音留H 会計:由美K
<記録>
10月19日
20:00 板山公民館発
10月20日
5:55 駐車場出発
6:30 奥社(被服調整)急登
7:15 百軒長屋(休憩10分)鎖場が続きます。
7:45 蟻の戸渡り
8:10 八方睨み(休憩5分)
8:35 戸隠山頂(休憩10分)アップダウンが繰り返しあり。
9:10 九頭龍山頂 急な下りです。石が滑りやすい。
9:40 (休憩10分)
10:05 不動避難小屋 沢を下ります。鎖場もあり、石も滑りやすく歩きにくいです。
11:10 戸隠牧場
蟻さんより怖いっす
良子I
皆、楽しそう!戸隠山に来たかったという気持ちが表情に出ています。私だって負けていません。3回目でも条件やルートや仲間が違うので、ワクワクしていました。蟻さんもドキドキしながらも無事、通過。八方睨までは楽しかったのよね・・・。皆さんはここでホッとしたのだろうなあと思いつつ、私は、「怖い下りが待っている」と内心、今まで来た道を帰りたい気持ちでいっぱいでした。そして案の定・・・。八方睨から最後尾にしてもらいました。皆の足を引っ張るからね。そうしたらやっぱりみるみる差が開き・・・。私にとって、ズルズルの下りは蟻さんより、ウンと怖いのです。参った参った。牧場が近づいて、ようやく私は一安心。きれいな紅葉を眺める余裕ができました。途中から雨がぱらつき、牧場から先は本格的に降られてしまいました。早めに行動して良かったです。月曜日の静かな山の中、私たちの周りだけ賑やかな声が響く、楽しい山行でした。皆様、ありがとうございました。
ドキドキ「蟻の門渡り」
一則O
今年の夏、台風のため中止した戸隠山。今度は秋に行くチャンスが来た。メンバーは平日山行組のものが多く、女性5人と私。
20時に半田を出て、戸隠の駐車場に着いたのが、夜中0時15分。4時間ちょっとのアプローチは長い。駐車場にテント設営し、5時15分起床、6時出発を確認して就寝。
翌朝、天気は好く、戸隠山もよくみえる。奥社へむかう参道を30分ほど行くと登山口へ。いきなりの急登が約40分続く。結構キツイ。五十間長屋、百間長屋と岩の壁がえぐられているところを通過。長いクサリ場をいくつか通り、8時前に今回の難所「蟻の門渡り」に到着。全長50mほどの左右が切り立った幅50m〜150cmくらいのナイフリッジを行く。ロープやクサリは一切ない。さすがにバランスが崩れたことを想像すると足がすくむ。かがんで、ときには四つんばいになって、一番せまいところは岩を股にはさんで通過する。渡ってしまえばほんの10分ほどのところ。
もともと鈍感なのか岩場をコワいと思ったことはこれまであまりなかったが、この「蟻の門渡り」はドキドキだった。
一瞬でもバランスを崩し、落ちたらまず命はないだろう。それにしても同行の女性陣は、元気がいい。その難所を渡っているところを写真に撮りあったり(もちろん撮る側の足場は安定しているが)大声で話し合ったりもしている。
八方睨みに到着して、一息。さっきまでの晴天がいつのまにか雲が多くなって、雨がぱらついている。戸隠山頂1,904m。カッパを着る。いくつかのアップダウンを越え、非難小屋へ。ここから下山路。滝の横のクサリ場を慎重に下りる。滑りやすい石質にため、特に注意が必要だ。雨も少々降り出してきた。核心部を通過してからの雨だったのはラッキーだった。牧場へ着いて大休止。あとは遊歩道を駐車場へむかうのみ。
山行時間約6時間。核心部「蟻の門渡り」の約10分のためにあった山行。往復8時間半のアプローチ、前夜発日帰りはちょっともったいない気もする。次回来るときは、ゆっくり2泊くらいできるといいのだが。
スリリングな蟻の戸渡り
由美K
戸隠神社の奥社のご祭神である天手力雄命。神話ではこの神が、天照大神が隠れた天岩戸をこじ開け投げ飛ばした天岩戸が現在の戸隠山とされる。
以前、奥社に参拝した時、いつか戸隠山に登りに来ますねと約束した私が今回、念願叶って戸隠山に山行することが出来た。
前夜発の山行で久しぶりにテントを張った。結構、冷えたので足が冷たい。
空が白々としてきた頃、出発!!鳥居を潜り参道を行く。ピーンとした空気が心地良い。随神門の奥には17世紀に植えられたという杉並木が続き、とても神秘的だ。
登山口に着き、いよいよ登山開始。何といきなり急登だ。ジグザグと登ってどんどん高度を上げる。百闥キ屋で休憩。天気は良く、紅葉がすごく綺麗だ。ここからの登りは鎖場が多くなる。最近、岩場に興味が出てきた私はワクワクしながら登った。そして、遂にあの蟻の戸渡りに到着。細い山道の両脇は断崖絶壁。気合を入れていくぞ!!慎重に・・・馬にまたがるようにして渡る。スリリングだ。でも楽しい。景色は最高!!気分は最高!!奥社から見上げたあの戸隠山に今、自分がいるのだと思うと凄く感激した。
山頂から九頭龍山へアップダウンを繰り返しながら行く。途中。雨がパラパラしてきたが降ったり止んだりの状態。一不動避難小屋を通過し大洞沢の下りとなった。石が濡れているため滑りやすい。何度も渡渉し滝の横にある鎖場を下りた。気が抜けない山道が続き神経を使った。戸隠牧場に着きホッと一息。雨がひどくなってきたが後は林道を歩くルートなので一安心。これも天手力雄命様がきっと守ってくれたのだと感謝した。
最後まで
由記H
前夜発の戸隠山。駐車場でのテント泊は2度目です。12時過ぎに駐車場に着いたのにすでにとまっている車もありました。
神社まではまっすぐな参道が続き紅葉を見たり、『サザエさん』のオープニング画像に使われている戸隠神社奥社参道杉並木を歩いて登山口までのんびりと。登山口を過ぎると一気に急登になりアツイと思わず口から出てしまうほど・・・。急登が終わると今度は鎖場の連続。セメントで固められたかのような壁で石は丸っこくて滑りようで緊張感満載でした。そして蟻の戸渡りでは、四つん這いスタート。なかなか景色がバッチリで高度感100%・・・。無事に渡りきることが出来て良かった。山頂を踏んでからも稜線歩きの道は狭く笹がしげっているから楽勝で歩けるけど、笹がなかったらまたまた足がすくんでしまう感じ。戸隠山から九頭龍山、一の不動避難小屋まではなかなか歩きごたえのあるアップダウンが続き、これが最後の登りであって〜と思いながら頑張りました。でも一の不動避難小屋からの下りは思った以上に気が抜けませんでした。戸隠牧場近くになってくると紅葉がきれいになってお猿さんとも出合、ホットしました。とても緊張感たっぷりで充実した山行になりました。
緊張しました!
圭音留H
山行前に、蟻の戸渡りの写真や映像をネットでみるたびに、ドキドキ。鎖場もたくさんあります。大丈夫・大丈夫!!と自分に言い聞かせ、当日を迎えました。
前夜発、テントで寝るのは2度目。戸隠山の緊張もありましたが、ぐっすり眠ることができました。朝、急いで支度して出発です。
戸隠神社を過ぎたら、急登です。すぐに鎖場が出てきます。それもいくつも続いています。蟻の戸渡りどころではありません。必死で登って行きます。さあ本番!蟻の戸渡りの所まで来ました。想像以上に細い!長い!前の二人は、どんどん行ってしまいます。またいだり、四つん這いになったり、いろいろしてやっとの思いで渡りきりました。ほっとするのも束の間、またまた鎖場。九頭龍山からの急な下山は、濡れていて滑りやすく、笹もあります。沢の所まできました。あと少しと思いきや、渡渉を繰り返すと聞いていましたが、沢の中の石を選んで歩きました。そして又鎖が・・・・。小さな滝の脇にも鎖があります。最後まで気の抜けない山行でした。