八ヶ岳 編笠山(2523.7m) 登山講座実技B
<山行期間>2014年10月25日(土))
<目 的> 登山講座実技B 学んだことを生かして登る
<天 候> 快晴
<ルート>
観音平Ⓟ〜雲海〜押手川〜編笠山(往復)
<参加者>
CL:洞井孝雄
Aパーティ
L:尾崎三郎 SL:大西加代子 SP:鈴木伸子 SP:新美厚子 SP:伊藤さつき 受講生:山本裕之・伊串亨・八木泰江
Bパーティ
L:板津彰伸 SL:脇田征季 SP:加藤由美 SP:立木孝枝 受講生:榊原清文・永田ちえみ・服部敬志
Cパーティ
L:榊原清子 SL:杉江聖子 SP:小井戸東洋太郎 SP:新美梅子 受講生:中村建志郎・野平佳子・山本幹子
Dパーティ
L:鈴木洋介 SL:石黒志貴子 SP:小栗純夫 SP:水谷英子 受講生:松本良子・沢田拡次・石浜雅仁
<記 録>
10月25日(日)快晴
6:00 半田アイプラザ出発 途中で駒ヶ根SA休憩
9:20 観音平Ⓟ出発
10:10 雲海 雲もない快晴で富士山を望むことができた
11:00 押手川 少し急登
12:08 山頂手前の鉄バシゴ
12:25 編笠山 頂上 風は冷たかった。360度の展望ですべての山々が我々を迎えてくれたようだ。
13:10 下山開始
14:30 押手川
15:00 雲海
15:45 観音平Ⓟ
16:00 帰路につく 小淵沢道の駅
恵那峡SAで休憩
19:35 半田アイプラザ到着
(記録:征季W)
登山講座実技(編笠山)
板津 彰伸
登山講座実技の最後は、八ヶ岳連峰の最南端に位置する編笠山2,524mが多いがここ数年山頂にたどり着くことが出来なかった。今年は絶好のコンディションもあり受講生の頑張りもあり全員が登ることが出来て皆が満足できる山であった。受講生にとっても八ヶ岳の紅葉は格別だったようで景色を堪能したことだろう。
【ルートの紹介】
観音平から右手側の三ッ頭に伸びる尾根を見ながら樹林帯を登ると雲海に到着する。南アルプス、富士山が大きく見え、その後針葉樹林帯を登ると押出川に到着する。 押出川で青年小屋への巻き道をやり過ごし直登すると登山道は傾斜を増しこのルートで唯一架けられた梯子を登りハイマツ帯に入るとさらに傾斜を増していく。 視界が大きく開けると大きな岩がゴロゴロした山頂が目前に見えてくる。編笠山山頂は森林限界のハイマツ帯で、北斜面などに大きな岩塊がある。八ヶ岳連峰の山々や南アルプスの山々などの眺望がある。
【受講生について】
今年の受講生はみんな元気があったのが印象的だ。1名だけが今回もめまいがするような症状で遅れたが、どちらかというと山の登り方がわかっていなくて苦労していた。今回もゆっくりペースで登ったこともあり体力不足は感じなかった。
【会員のフォロー】
出発時間を考えても事故も無く全員が山頂を踏み明るいうちに下山出来た事は、CLの判断や対応、PL、SLの休憩時間の取り方や歩くスピードなどの配慮があったからだ。サポート役として前回に引き続き多くの会員が参加したが受講生に対するフォローをする目的の参加のはずだが実際はどこまで出来ていたのだろう?
地図やコンパスの使い方などの使い方や歩き方など教える事も多かったはずだ。受講生の為の実技のはずが、自分の為の山行となっていなかっただろうかを考えて欲しい。
【CLの指示と対応について】
一人のメンバーが体調不良になった。CLが引率することになり他のパーティーは先に登るように指示された。同時に山頂に到着したら会員の一人を降ろすように指示された。山頂で必ず待っていることを約束して山頂を目指した。
今回も無線があり3パーティーとの交信が出来たので。先行のPLに山頂に付いたらすぐに迎えに行くように指示した。
CLから指示されたこと対して、誰を降ろすかを考えた。沢山の会員がいるのに私が思いつく適任者は数人しかいない。一緒に山に行く仲間はいるが信頼するメンバーが少ない事を感じる。
同時に私も山頂についてすぐに迎えに行くことにした。登山道を戻り10分程度でCLに会い遅れたメンバーと一緒に休まずにゆっくり歩き山頂に到着することが出来た。山頂では、みんなの拍手があり仲間意識を感じた。仲間なんだぞ!
今回のCLの采配はとても良かった。全員を時間内で登らせて下山させる事の大変さを再確認した。いつも自分がリーダーならどう対応するのか?を考えていないといざという時の対応や判断が出来ないような気がする。厳しい山やバリエーションルートばかりに行く仲間が増えているようだが、もう少し考える山も体験する必要がありそうだ。
後日談として今回の登山講座から多くの受講生が入会されるようだ。良き山の先輩として対応しましょう。
山頂踏めるかな・・?
厚子N
そんな思いを吹き飛ばしてくれたのは富士山が車中から見えたこと。そして、風もなく寒さで震えることもなく、登山道から時折振り返ると冠雪の富士山〜甲斐駒、仙丈のクッキリとした展望。
それから何よりも、押手川からの急登も皆頑張ったこと!
「山頂に着けばもっとすごい大展望が待っている!」と皆、気持ちは一緒だったはず。
気持ちを裏切らなかった山頂での、ここまで見えるか!と思わせた360度の大パノラマ。大好きな槍の穂先にも出会えてつい笑みが・・。
8月に登った阿弥陀の南稜には、感慨深く見入ってしまた。
もし、曇っていたりカッパを着ての山行だったらどうだったんでしょう?周りは真っ白、展望0・・・。
気持ちもなえるし時間も遅れて山頂踏めなかったかもしれません。
山の大展望からもらうエネルギーってすごいなー!!って感じた一日となりました。お天気に感謝!そして受講生も会員もみんながんばったよね!ありがとうございました。
編笠山
梅子N
観音平駐車場から歩き出して、間もなく皆さんの歓声に目をやると富士山が素晴らしい姿を見せてくれました。
唐松の落葉で登山道が足に優しく歩きやすかったです。編笠の山頂では、富士山・白山・御嶽山などなどの大パノラマの眺望に感激でした。皆さんで山頂に立てたことが何よりでした。有難うございました。
登山講座に参加して
志貴子I
講座の実技として3回ほど編み笠山へ
1回目も天気が良く展望が抜群でしたので山頂でゆっくりした覚えが2回目は雪に降られ青年小屋から帰ったことも3回目の今日は天気が良く360度の展望が得られ登山講座の方達も満足して帰路に着かれたと思います。山行はいつも展望が得られるとは限らないが雨、風に有ってもそれなりの対応をして歩けば又楽しということもあります。
これを機会に入会をお勧めします。
入会したら一緒に歩こうね?
富士山に見守られて
聖子S
登山講座の最終の実技で編笠山に行ってきました。この山は、一昨年の講座の実技で雪で敗退した山です。コースは前回と違いますが、ある意味リベンジです。朝6時、少し遅めに半田を出発して、登山口の駐車場に着く頃には、既に、車がいっぱいで、側道に停めている車も・・・奥まで入っていくと、少し分かりにくい所に臨時駐車場があり。そこに車を停めて準備をしてスタートしました。今回は、編笠への直登ルート。ひたすら登って、ひたすら下る。樹林帯の中なので、景色も変わらない。登りも下りも、“この道に飽きてきたよね・・”と話しながら、でも、まだ残っている紅葉と、視界が開けて、時折姿を見せる富士山を楽しみながらの山行となりました。山頂直下が一番の急登。ペースを落とし、見えそうで見えない山頂を目指し、一歩一歩進みました。そして、頑張って辿り着いた山頂では、360度の展望!!頑張って登ってきたご褒美と言わんばかりの絶景でした。当初、6時の出発に“山頂に辿り着けるだろうか”という不安がありましたが、板津さんの“山頂まで行くぞ!!”の言葉に、最初から諦めるのではなく、決められた時間と条件化で、どうしたら山頂に行けるのかを考えて、行動する事の大切さを実感しました。今回は、天気もよく、条件が良かったから、というのもありますが、更にそこに“山頂まで行く!!”という皆の強い思いがあったからこそ、辿り着けた山頂だと思いました。
編笠山の展望満喫
由美K
三年前、登山講座を受けていた私が講座の実技で登ったのも、この編笠山だった。あの時は、雪が降り青年小屋から引き返すことになって山頂を踏むことは出来なった。その後、今回の下見山行を合わせて4度目の編笠山であったが今日ほど素晴らしい展望を望めたのは初めてだった。
登山口に近づくバスの中で富士山の姿を発見しテンションアップ!!天気も良い。いい感じだ。
観音平から緩やかな登山道を登り始める。紅葉も美しく、少しヒンヤリとした空気が心地良い。所々、保護の為、木には網が巻いてあった。
押手川を過ぎたころから登りが徐々にきつくなる。岩も多くなってきた。以前来た時よりもコケに元気がないように思える。
鉄のハシゴが見えてくる。増々、登りが急になる。踏ん張って登る。前方に青空が見えるようになってきた。山頂までもう少し・・・がんばるぞ!!
山頂到着。まずは三角点にタッチする。そして、眼の前に広がる美しい景色を楽しんだ。雄大な富士山、噴煙を吐いている御嶽山、めったに見られないという大好きな白山の姿、槍ヶ岳も望めた。何と素晴らしい光景だろう・・・嬉しくなって、「感謝します。こんな素晴らしい機会を与えて下さりありがとうございます。」と山の神々様に手を合わせた。
ほんとうに感激した山行だった。
やっ〜ほ〜〜
純夫O
時には、他の山域の山登りがしたいと思っていた時に今回の計画があり、参加しました。
ザックに個人装備と共同装備のコンロ、医薬品を持っていくことになり初めて持っていくものを準備しました。
ベニア板をザックに入る大きさに切り、EPIの重量を測って残量の確認や、バナーの着火具合を点検した。医薬品は虫刺され用(吸出し、軟膏)怪我用(手袋、洗浄水、マキロン、バンドエイド大中小、三角巾)捻挫用(ガムテープ、テーピングテープ?)漢方薬(胃腸薬、芍薬)を準備した。
個人装備と共同装備や行動食を加えて約9kgのザックで登る。
朝6時の出発に間に合うように目覚ましをセットしたが、4時半には目が覚めて5時半に集合場所に到着した。
伊勢湾岸から豊田〜中央道で小渕沢ICを降りて観音平の登山口駐車場へ途中の道の木が紅葉していた。
駐車場より緩やかな登りを約1時間登り少し休息した。周りの視界が開けて遠くに雪を被った富士山が良く見えて爽快な気分の山登りが続き押手川まで登る。押手川から斜面が急になり、汗が目に入りハアハアと息をしながら頂上を目指す。最後の登り切った山頂は360度の超パノラマで、中部山岳の遠くの山まで見える快晴に恵まれ、思わずやっ〜ほ〜と言いたくなるような眺望でした。
少しづつ行ってきた筋トレの効果を信じて登った今回の登山でしたが、まだまだ山での歩き方が出来ていないことを痛感しました。
鳥瞰図を見るような・・・
加代子O
今年はなぜか八ヶ岳に縁がある。7月、9月、そして今回で3回目。八ヶ岳は連山ではあるけれど、富士山のように長いすそ野を持ち、他の山々とはずいぶん離れているので、どの頂に立っても展望が広がっている。
しかし、前回の山から40日も空いてしまったので、少々体が重い。やっぱり月2回くらいのペースで登っていないと体がなまってしまう。
幸い今回は登山講座実技でのサポートなので、いつもよりうんとゆっくりと歩くくらいでちょうどいい。押手川から頂上まで続く急登は、すばらしい眺めに助けられながら登り切った。そして、途中ですれ違った登山者から白山が見えると教えられ、地図を見ながら探したら、御嶽山と乗鞍岳の間にその姿があった。
この様な大展望、私が今まで見てきた中では最高といってもいいだろう。まるで鳥になってこの風景を見ているように
笠の頂上でみえたもの
さつきI
登山学校の実技で編笠山に行った。前、行った時なる程「笠だー」と思って楽しみに、でも今度は違って紅葉と360°の頂上展望に見とれた。来た者だけ味わえる絶景、浮世の出来事を忘れて心が山に吸い込まれて心がきれいになってゆく。山に来る一つかもしれない、又そうでありたい。
煙の上がっている御嶽山・のりくら、その間の遠く白山、振り向けば富士山。忘れない絶景の数に入る事だろう。御嶽山に向かってそっと手を合わせた心がせつなくなる。元気に帰ってこそ山に行く者の原点です。又、そう思う。
なぜでしょう。
洋介S
登山講座受講生のサポートとして編み笠山に行きました。同じパーティに登山講座で初めて山登りをした方が見えました。1回目の鎌ガ岳実技でザイルを使って急登を登った、下を覗いたら絶壁であった。2回目の実技編笠山も分かりにくく登山道で迷子になりそうだ。なぜつらくて危険な山に登るのか?理解できないと話されていました。実技ではいろいろな経験をするためで、通常は、ザイルは使いません、登山道も印や踏み跡がはっきりした明瞭な道がある山にいきますと回答をしました。しかし、なぜ山に登るという回答にはなっていませんでした。なぜでしょう、哲学ですね。
富士山っていいね!
清子S
観音平から編笠山へ。青年小屋から岩稜を頂上目指すのも中々大変だから、急登ではあるけれど、一頑張りして山頂を目指すのもいい。特に今回は天候に恵まれて、雲海展望台過ぎてからのちらちら見える富士山は素晴らしい。全く富士山って特別な何かを持っていて、本当に万人を癒してくれる。山頂は、日曜日で紅葉の時でもあるので登山者で賑わっており、権現岳や西岳が手にとるようにはっきり見えた。もうあらゆる方角の山並みが見えて、こんな日に当たることもあるのだと嬉しくなる。講座の人の足も中々達者で、「足、大丈夫かなー」と心配するも復活して歩き通し、景色満喫し、中々楽しい講座実技だった。ただ、ちょっとばかり遠かったかな。何かあって下山が遅れたりしなくて良かった。車に乗っている時間長かったなー
綺麗な円錐
孝枝T
国土地理院の地図で見る編笠山の等高線はまるで年輪のように綺麗に揃っています。
高速道路から見えた編笠山の山頂部分は綺麗な円錐が天に向かって伸びているようでした。改めて実際の地形と地図を照らし合わせると面白いなと思いました。
一般の方々と登ると、山を始めたばかりの頃の自分をよく思い出します。自分の足で頂上まで行って、今回の美しい景色を見たら、どんな人でも山が好きになると思うのですが、いかがでしょうか?
山頂からは登山学校で登った阿弥陀岳南陵が見渡せました。とても感慨深く稜線を指でなぞってみました。山の連なりのように記憶もつながるのがとても嬉しいものです。
編笠山感想
英子M
浅の冷え込みから一変して昼の上天気、なんだかウェアの選択を間違ったようで「暑い、暑い」苦しかった。紅葉も美しかったが一番の思い出は、サポート役の私がサポートされたことだ。またまたご迷惑をかけた。気持ちでは、遅れないようについていこうと思っているが足がそのように出ない。正直言って登りは「嫌い」苦手といえばいいが好きと嫌いで言えば「嫌い」だ。いつになったら、スムーズに登れることやら・・・たぶんありえない、持久力勝負のマラソンも大嫌いだったしな・・・。しかし、学んだことは多かった。
受講生とともに編笠山
征季W
受講生と一緒に編笠山に登りました。私の時も登山講座の最後の実技で登りました。その時の思い出は曇りで青年小屋まで来たら、少し雪も降ってきました。青年小屋から向こうの岩にもうっすらと雪がついていました。会長の決断で引き返すことになったのでした。そんな思い出のある山でした。
今回はお天気に恵まれて、とってもいいお天気で雲海あたりから、振り返ったりすると富士山がよく見え勇気づけられました。ハシゴを登りいよいよ山頂が近づいて来ます。そして山頂です。素晴らしいお天気で360゜で山々が見えていました。特に印象っていうか感慨深かった山は冬合宿と県連登山学校で登った阿弥陀岳でした。初めての冬合宿が阿弥陀岳、県連登山学校で学んだ仲間と登った山でした。この編笠山も思い出深い山の一つです。登山学校から私も半田ファミリー山の会へ入会しました。もう、早くも2年半年も経過したのです。その間にとっても多くの山へ登ったりしています。先輩の会員の方からすごくたくさんの事柄を教えてもらっています。今も教えて頂いています。もっともっと山のことを知って私も後輩会員から頼りになるような会員になりたいと思います。
受講生と一緒に登りながら、もっといろんなことを教えることができれば良いのですが・・・まだ、あまり自信が無いということもあり、消極的になってしまったと思います。
これから、登山学校を終えて半田ファミリー山の会へ入ってみえる方もいらしゃると思います。ちょっとは先輩になりますので、気軽にお声をかけてきて下さいね。私よりも人生の先輩の方ばかりですけど、よろしくお願いします。新しい会員の方と仲良く、そして時には厳しく接していきたいと思っています。そうなるためにも、いろんなことを学んで経験していろんなことを知っていくようにしたいと思いました。
そんなことを周りの山々が全部見える山で思いました。