八ヶ岳   横岳(中山尾根)

 

目的:クライミング

日程:2014年10月26日(日)

メンバー L:新海時生 SL:良子I 記録:裕幸T

天候: くもり

10月26日(日)

4:00 半田発

6:45 美濃戸P着

7:00 準備、出発

8:00 (一本)

8:30 赤岳鉱泉着(一本)

8:55 分岐(通過)

9:30 取付き着

9:55 クライミング開始

10:25 2P終了

10:50 3Pコンテにて(一本)

11:45 4P終了 5P歩き

11:55 6P終了

12:05 トラバースして登山道に出る
12:25 準備、出発

12:35 地蔵の頭(地蔵尾根を下りる)
13:05 行者小屋(一本)

13:20 出発

14:15(一本)

14:50 駐車場着

 

 次は積雪期!?

良子I

2週前に中山尾根を登る予定だったのですが、雨で中止。残念だなあと思っていたら、すぐにチャンスがやってきました。中山尾根を調べても積雪期の記録しか出てこなくて、どんなところか分からず、不安に思いながらの出発です。中山乗越から取り付きまでは、しんどい登りでした。取り付きに着いて準備をしているとドキドキが増して、寒さのせいにしたいけど、そればかりでは決してないであろう足の震えがやってきました。困ったもんです。いよいよ登ります。新海さんたらフツーのトレッキングシューズで、スタスタ登って行かれちゃいました。で、私の番です。ヤッパリ出だしは緊張し過ぎて、何をやってるんだか。そしてちょっと上がったら、下で舘林さんが、「ボルトが取れた」って、笑うに笑えないことをおっしゃって…。怖さが増すじゃないですか!その後、滑る上に岩が剥がれる草付きと、私が楽しめる岩を繰り返して、登山道に出ました。今回は登り始めてすぐにガスってしまって、景色が楽しめなかったのがとても残念でした。せっかく八ヶ岳に行ったのになあ…。でも無事に楽しく登れて、嬉しい限りです。ありがとうございました!!

八ッはやっぱり冬!

           新海時生

 南八ヶ岳の西壁近辺にはここ何年か通い詰めています。目的が雪のバリェーション登攀とアイスクライミングですから冬場(12〜3月)にしか行く事がありません。この冬だけでも4度通った美濃戸から北沢を歩きながらとても新鮮でした。雪のない北沢は初めてなのか、全く記憶にありません。赤岳鉱泉の前も屋根付きのテラスのようになっており、ビックリしました。どこもここも雪の無い景色が新鮮で楽しかったです。常々「冬にしか行かない!」と言っていたのですが、うちの会でも登山学校の加減で時々行ったりするので一度どんなものか試しに行ってみようかという事になりました。

 中山尾根は今年の三月に登っているのですが、とても怖く大変で、やっとの思いで登り切ったルートです。さて雪がない岩はどんなだろう・・?まず厚い手袋を着けなくていいだけでもグレードは一級以上違うでしょう。アイゼンもいりませんからどうという事は無いだろうと岩を見上げながら思いました(初めてこの下部岩壁に向き合った時にはなにやら不気味で内心怖気づいていました)。クライミグシューズは履かずにアプローチ(もどき)で登り始めましたが、すぐに足が止まりました。岩が脆く、ボロボロです。下手につかむと力入れる前からはがれたりします。確認してもホールドに力を掛ける時にはコワゴワです。ロープが擦れるだけでも落石しそうで気を使います。冬は雪や氷で固まっているのか、これまで気になったことは無かったのですが、とてもフラストレーションのたまるクライミングとなりました。それでもスタンス、ホールドはともに豊富で、半年前あんなに苦労したのがウソのようでした。草付も思ったより踏み跡はしっかりしており、サクサクと登り、アッケなく終わりました。やっぱりここいらの岩はクライミングにやってくる感じの所ではないようです。

(この日も前後まったく人けはありませんでした)また寒くなったらアイスバイル抱えて行こう。もうすぐです。

 

取り付きまでの割には…

裕幸T 

ずいぶん久し振りに八ヶ岳に来たような気がする。よく考えたら雪の無い八ヶ岳は初めてだった。八ヶ岳も遠い気がしていたのですが、日帰り圏内なのですね。今回の中山尾根は取付きまでが大変な割に、クライミングは割とあっけなく終わってしまった。どうも中山尾根は冬がメインのようです。そう考えると、厳しさが数倍違ってきそうです。今回は下見・・・、いつか冬にも来てみたいですね。また、宜しくお願いします。