鈴鹿 釈迦ヶ岳1029m
期日: 2014・11・16(日)
目的: ボッカトレ
ルート: 朝明〜松尾尾根〜釈迦ヶ岳〜国見岳〜ハライド〜朝明
メンバー: 新海時生(単独)
記録
5:00 半田 発
6:20 朝明キャンプ場P着 車10台以上。500円集金される
6:55 松尾尾根 取付き
7:10 〃 発 26kgはかつぐまで大変だが、背にしてしまえば そう苦になるほどの重さでもない。天気は薄曇り
7:55 休憩 でかい岩ゴロゴロ 久々のマツオネだがさすがの急登!
8:40 松尾尾根の頭 もうキツイ
9:15 釈迦ヶ岳P着 タイムは「2時間以内で」と思っていたが、これが精一杯。先を急ぐ。
9:50 休 (猫 かな?) 重さがきいて、下りもさっぱりペース上がらない。足よれている。
10:30 白滝谷分岐 もう急ぐのはヤメた、無理!
11:10 金山 結構つらい。限界近し
12:05 根の平峠 もうダメ。肩痛いし足ヨレヨレ。予想以上にこの稜線は長かった。
このまま朝明へ下ろうかとも思ったが、取りあえず水6L捨て、国見に向かう。
13:10 ハライド分岐 大休止。6L捨てて、ずいぶん楽になった。とはいえ、取付きからちょうど6時間。国見岳Pはもうすぐそこだがタイムアウトという事で終了とする。限界です。残りの水9L捨てる(1本だけ残す)。
2:10 ハライド着 ザックはまだ10kg近くあるはずだが背中に羽が生えたように楽になった。天気も良く、釈迦の山並みが美しい
2:45 朝明P着 道はいいし、背中は軽いし、快調に走り下りる。朝明周辺は紅葉真っ盛りです。国見〜ハライド〜朝明の間も結構たくさんの人に会う。人気のルートなのかな。目標には届かず、最後は水も捨ててしまったが、まあ こんなもんなのでしょう。
〈反省〉 留守宅に下山連絡忘れ、先方より電話をもらう。すみませんでした。
合宿テスト?(ボッカトレーニング)
新海時生
その昔、学生時代には夏でも合宿は40キロにもなるザック(キスリング)を背負っていました。その為のトレーニングも30kは当たり前でしたが、そりゃ年寄りなんかいないはずです。この会に入ってから30kは入道の荷揚げで1度あるきりで、20kを越す事すらまれにしかありません。装備も食料も格段に進化した現在、夏場にそんな荷物はよほどの長期でなければあり得ません。ただ、厳冬期にアルプスの縦走やバリェーションの合宿でもしようと思ったら、今でもそれなりの荷物と体力がいることに変わりはありません。冬の自然や気候が変わったわけではないのですから・・・。
以前から噂に聞いていた東海山岳会の冬合宿テスト。ずっと半信半疑だったのですが、最近S君が初挑戦したと聞きました。30kの荷を背負い、朝明から釈迦〜国見、御在所、鎌まで縦走、制限時間が8時間(たぶんコースタイムの8掛け位)というものです。S君は途中の関門(国見岳6時間)を通過できなかったという事で残念でしたが、ぼくも1度挑戦してみようと思い立ちました。合宿には行きませんが、体力テストです。
ザックにシュラフ2個と水18L、その他をつめると26kgになりました。少し足りない分は年寄り割引という事で・・・。始め、26kgのザックは持ち上げるのも大変ですが、背負ってしまえば思ったほど苦にはなりませんでした。ただショッパナから松尾尾根です。急登揃いの鈴鹿の中でもここの登りは横綱格ですから助走もなしにいきなり100m走のようなもので、喘ぎ喘ぎです。時間制限有りですからボチボチというわけにもいきません。釈迦に着くころにはもうすでにこのテストの無謀さを理解しました。下りもペースは上がりません。稜線上の小さなアップダウンがどんどんつらくなってきます。「もう1山、もう1山・・」と頑張りましたが、根の平峠でとうとうギブアップです。朝明へ下ろうかとも思いましたが、まだ時間はお昼です。取りあえず水を6L捨て(20kですが意外と楽になりました)国見岳に向かってきつい登りです。ハライドとの分岐点でちょうど取付きから6時間のタイムアップ。国見のピークはすぐそこですが、ここで水みんな捨てて「終了」という事としました。ザックにはまだ水1本を含めて10k近くあるのですが、背中に羽が生えたようで、ルンルン気分でハライドを回って帰ってきました。
どちらにしても合宿テストは完璧不合格ということになりました(国見越えられても2時間では空身でも鎌まで着きそうにありません)。鎌まで30kg8時間って、一体どんな人たちなのでしょう?
若ければ出来るものでもありません。
本気で冬山に向かう覚悟を持った人たちが毎年、毎年このテストに挑んでいるのだと思うと感心するばかりです。 僕ももう61歳、すぐに62です。それでも
もうちょっと頑張りたいと思っています。冬山もまだしばらくはやりたい。半端な気持ちでなく、体だけは鍛えておかなければとあらためて思い知りました。取りあえず正月山行で遅れとらないように、あと1ヶ月、久しぶりに走りこみますか。