テキスト ボックス:北アルプス 常念岳(2857m)蝶ヶ岳(2677m)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 








目的:北アルプスの稜線からの景色を満喫

日程:2014年8月23日(土)〜24日(日)

 

メンバー 

L=聖子S SL=東洋太郎K 会計=洋介S 食担=真琴Y 記録=裕幸T

 

天候:8月23日 晴れ

       8月24日 くもり一時雨

8月23日(土)

04:00 半田発

07:30 三俣登山口P着

07:55 準備、出発(休憩4回)

12:25 前常念(休憩)

13:30 常念分岐 小屋から常念岳を往復する団体さん多数

14:40 常念小屋着 小屋はたくさんの人、テント設営 小屋前のテーブルで食事

8月24日(日)
03:15 起床

04:10 撤収、出発 頂上まで往復の団体さん多く、頂上付近で渋滞

05:40 頂上

08:35 蝶槍(雨、カッパを着る)
09:20 蝶ヶ岳(通過)(休憩2回、カッパ脱ぐ)

11:15 まめうち平(休憩)

12:45 三俣駐車場着

 

歩ききれました

真琴Y 

8月に入って、雨の日が多く、この山行もどうなるかと思いましたが、計画通り歩くことができました。常念〜蝶への縦走は予想通りとても厳しい山行となりました。まず、三股で常念岳と蝶ヶ岳への分岐があり、注意書きが・・・「毎年疲労による遭難が発生しています。体力に自信のない方はルートを変更してください」と、すごく不安に。さっそく登りが始まり地図を見てもなんだこれは!?っていうくらいジグザグな登りが長く続きました。標高にすると600m弱。やっと登り終え樹林帯の中を少し歩くと、前常念が見えてきました。あそこまで登るのか・・・と思いながら少しずつ登ると岩がゴツゴツの岩稜地帯しかも急登。標高にして300mくらい。とにかく歩きづらいし急登だし、体力限界だし、ヘトヘトになりながらゆっくり一歩ずつ歩きました。やっと前常念に到着。このころには足もしびれてきました。ここから常念の8合目分岐までが、疲れ切ったわたしには長く長くツラいものでした。分岐に到着すると雲の合間から槍ヶ岳が見え、頑張って登ってきて良かったと思え、あとは小屋まで下るだけ!と意気込みましたが、この下りも疲れ切った足にはツラく、浮石も多く大変でした。2日目は4時ごろ出発し、いきなりの登りに常念岳山頂に着くころにはすでにバテバテ。このまま蝶まで歩ききれるのか、本当に不安でしたが、とにかく歩くしかないと思いゆっくりですが、とにかく歩き続けました。常念から蝶まではアップダウンも多く、疲れ切ったわたしにはツラく苦しいものでした。蝶槍に着いたときに雨が降りだし、蝶ヶ岳ヒュッテに向かうまで雨と風がありましたが、それ以外は雨もなく充実した2日間でした。夕日に染まった槍ヶ岳はキレイでした。ただ、登りも下りもとにかく長いルートで体力、筋力、メンタルの弱さを痛感。でもとてもいいメンバーに恵まれ歩ききることができました、みなさまありがとうございました♪

   

キツイコースでした。

洋介S

常念岳・蝶ヶ岳へ行ってきました。三俣から常念岳⇒蝶ヶ岳への縦走コースです。この三俣から常念岳に登るコースは雑誌には避けた方が良い、人からも止めた方が良い、また登り始めの看板には体力の無い方は別のコースへ・疲労遭難に注意とあり、一体何があるのだろうと思いながら登り始めました。

風がなく湿度の高い樹林帯のきつい登りを抜けると緩やかな登りとなります。木の根の張り出しやぬかるみが歩き難いと思いながら登っていると、前方が開け、前常念が現れます。花崗岩の岩稜を、両手を使い登っていくと石室が現れます。約1300mの高度を登ったことになり、この時点で気分は悪く、脈は速く、喉は渇き相当疲労しているなと感じました。ご指摘の通り、避けた方が良いコースの様だ。前常念からの岩塊の積重なった尾根をフラフラしながら進みやっと常念小屋への分岐に辿りつきました。ここから300m下ってやっと小屋です。ビールで乾杯し疲れを癒しました。

翌日はガスが多くまた一時雨にも降られ、期待した穂高連邦を眺めての稜線歩きはできませんでした。でも、花畑やゴジラも見られたのでよしと思いました。

メンバーの皆様ありがとうございました。2日間楽しい山行でした。もう一度同じコースをと言われると、遠慮したくなるほどキツイコースでした。

 

稜線からの絶景!?

             聖子S

 去年、計画をして行くことが出来なかった、常念岳〜蝶ヶ岳へ行ってきました。天気が心配されましたが、1日目は快天。三股登山口から、急登続きの林道を登っていきます。湿度が高く、風もほとんど無い。暑い中の急登は大変でした。林道を抜けると、岩稜帯に変わり、前常念を目指します。目の前に見えているのですが、ここも急登で中々進みません。左手に前穂を見ながら登っていると下から雲が上がってきて、一面覆われてしまう事も・・・休憩を取りながら、何とか常念岳8合目の分岐まで。そこからドーンとかまえる槍ヶ岳を前に、しばし撮影会となりました。そこから一気に常念小屋まで下り、テント設営。小屋の前のベンチで夕食をして、槍に落ちる夕陽を見ながら1日目は終了しました。

 2日目は3時起床4時発で予定していましたが、少し寝坊して、4時過ぎにヘッデンを着けて常念岳へ向かい登っていきます。朝起きて一番のこの登りはきつかったです。8合目の分岐に着く頃には、一面雲の中、日の出を向かえ、丁度風も強くなってきたので、被服調整をして常念岳山頂へ。狭い山頂の為、ツアーの団体の写真撮影をするのを手前で待機しながら、全員の状態と雨雲の行方を確認し、計画通り蝶ヶ岳に向かう事に。常念岳山頂に立ち、写真を撮ったら、いそいそと蝶へむかい出発します。今回の山行の目的は、ここからの“稜線の眺めを楽しむ”でしたが、一面雲に覆われて、穂高連峰は姿を見せてくれません。でも、諦めきれず、何度か視線を移すと、雲に丸い虹が・・・“ブロッケン現象だ!!”時間が経つと消えてしまうのですが、これが、何度も出現して、稜線からの景色は楽しめませんでしたが、その分、ブロッケン現象を何度も堪能しました。岩稜の稜線が終わると、樹林帯のピークを二つ経て蝶を目指しますが、風も無く蒸し暑い中の登りは体力を奪われました。蝶槍手前からポツポツと、雨かな・・・と思っていたら、蝶槍で休憩をしようと思いザックを降ろした所で本降りに・・・雨具を装着して、蝶を目指します。が、段々雨が横殴りに・・安定している登山道で良かった。と思いながら、蝶ヶ岳を越えて、蝶ヶ岳ヒュッテまで。段々雨脚も弱くなってきたので、ヒュッテを越えて、三股方面へ。樹林帯に入る頃には雨もあがり、1本目の休憩で被服調整を行い、後はひたすら下るだけ。変わらない景色の中、段々重く感じる荷物と、二日目の足の疲れを感じながら、なんとか三股登山口までたどり着けました。

よく考えてみたら、今回は、この会に入って初めてのLとしての個人山行。メンバーに助けられ、無事終えることが出来ました。皆さん、有難うございました。

 

アルファ米は別腹

東洋太郎K

 今回はパーティの皆さまへご迷惑をお掛けしました。2日目に膝の裏が痛くなり荷物を持ってもらうことに。1日目、常念岳への登り。前常念への長い急登までは調子は良かったのですが、稜線へ出て岩場を歩き始めてからがダメでした。自分の歩幅で歩けない、一歩一歩に力が入る。最近は山へ行く頻度も少なく筋力も低下していたようです。救助訓練でも経験しましたが動けなくなってからでは困るということでLの指示で荷を分けてもらい無事に下山できました。安全登山はこんな意識の積み重ねで成り立っていくのだと再認識。

ここまで情けない部分ばかり書いてしまいましたが、久しぶりの山行は充実した2日間でした。心配された雨もほとんど降られず、テン場から槍ヶ岳の絶景も楽しめました。

そして最後に名言です。「アルファ米は別腹」。苦手な方も多いですが私はあまり気にならないです。今回はたっぷり1.5合くらい頂きました。