美濃 烏帽子岳(1625.3m)

 

 

 


<日程>2月2日(月)晴れ

<目的>雪山を楽しむ

 

<ルート>めいほうスキー場P〜烏帽子岳 ピストン(山中山は時間の都合上カット)

 

<メンバー>

L:良子I SL:佐枝子M 車:優子S 会計:由美K 記録:幸江N

 

<記録>

5:00 半田アイプラザ出発

7:05 めいほうスキー場P着 トイレ、準備

8:00 第一リフト 乗車

8:15 第二リフト 乗車

8:30 第二リフト 降車 登山届を係員さんに提出 登山口出発

8:35 雪が深く、重いのですぐにワカンを装着。踏み跡が全くないので、みんなでラッセルを交代しながら進んでいく。

10:53 休憩

12:22 烏帽子岳山頂着 休憩

12:30 下山開始 行きに付けたトレースは所々消えていた。再びラッセル。

13:43 休憩

14:38 登山口着 降りのリフトは乗れないのでゲレンデを歩いて下山

15:30 第二リフト乗り場着 トイレ休憩 

15:56 めいほうスキー場P着

16:15 P出発 岐路へ

18:16 半田アイプラザ着

 

 

ラッセルにヘロヘロ

            由美K

めいほうスキー場に車を止め、リフトを2つ乗り継ぎ、烏帽子岳を目指した。稜線を進んで行くがあまりの積雪にワカンを装着した。それでもワカンが沈み込み歩きづらい。こんなに雪が多いのもあまりないらしい。ある意味ラッキー!!

今日が初ラッセル。気持ちいいと思ったのはほんの数秒・・・雪の抵抗が大きく、すぐに足が疲れてしまった。先頭を交代してもらい、最後尾につき歩き始めると、あれっ?さっきとは大違い。楽ちんだ。ラッセルがいかにエネルギーを使うのかを体感した。

天気は曇り空で視界が悪い。展望もなく周りの景色も全く見えない・・・進む方向が分かりづらく大変だ。でも、しばらくすると、徐々に雲がなくなり青空になってきた。展望も開け目の前に1553が現れる。左手の急勾配を下り鞍部から登り。次に1552.5に向かう。登りは深い雪で足を掛けたところが崩れ、前に進めず体力の消耗が激しい。そんな中、私を励ましてくれたのが風で飛ばされた雪が宙を舞い太陽の光を浴びてキラキラ輝いている光景と青空に映える霧氷の姿。真っ白な氷の花が満開だ。美しい・・・感動する。

1552.5をやっと越えて登り切った所が山頂かなと思いきや手前の頂。リーダーから「12:30をタイムリミットにしてラッセルの交代を早くしスッピードをあげて行く」との指示が出る。目の前に山頂がある。何とか辿り着きたい。必死に歩く。足はかなりヘロヘロだったが、遂に烏帽子岳山頂到着!!ヤッター!!

少しだけ休み、すぐに下山。アップダウンを繰り返す登山道はかなりきつい。風でトレースが消え、またラッセルしなおす所もあった。リーダーとS沼さんが交代しながらラッセルをしてくれた。もっと体力が私にあれば・・申し訳ない気持ちになる。

結構いいペースでリフトに着く。これから、ボードやスキーの方達に交じりコースを歩いて下りる。何だか変な気分だ。早いスピードで滑ってくる方を気にしながら1時間ほどスタスタ歩いて無事下山となった。良い体験ができ感謝です。皆さん、ありがとうございました。

 

 

頑張れ!

女子わかん隊!!

             良子I

誰も入っていない。平日だから、そりゃそうか。でも、この感じは、最近は誰も入っていないのでは?人が入った気配が感じられない。リフトを下りてすぐにわかん装着。5歩、歩いて、今日の予定はこなせないと分かってしまった。残念だけど、この雪では仕方ない。烏帽子岳と山中山の2山の予定だったが、烏帽子岳にしぼる。皆で先頭を交代で歩く。平坦な尾根歩きから、方角が変わると、烏帽子岳に続く、長くて、結構急な「下って、登って」を何度も繰り返す尾根になる。リフト終了点から烏帽子岳山頂の標高差は、驚くなかれ、60mもないのだ。それなのに、今日の雪は歩行に時間が掛かる。困ったものだ。でも皆、先頭になると頑張り屋さんに変身。偉いのだ。途中、青空も覗いて、雪が付いた木々が、白い花が満開に咲いたように見えたりと景色も楽しみながら、なんとかタイムリミットぎりぎりで山頂到着。標高差が60mしかない、ということは、帰りも、しんどいということ。もちろん行きよりは踏んである分、楽だけど、それでも風で踏み跡がなくなっているところも随所にあって、体力勝負になってきた。頑張れ!女子わかん隊!!そんな頑張った「女子わかん隊」に最後にご褒美(?)が待っていた。下りはリフトに乗せてもらえないのでスキー場を歩いていると、ボーダーの男子になんと、3人も声を掛けられたのだ♪写真も撮られちゃったし♪あはは。頼もしい仲間も増えて、嬉しい一日となりました。

 

 

 

 実技と机上で学ぶ

              優子S

めいほうスキー場のリフトをおりた所から出発してすぐに、ワカンを装着しました。トレースはなくラッセルが必要でした。ワカンを使っても深く沈むほどの雪でしかも重く、一歩一歩がとても大変な山行でした。トップは膝を使って足場を固めて前進する場面もあり、トップをみんなで交代します。その際トップは脇にそれて二番手がトップに立ち、休んだトップは隊列の最後に加わりこれを繰り返すのです。交代は一定時間ではなく各人の体力に合わせ疲労する前に行い、短い間隔で連続させます。これをリーダーの指示のもと行いましたが、後日「冬山の基本」を机上で学習したとき、まさにその事が資料に記されていて、それを現場で指導・実践できるリーダーの力量に、深く感銘しました。私の場合「理論を学ぶ」より「体験して見て学び、体で覚える」比重が大きくなっているので「理論と実技」のセット学習を心がけていこうと思います。ラッセルが「嬉しい、楽しい!」ではなく「でも大変なんだ!」と認識が変わった山行でした。

 

雪多いなあ!

              佐枝子M

 今年は本当に雪が多い!何度か目の烏帽子とオサンババだが、こんなに多かった時は無かった。アプローチが比較的楽で、リフトでラクラクっと山頂とあまり変わらない標高まであがり、締まった雪の上をスタスタ歩き眺めも良くお得な雪山稜線歩きの楽しめる山のはずだった。が、リフトをおりていきなり稜線の入口から雪の塀を乗り越えワカンを履いてのラッセルになってしまった。深い!本当に雪が深い。ガスがかかり何度か歩いているのに山が見えないと不安になる。オサンババの分岐近くになってオサンババと烏帽子への稜線が特定でき、とても両山は無理なのでオサンババはカットと決め稜線へ突入する。初ワカンのラッセルに嬉々として進んで行くメンバーに頑張って貰って登って降りて、もうすぐ山頂、もうすぐ山頂でやっと山頂に辿り着いた。こんなに遠く感じた山頂は初めてだ。でも、青空に花のように咲く樹氷もとびっきり綺麗だったからいいかっ!

 

ラッセル天国!?

幸江N

第一リフト、第二リフトを乗り継ぎ、登山口に着いたら、係員の人に登山届の提出を求められました。行先を告げると、その方面にはパトロールには行かないので気を付けて下さいと言われ、気が引き締まりました。踏み跡が全くなく、歩き出して早々ワカンを装着。雪がとても深く、そして重い。ワカンで歩いてもズボズボはまってしまい、一歩一歩にたくさんのエネルギーを消費します。「ラッセル楽しい」から「ラッセルしんどい」に即座に考え方が変わりました。

空が曇ると気持ちは不安になり、晴れると気分は明るくなり、冬のお日さまは本当にありがたいです。木々には綿菓子のようなもこもこした樹氷。青い空に向かって咲く「雪の華」が満開で素敵でした。

みんなでラッセルを交代して、何とか烏帽子岳山頂に到着。今回ほどメンバーみんなの力で登った!と思ったことはありませんでした。行きに張り切り過ぎて、帰りはすっかりヨレヨレに。息が上がって先頭を歩く元気もなく反省しました。「頑張り過ぎては駄目だよ」という意味を身を持って実感しました。歩行時間7時間以上、久々にたくさん歩いたーというとても充実した楽しい山行でした。