<日程>
2015年2月9日(月)雪(風も強く吹雪いた時もあり)
<山行目的>
ヤマトタケルノミコトに触れる。
<ルート>
登山口〜三合目〜伊吹山山頂 (ピストン)
<メンバー>
L:良子I 車:圭音留H 会計:由美K 記録:優子S
<記録>
6:00 板山公民館発
7:30 三ノ宮神社手前の休憩所付き駐車場着。着替え、トイレ設備あり。
8:00 出発。
8:35 高原山荘付近で衣服調整。(5分)
9:55 3合目(休憩15分)。ワカンを装着。
11:00 6合目避難小屋。小屋は鍵がかかっており、避難できない。
視界が悪く下山開始。
11:30 3合目(休憩10分)ワカンを外す。
12:40 登山口着。休憩所でゆっくりさせていただく。サービス満点!
14:00 帰路へ。ガスを使用。(30分休憩) シリセードを楽しみながら下山。
真っ白け
良子I
あれれ。玄関を開けたら、白いものがチラホラ降っている。今日は行けるのか?車は無事に到着。準備をして歩き始める。が、ずっと雪が降っていて、見通しが良くない。5合目までくると風がとても強くなり、さらに視界が悪くなる。方向を決めて歩こうとしたが、運よく、夏道のロープが所々、見えていたので、コンパス片手にそれを頼りにして歩く。が、ますます天候が悪化し、先が見えない。限界を感じ、6合目で撤退とした。私は雪山が大好きなのに、雪山は私を簡単に跳ね返してくる。ずっと片思いだぜぃ。
ヤマトタケル命
由美K
伊吹山はヤマトタケル命が草薙の剱をミヤズヒメのもとに置き忘れ、素手で山の神を退治しようとして神の怒りに触れ氷雨が降り意識朦朧となってしまった山だ。その後、身体が弱り病気になり三重の鈴鹿郡辺りで亡くなったという。山頂には明治45年に山頂に上げられたヤマトタケル命の像がある。そんな神話の残る伊吹山に登ろうと計画をしたが、今年1番の寒気に襲われ、雪そして強風の荒れた天気になってしまった。
とりあえず三ノ宮神社をお参りして山行開始した。登山口の階段を上って行く。雪の下にはゴロゴロした石が多くあり登りづらい。登り切ったところが1合目。風は思ったより無かったが辺りは真っ白、視界が悪い。徐々に積雪も増えてきた。3合目に新しい休憩所が建っており、そこで少し休憩した後、ワカンを装着し視界の無い白い雪の中を登って行った。雪で登山道が分かりにくく、時々張られているロープが目印になり有難かった。6合目の避難小屋に到着。鍵がかかっていて中には入れなかった。視界が悪く危険との判断で下山をすることになった。
突然、強風が吹き荒れ、雪が舞い上がる。顔に突き刺さるように雪が当たって目も開けられないほどだ。寒い!痛い!鼻水がぁ・・・
直ぐに下山開始。さっき登ってきた時のトレースが強風で消され分かりづらい。先頭を歩いていた私は目を凝らし必死にトレースを探しながら下った。3合目でワカンを外して下っている途中、突然雲が切れ、眼下には何と、伊吹の街並みや山々そして琵琶湖の姿までが現れた。素晴らしい景色が広がっている。皆で感激!!
ヤマトタケル命様が頑張ったご褒美に私達に素晴らしい景色を見せてくださったのではと思った。辛かった山行が、この一瞬で報われた。有難い!!でも直ぐにこの素晴らしい光景は雲に隠されてしまった。
吹 雪
圭音留H
関ヶ原インターを降りると雪道でした。伊吹山は、どんなに積もっているかドキドキしながら、向いました。駐車場の休憩室で準備をさせてもらいましたが、その間も雪は降り続いていました。
登山口からの樹林帯は、石がかぶるくらいの積雪なので、雪の下の状態がわからず、歩きにくいです。1合目からは、頂上が見えないけど、登山道はわかりやすいし、トレースも付いていました。3合目でワカンを付けました。最初は順調に進みましたが、途中から、トレースが右に下って行ったので、私たちは、登山道に添って左に向い登って行きました。風も強くなってきて、雪が顔に痛いほどあたります。ようやく5合目に到着しましたが、休憩する場所もなく、立ち止まると寒いので、6合目の避難小屋で休憩し、そこから引き返すと決めました。所々にある登山道の目印を探しながら、やっとの思いで避難小屋に着いたのですが、避難小屋には鍵がかかっていて入れません。風に当たらない所もありません。これ以上いると寒くなってくるので、下山を開始しました。
雪が眼に入るし、サングラスでは、曇ってきて前が見えないし、登ってきたトレースは、すぐに消えてしまうし、下山が大変になりました。リーダーから、先にある杭や岩を目指して下るようにと指示され、登るときにちゃんと目印を見てこなくてはいけないと反省しました。5合目まで降りてきてまだ寒くて休憩はできませんが、ホッとしました。3合目でやっと休憩をし、少し晴れ景色も見え、ここからは楽しんで下山できました。
学ぶことばかり…
菅沼 優子
今回の山行では、夏道のロープ、杭がルートファインディングの目印になりました。雪山のリスクを痛感し、引き返すタイミング等、学ぶことが多かったです。