期間: 2015・2・10(水)
目的: アイスクライミング
ルート: 乙女渓谷〜夫婦滝(ピストン)
メンバー: 新海時生 志貴子I ガイド 1名
記録:
5:25 半田 発
6:40 恵那 着 ガイドと合流
7:00 〃 発
7:45 かしも道の駅
8:00 乙女渓谷キャンプ場P着 林道は最後1kmほど除雪もされておらず、積雪は10〜20cm。薄曇り、小雪チラチラ、風無し。
8:15 P発
9:35 休憩 避難小屋少し手前 乙女渓谷の夏道沿いだが積雪多く、トレース無し。ひざ下のラッセルはガイド1人が担うが、後ろから2人Pa追いつきラッセル交代。
10:45 夫婦滝(男滝)着 ツララのクラゲがいっぱい。なかなか美しい。2人Paはこちらを登る。
11:25 女滝 取付き着 滝下100m程はデブリ状で積雪1m以上。大ラッセルに喘ぐ。80mの大滝だが斜度のせいか、雪の付いているせいか、思った程の迫力は無い。クライミング装備整える。
11:55 クライミング開始
13:55 クライミング終了
1P:30m 途中のわずかに段になった所でピッチ切る。スクリュー2本で支点。そう難しくはないが、下を見ると高さに目がくらみそう。
2P:30m 岩の下、右の木とスクリュウで支点とる。2か所程いやらしい登りあり。あと少し。50mザイルなら2ピッチでも行けそう。
3P: 15m 岩の出ている所もあり、避けながらルート取り滝上へ出る。
少し上に登山道あるが懸垂で降りる。
14:40 滝下 着 懸垂下降2本。右の樹林との境を下る。
14:50 滝下 発
16:15 乙女渓谷P 着
16:30 〃 発
19時頃 半田 着 (記録・新海)
乙女渓谷のアイス
志貴子I
昨年計画したが天候に恵まれず行けなかった小秀山の途中にある夫婦滝(落差80m)の氷瀑を登りに行きました。
小秀山の登山口である二の谷まで何とか雪を飛ばしながら車で駐車場まで入ると
管理棟辺りで雪は20〜30cm。ルートは雪で埋もれていて、階段は積雪で見えず、歩きにくく恐怖心が走る。又先に進むに従って登山道がわからないほどの積雪で、ガイドが1歩1歩スコップで雪を削りながら3時間半もかかって夫婦滝(女滝)へ到着。青い80m以上の滝を眺めながら装備を付ける
結構硬い氷でバイルが刺さりにくいが楽しい。狭いところで確保しながら3ピッチ。やはり自然の滝はおもしろい。ルートも自分で探しながら楽しめるし・・・。下山は登山道の雪が多いため時間がかかるので懸垂下降で滝を降り、装備を解いて、二の谷の登山口へ帰ってきました。 なんだか今年も冬はアイスで終わりそう。こんな滝はガイド付きでないとなかなかチャレンジできないよ。
落差80mの氷瀑
新海時生
小秀山の乙女渓谷にある夫婦滝。何年か前に定例山行で見た覚えはありますが、定かな印象はありません。落差80mにも及ぶ滝が全面結氷すると聞き、昨年ガイドを頼んだのですが、あえなく中止。やり直しです。今年は例年に比べ積雪量が格段に多いという事で、ルート上でも膝近いラッセルをガイドさんはほぼ1人で担ってくれました。すごいです。石黒さんと2人で来ていたらラッセルだけで帰っていたかもしれません。
手前に男滝。なかなかのスケールで、こちらはツララの集合体の部分も多く(氷のクラゲが積み重なっているよう)、大きく美しい滝でした。100m程奥に回ると女滝がそびえています。こちらの幅は狭く、下から見上げる分にはそれほどの迫力も感じませんでした。八ツの南沢大滝(30m)の方が圧倒されます。氷に薄く雪が付いている所も多いのと斜度の加減でしょうか。しかしクライミングを始めると一変しました。1ピッチ30mの氷上から下をのぞくと足がすくみ、めまいさえします。2ピッチ目からはなるべく下を見ないように、上の氷だけに集中して登りました。技術的にはそれ程難しいわけでは無かったのですが(氷はその時々で変わりますから分かりません) リードで登っている途中で下を見てしまったら動けなくなりそうです。さすがに80mは登りでがあり、久々のセカンドで気は楽でしたが、滝上に出た時にはやはりホッとしました。次は自力で男滝の方もやってみたいですが、あのラッセルを思うとちょっと腰がひけます。誰か体力自慢の人、手を上げてください。