八ヶ岳 蓼科山 2530m


 

日程 2015年2月22日(日)日帰り

 

目的 雪の蓼科山(百名山)を歩く

 

ルート 女ノ神茶屋駐車場〜2110m 標識〜蓼科山山頂直下で撤退〜

    女ノ神茶屋駐車場

メンバー:L:三郎O SL:東洋太郎K 医療:聖子S 会計:幸江N 記録:厚子N

 

<記録>

4:00 半田アイプラザ出発

7:00 女ノ神茶屋P 着

7:15 出発間もなく急登となり雪は固く、凍り気味な登山道をキックステップを

教わりながら上る。

7:40 雪を整地しアイゼン装着、衣服調整。

8:10 休憩〜途中、“読図教室”で蓼科山山頂の方向をコンパスで確認。

9:08 幸徳平通過

9:12 休憩〜Y氏と出会い談話、山頂の様子やシリセードの話をお聞きする。

10:00 上着・目出帽・サングラスを着け、これから向かう森林限界〜山頂に向けての防寒対策をする。

10:37 森林限界を越えて数分、強風に耐えながらもトレースをたどるが、トレースが消え進行先と思われる前方はほぼホワイトアウト状態、リーダーの「撤退」の判断に下山開始。緩やかな坂をシリセードで楽しむ。

10:55 休憩 途中、平地にて“読図教室”

前方に見える山にコンパスをあて、現在地は?蓼科山頂は?の勉強会。

12:35駐車場着                         

(記録:厚子N)

 

 

 

3度目の・・・!?

            聖子S

 今まで、積雪期、残雪期と蓼科山にチャレンジしましたが、正直、天気が良かった事が一度もないし、山頂からの眺めが楽しめたことがない・・・今回こそは!!と思いましたが、事前の予報で2,000m地点での風速が17m/s天気も曇り・・・森林限界を超えたら大変な事になっているんだろうなと思いながら登り始めました。前日天気がよかった為か、雪は固く、少し凍っている感じで、油断していると滑ります。リーダーの提案でキックステップの練習を兼ねて、アイゼンを着けずにチャレンジ。全員がコツ掴めた所で、アイゼンを装着し登っていきます。また、途中地形が変わったところで、地図読みとコンパスの練習等、景色を楽しめない分、岳修山行となりました。最後の長い長い急登をゆっくり登りつめて行くと、段々風も強くなり、被服調整をして稜線に出ます。風の強さは想像通り。それに加え、ホワイトアウト状態で、山頂へ向かうルートが見つけられず、条件が厳しすぎる為、途中で撤退。“2度あることは、3度ある。”今回も、蓼科山に嫌われる結果となりました。

 

雨が心配でしたが

            三郎O

今回はYNさんと初の個人山行と言う事で楽しみにしていたのですが・・・

当日の天気予報が悪く、1週間毎日、高層天気図 地表天気図それからてんきとくらすで登山指数をチェックする日々でした(ほぼ合宿なみ)

最終的には土曜日の昼の時点での天気図で判断するとしました 結果は日本海に低気圧があるものの発達が遅れ、前線が九州地方に掛っている程度 心配した2つ玉低気圧も大陸にある状態 登山指数もCランクだったのがAランクに浮上

これなら午前中勝負で、行ける!と4時発で山に出かけました

 樹林帯は穏やかで風も無く急登のおかげで体は熱いくらいでした

ところが樹林帯を抜ける辺りから吹雪に襲われ視界も無く山頂は断念して即、下山。 樹林帯に戻るとまた、登りと同じ穏やかさ 2500mの山ですが僅かな標高差で起きる天と地ほどの違いを体験できた事は良かったと思いました。

 

山頂は白い闇の中

             幸江N

 冬の蓼科山へ。急登が続くのでストック持参と事前にLより指示があり、今回初めてストックを使用しました。

 登山口から歩き始めて暫くはキックステップで進みますが、自分で蹴り込んだ足元が信用できず、つま先で登るのでふくらはぎがパンパン、試練の始まりでした。その後、アイゼンを装着して歩き出しますが、またもや歩き方がおかしいと指摘され、前を歩くSLの歩き方を真似して進んで行きます。しばらくすると急登になり、足に踏ん張りがきかないため、ストックに体重をかけて登ってしまい、次の日腕が筋肉痛になりました。平らになったところで休憩中、果たしてこの調子で山頂まで辿り着けるのかと不安になっていたら、とっても愉快な登山客の方がシリセードで降りてきて、楽しそう。行動食と元気をもらいました。

 辛すぎる急登もジグザグで登っていくと何となく感覚がわかってきたところで急登が終わる。森林限界を過ぎると、とんでもない強風で体が飛ばされそうになり、先日習った耐風姿勢が役に立ちました。ホワイトアウトで踏み跡がわからなくなり、残念ながら山頂直前で撤退となりました。

 帰りはシリセードで楽々下山できるかと思いきや、初めて行うシリセードは思いのほか難しく、歩いた方が早いかもと思いながら、せっかくの機会なので滑り続けていたら、コツがつかめてきたところで坂が終わる。

 氷雪技術講習を受けて以来、何度か雪山に行っていますが、毎回いろんな体験ができて勉強になります。

山頂目前で

東洋太郎K

 2月に入り仕事が忙しくまったく山へは行けておらず、1か月ぶりの山行となりました。久しぶりの山は積雪期の蓼科山。SLということで先頭をゆっくりと。すぐに急傾斜となり、雪山経験の浅いメンバーもおり最初はキックステップで。また途中、地図読みでコンパスを使い現在地や目的地の方角確認も行いいい経験になったと思います。

 ただ樹林帯を超えると山頂付近は大荒れで、視界がまったく利かない状態。トレースも強風でほぼ無くなりLに判断を仰ぎ、撤退。おそらく左側の斜面を上がれば山頂だったと思いますが、先頭の私は完全にビビッてしまいました。せっかくの機会に山頂間際で撤退となりメンバーには申し訳なく思っています。またの機会にリベンジを。

 

手強い蓼科山

           厚子N

以前、友人と厳冬期の蓼科山へ行ったことがありますが、その日は青空も広がり周りには南アルプスや八ヶ岳も見えました。

しかし森林限界を越えると吹雪き、雪の斜面は凍りついてやむなく撤退。

今回もう一度、同じ時期に行ってみたいと思い立ち、計画。

お天気が心配でしたがLから予定通り行きますとの連絡にワクワクしました。

駐車場に着き、なんとか私たちが歩くうち、雨になりませんように・・・。と願うばかりです。

急斜面を登りながら以前のことを思い出していました。

森林限界近づく前にしっかりと防寒対策です。

森林限界を越えた!

今度こそ!・・と思いましたが同じ場所にてまたもや似たような状況で撤退です。

(なんでまた同じ状況なの・・・)

残念な気持ちを抑えながら気を取り直して下山は緩やかな坂を選んではシリセードで下りました。

上りと下りではコンパスを地図に載せて読図教室もしていただきました。これは繰り返し繰り返しやらないと覚わらないし身につかないですね。わたしのような鈍い頭では尚更です。

また同じ時期にご一緒してください。ありがとうございました。