両白山地 白山 (2702m)


<山行目的>雪山の経験を積む

<ルート>一ノ瀬〜室堂センター〜御前峰ピストン

<山行日程>2015年5月9日(土)〜5月10日(日)

<メンバー>

L/会計:孝俊K SL/医療:優子S 食担 :幸江N 記録 :厚子N

<9日> 曇り

3:00 半田出発

6:30 市ノ瀬P着

6:45 身支度して出発。夏季はバスが運行されているというアスファルトの林道歩きを一時間半。

8:15 別当出合(冬季トイレ使用可)休憩 ここからシャーベット状の雪有り。

9:18 雪で半分埋もれた中飯場避難小屋前で休憩

9:40 アイゼン装着 休憩

10:40 休憩

11:15 甚之助避難小屋 休憩

      ここからトラバース移動でわりとラクに歩けるが片側は急な斜面もありアイゼンの爪を突き刺し歩くことに集中。

12:18 小雨が降り出しカッパを着る。

ホワイトアウトに近いが赤いリボンを目印に歩く。

12:48 黒ボコ岩 着、休憩 ここから雪の平原が始まり室堂セターはガスで見えない。

13:30 室堂センター到着 荷物を素泊まり用小屋にデポ

13:50 室堂センターから山頂へ向けて出発。ガスが出て頂は見えず。

14:38 山頂はガスで展望もなく記念撮影して下山開始

15:10 宿泊所着、早めの夕食はポトフ、チーズ入りカレー味雑炊等)

20:00 消灯

<10日>曇り

5:00 起床〜朝食

6:20 山頂方面は前日より展望よいが風が強く冷たい。アイゼン装着して下山開始

7:50 中飯場小屋通過

8:03 雪もなくなりアイゼンを外す。

8:25 別当出合登山口 着 休憩

9:43 駐車場 着                     (記録:厚子N)

 

白山

孝俊

 残雪期の山にチャレンジしたいと思っていた。雪といえば、名前が示す通り、白山が面白そうだ。白山は北陸の山で周りに高い山がなく、白山だけが白く雪が積もるということでその名前がついたそうだ。GW明けの土日ということでなかなかメンバーが集まらなかったがなんとかそろえることができた。ルートは市ノ瀬から別当出会、砂防新道をとおり御前が峰にいく。ことしは雪が少ないせいか一面の白い山を想像したが、ところどころ黒い斜面が露出しておりイメージとは違う。また雪の多い時期にきたい。

 

真っ白

優子S

会の合宿には参加できませんでしたが、今回の山行「残雪期の白山」が自分にとっての合宿だと思って、体調管理、装備、ルートなど準備から気持ちを引き締めて臨みました。

まずは林道歩きに1時間30分かかったのですが、足のつけ根が痛く気が重くなりました。しかし、別当出合から山の中に入ると気にならなくなりました。(平坦な道よりも、山の方が歩きやすくなってしまったか?)周りの尾根を見てルートを確認し、トレースも目安にしながら登るのは、やはり楽しいものでした。黒ボコ岩からはかなりガスがでてきて視界がきかなくなりましたが、目印の旗を頼りに、トラバースする箇所では慎重に進みました。黒ボコ岩から室堂、そして御前峰までは、雪がのっていない岩の上をアイゼンをはいたままで歩く時間が長く、ガリガリ音をたてて刃が削られながら、バランスをとって進むのには、慣れるまで苦労しました。遂に頂上へついたのですがやはりガスで真っ白。

2日目の朝も真っ白。6時過ぎに室堂センターを出発し、あっという間に同じルートを下ってきました。山スキーの人が多くその姿を見てしまったために、自分もスキー板をはいてる気分で蛇行しながらスピードにのって下りてみると、なんとも気持ちがよかったです。有意義な残雪の白山登山を体験をさせていただき、今回もまたまたみなさまに感謝です。

 

またもや  真っ白だった白山

             幸江N

 残雪期の白山へ。当日は小雨が降る中、カッパを着てひたすら林道を歩きます。別当出合を過ぎると登山道、ひたすら登りで、大して重い荷物も持っていないのに、どんどん歩みが遅くなります。南竜道分岐辺りから、周りが真っ白になり、テープがありがたかったです。何とか黒ボコ岩に到着。天気がよければここで白山の最高峰が姿を現したのかな?室堂センターに到着し、荷物をデポして、山頂へ。昨年の夏訪れた際も景色は真っ白でしたが、今回も真っ白で何も見えず、残念な結果となりました。早々に下山し、夕ご飯の準備。広い山小屋なのにファンヒーターが2台のみで意外と寒く、ポトフを作ってみんなで暖まりました。楽しくおしゃべりして就寝。毛布4枚のおかげでポカポカ、暖かく快適に眠ることができました。

 翌日は晴れてはいましたが、風が強く、山頂付近は白い雲で覆われており、そのまま下山。下りは、トレースではないところをアイゼンをきかせてサクサクと気持ちよく歩いて行き、あっという間に市ノ瀬ビジターセンターに到着。林道の端にふきのとうがたくさん芽吹いており、雪山シーズンの終りを実感しました。

 昨年の氷雪技術講習以来、たくさん雪山を経験させて頂きましたが、テントを担いでの雪山山行する体力は私にはまだ備わっていないという結論に達しました。来シーズンに向けて、地道にトレーニングに励みたいと思います。牛歩のようなスローペースに合わせて頂いたみなさま、どうもありがとうございました。これに懲りずまたご一緒して下さい。

 

白い白山と黒ボコ岩・・

            厚子N

合宿が終わり一週間もたたないのに泊まりの山計画に大丈夫かな?とおもいましたが、白山はまだ未踏でもあり行きたくて喜んでエントリーさせていただきました。

アスファルトの林道歩きに一時間半もあり緩やかな上り坂はしんどいのですが新緑の緑が雨で映えて、ヒンヤリとした空気は心地良さも感じました。

別当出合からは雪があり微妙に揺れる吊り橋を渡ってようやく登山道らしくなってきます。

相変わらず地図読みが出来ないわたしにはあっちみてもこっちみてもわからずメンバーに任せっきりで、小屋が見えて休憩して現在地を確かめることがやっとだし記録をささっと書き、水を飲んで行動食を食べて・・を約10分でやらなければならないのはせわしいです。

名前がユニークな黒ボコ岩に到着。巨大な岩にはクラックもありLがヤモリのように張り付いておかしかった!

室堂センターに着き荷物をデポして山頂へ向かいましたが何も見えないし風も冷たく気持ちも萎えてきましたが、いつも山の天辺へ着くとうれしくて、苦労して登ってきて良かったと思っています。

会に入り考えてみたら個人山行では初めての小屋泊まり。ガスで温まりながらポトフと雑炊をいただき雑談も楽しかったです。

翌朝はガスの切れ間から山頂がなんとか見えていましたが下山開始。トラバース道を辿りますが避難小屋が見えると各々が思い思いのルートで小屋を目指して一直線。

その成果、登りの半分以下の時間で下山できました。雪道ならでは?でしょうか・・・。

傍らにスキー板を担いで上がるツワモノ登山者を横目にラクラク下りてしまいました。

こんな山行もあるんだな〜となんだかこれから夏になるというのに雪山が名残惜しい気持ちにもなりました。そしてこれが今季最後の雪山となりました。

みなさまどうもありがとう。