鈴鹿               御在所岳


<日 時> 2015年5月9日(土)

<天 候> 曇り時々雨

<目 的> クライミングトレーニング

<ルート> 裏道〜一壁〜裏道

<メンバー>

      L:新海 時生 SL:裕幸T 会計:由美K 記録:圭音留H 聖子S

<記 録>

    5:30 半田知多信駐車場

    6:45 スカイライン駐車場

    7:15 藤内小屋(10分休憩)

    7:55 一壁着 クライミングの練習

   15:00 練習終了 一壁より下山開始

   15:45 藤内小屋(10分休憩)

   16:30 スカイライン駐車場着

 

 

少しは上達したかな?

裕幸T

 久しぶりに一壁に行きました。先回は初めてのリードを2・3ルートでしたものの、左ルートからはリードを辞退しました。今回その先を目指し、まずは2・3ルートを登っていると、時折小雨が降ってきて岩が湿ってきます。これで撤退したパーティーもありました。今回もここまでで終わりかなと思っていると、S江さんがリードで左ルートを登っていき、S海さんからも「登らないの?」と言われ、これで登らない訳にはいかなくなりました。おかげで左ルートとダイレクトルートをリードで登ることが出来ました。最後は貸切り状態になったので、4ルートをトップロープで登ることもでき、自分なりに上達を実感でき、自信にも繋がり、とても満足できる1日でした。これまで指導して頂いたS海さん、一緒に登ってくれたメンバーに感謝です。

 

考えて登る!!

             聖子S

 今日は一壁!!思った以上に人が少ないと思ったら、途中で雨が、めげずに頑張っていたら、雨も止んで・・・目いっぱい一壁を楽しむことが出来ました。去年一壁に来た時には、“こんなところでリードなんて・・・”と思っていましたが、3ルート、左ルート、ダイレクトルートをリードで、そして、4ルートをTRで登りました。左ルートでは、S海さんとHさんをセカンドに登りました。登るのに必死で、途中で振り返ると、左ルートの核心部の乗越えの所で2本のザイルをヌンチャクにかけなくてはいけないのに、1本しかかけていない。本来は、右上がりに登り、核心を乗越えて左に上がっていなかなくてはいけないのに、Hさんのザイルをかけ忘れたので、直登になってしまう。“しまった”と思ったけど、もう遅い、そこまで戻る事なんてとてもできません。S海さんに無理を言って、先に登ってもらい、Hさんのザイルをヌンチャクにかけてもらう事にしました。でもこれはS海さんだからお願いできたこと。今回は何とかなりましたが、本来なら絶対にあってはならないミスです。リードで登るという事は、ただ登るだけではなく、考えて登らなくてはならないと改めて実感させられました。最近、リードで登らせてもらえる機会が増えてきましたが、セカンドの時の“ただ登る”から“考えて登る”を胸に岩トレに励みたいと思います。有難うございました。

 

練習不足

圭音留H

クライミング4回目。初めての御在所の一壁です。南山の岩を見た時も、想像をはるかに越えた岩でしたが、今回はそれ以上の高さです。一壁に着くまでのルートも、岩が重なっており、慎重に歩きました。一壁に到着し岩壁を眺めるとすごい!の一言。着々と準備する先輩方をみて、慌てて準備をします。もう「まな板の鯉」状態です。どうなるの・?わたし・・・。

S江さんがリードでスイスイ登って行きます。もしかすると近くに行けば、簡単に手や足のかかるところがあるのかも?なんて思った程です。いよいよ私が登る番です。ルートを見ていたはずですが、まっすぐ登ればいいのか、左に向ったコースだったのかわからなくなり、どこまで登っているのかと、途方にくれて、「どうすればいいの?」とつぶやいた時、すぐ近くで「ガンバ!」と声をかけてもらい、あと少しだったとわかりました。

3本目は、ダイレクトルートに挑戦しました。途中、手も足もかけるところがありません。S海さんが登ってきてくれて、「ほら、ここに足をかけるんだよ」と言われても、足をかけて立つ自信がありません。引っ張りあげてもらいようやく上まで着きました。下りは懸垂下降です。ザイルワークができなく、降りてから何度も練習しました。

ザイルワークができなかった事は、気が緩んだ証拠です。岩登りは、一瞬でも気が緩んだら事故につながる可能性があります。もっと気を引き締め、ザイルワークの練習をします。

 

辛いクライミング

             由美

 御在所の一壁にクライミングをすることになった。メチャクチャ高くてデッカイ一壁に圧倒される。ここを登るのかと思うと不安でいっぱいになる。

 今回は人の先輩もご一緒していただいたので初めて海さん以外の方にリードしてもらうことになった。初めはさんと組んで緊張しながらも本登った。本目を登るころポツポツと雨が降ってきた。滑らないかな・・・その上、ヶ所、登りづらい所がありヒヤヒヤもの。周りの山々の景色が増々、高さを感じさせ足がすくむ。必死に手足を動かしやっとの思いで登った。

お昼休憩をとった後、本目に挑戦。今度は江さんと組み登りだしたが途中の出っ張った岩に阻まれて立ち往生。色々試してみたが登れない・・・腕の力も弱ってきた。どうしたらいいのか・・・孤独感が襲う。辛いよ〜。

結局、海さんがロープで降下して来てくれてヌンチャクを付けてくれた。壁に足を踏ん張ってくれてその上にのっかれと言ってくれた。お蔭で、やっと出っ張りから脱出できたが、まだまだ続く険しい岩で心が折れそうになる。楽しいと思っていたクライミングが一変して辛いクライミングになってしまった。自分の力の無さにへこむ。

こんな私に付き合って下さった皆さん。ありがとうございました。

誤解?

                新海時生

 カトハマ・プロジェクト第2弾は一壁としました。前尾根でガチャガチャといろんな事するより、もう一度落ち着いて壁を登ってみようと思いました。今回は先輩も付いてくれていますから、確保もクライミングもじっくり見られるかなと。

 先輩2人はリード練習です。天気イマイチで少し雨など降られ、岩も濡れてきたりもしましたが、2人とも果敢に各ルートを攻略していきます。3年目とは思えません。僕が初めてここをリードした時のことを思い出したりしていましたが、なにせ怖くて、無い勇気を振り絞りながら必死になって登り、最後ダイレクトを登り終えた時の精も根も尽き果てた感じをよく覚えています終了点に咲いていたイワカガミを見た時、やっと力が抜けました)。立っているのもつらかったのですが、今日の二人は余裕さえ感じました。素晴らしい!!

 さてそれより当の二人ですが、どうも少し誤解をしていたようです。これまで2回の南山は僕がリードで上からのぞくだけだったのですが、どのルートもスイスイ登って来る
「お猿」だと思っていました。確保技術やロープの扱いさえちゃんと教えておけば大丈夫かと・・・。それが2人とも予想外に苦戦しており、初めて先輩たちと組むので緊張でもしているのかと思っていたらどうも違う。考えてみたら去年も含めてまだ3回目でした。「新人のお猿」だったようです。当たり前か。そうスイスイ登られてもねぇ。ちょっとへこんでいるようにも見えましたが、いい経験したと思ってください。普通は(僕も含め)そんな事を繰り返しながら ちょっとずつうまくなっていくんですから。いつかこの壁を2人でザイル結んで登れるようになってください。その時に今日の事が、思い出になります。

追伸: 次回(たぶん前尾根)には懸垂下降を指導無しで出来るようにしておいてください。(バツゲーム付です)