鈴鹿山系 藤内壁 (前尾根)

 

 



<日程> 5月10日(日)

<山行目的> 

春の陽気の中クライミングを楽しむ

<メンバー> 

L:新海時生 SL:裕幸T 会計:良子I 記録:聖子S

<記録> 晴れ

5:30 知多信出発

6:35 P着 準備をして

6:40 歩き始め

6:45 裏道登山口通過

7:13〜17 藤内小屋着 休憩

7:45 P7取り付き前着 準備

8:00 2ピッチに分けてP7を登る

9:00 2ピッチに分けてP6を登る

9:30 P5を登る

9:50 P4を登る

10:45〜50 P3取り付き手前で休憩

10:50 3ピッチに分けてP3を登る

12:00〜25 P2取り付き前着 1パーティー居るので待ちを兼ねて休憩 

12:25 P2を登る 待ちパーティーが多いため、懸垂ではなく、巻いて降りた。

13:15 P2取り付き着 撤収準備

13:30 下山開始

13:45 裏道との合流地点通過

14:00 藤内の出合通過

14:20〜30 藤内小屋で休憩

14:50 裏道登山口通過

14:56 P着

 

 

 

感謝

裕幸T

 一壁を登った翌日に前尾根に行きました。こういう岩トレは集中したほうが効果があるんですよね。前尾根は一人では登れず、リードで登れる人と一緒でないと行かれません。いつかはリードで登れるようにならないといけないなと思っていましたが、今回、S海さんの指導のもとP7からP2(やぐら)までを通してリードで登ることが出来ました。昨日の一壁に続いて前尾根もリードで登りきることができ、技術面だけでなく、精神面でも少しは成長したかなと思います。ここまでなれたのもこれまで指導頂いたS海さん始め、一緒に付き合ってくれたメンバーのおかげです。本当にありがとうございます。これからもこれに満足せず精進していきますので、宜しくお願いします。

 

前向きに考えます

良子I

今日はT林さんとS江さんが前尾根初リード。お二人とも「前尾根初リードですが、それが何か?」という感じでスイスイ登って行かれます。またS海さんは、セカンドということで、難しいルートに楽しく挑戦されています。そして私はS江さんにリードしていただきましたが、セカンドとしてすごくやりやすかったです。なのに私ときたら・・・P7〜P3までは、時折、「ココはどうやって登るんだい?」と悩みつつ、困った時はS江さんにアドバイスをもらったり、ロープをパンパンに張ってもらいながらも、なんとか自分で考え、登ることができました。(驚くなかれ。これだけでも私にとっては、進歩なんです!)でも、ヤグラでは、チョックストーンのところが登れなくて、時間がかかり、強風の中、確保してくれているS江さんをはじめ、順番待ちをしている皆さんにご迷惑をお掛けいたしました。そして、下からのアドバイスの声は聞き覚えのあるお声。お恥ずかしい限り。腕の力を使い果たし、精根尽き果てて、なんとか登らせてもらいました。疲れた。落ち込むところですが、ここは前向きにとらえ、「まだまだ伸び代、いっぱいあるぞ!」沢や夏山に向かって、練習しなくっちゃ。今日は一日、ありがとうございました。

 

     落ちれない?落ちたくない!!

聖子S

 当初、T林さんとつるべで楽しむ計画でしたが、リーダーの配慮で、急きょY子さんとのペアでリードで登らせてもらうことになりました。前尾根に登るのは、夏以来、しかも初めての前尾根リード・・・・楽しみよりも、不安が先行しました。しかし、いざ、P7の取り付きまで行くと、不安だなんて言ってられません。登山学校の時から聞かされていた“リードはどんなことをしてでも落ちてはいけない”を胸に、いつも以上に慎重に登りました。自分の中では、P2のやぐらを苦手と考えていましたが、一番の難関は、P3のチムニーでした。ここでは、正直、“落ちるかも”と内心思いながら、上にいるS海さんに“どうやって登れば・・・”と泣きの一言も。“覚えとらん”と叱咤激励されながら、全身を使ってなんとか登り切りました。がリードの怖さを思い知らされました。“落ちれない”というより“落ちたくない”が恐怖心に繋がる事と、それでも、“落ちれない”と思って登る強さが私には必要なようです。今回、リードで前尾根を登る事が出来たのは、本当に良い経験になり、岩登りの次なるステージへの第一歩になった事には間違いありません。が、今回の事に慢心することなく、登るスキルもさることながら、それ以外のスキルも磨くべく岩トレに励みたいと思います。今回、一緒に行って頂いたメンバーの皆さん有難うございました。そして、リードの機会を与えてくれたリーダーに感謝です。本当に有難うございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

セカンド

             新海 時生

 連日の藤内通い。本当なら一度小屋に泊まってみたかったのですが、事情があってかなわず残念でした。今日は、Y子さんと一緒にT林、S江2人のリード練習にお付き合いです。2人とも前尾根のリードが初めてというのは意外でした。僕自身もアイゼンだったりバリエーションだったり・・・普通に前尾根を登るのも久々ですが、セカンドで登るのはいつ以来でしょう?

 パーティはT林―新海。S江―I田とし、1番乗りでP7取付き到着です(その後は続々と来ました)。セカンドで登らせてもらうという事で、P7は僕だけ「ヘビの皮」に挑戦するも全く体が上げられず、途中で力を使い果たし、降ろしてもらう訳にもいかないので何とか引っ張り上げてもらいました。すみません。背中にザック背負っているのを忘れていたのですが、あんなに大変だとは思いもよらず・・・。ショッパナから腕プルプルです。P6は右横のフェースに再挑戦させてもらい、P3の北側スラブにも寄り(トップロープ)、セカンドを良いことにあちこち遊ばせてもらいました。T林さんのリードは安心して見ていられますから(ルートや支点の位置などは教えながらでしたが)こんな楽なクライミングはありません。昨日といい、今日といいクセになりそうです。また楽しく1日遊ばせてもらいました。感謝です。