燕岳(2763m)
<日 程>
2015年5月22日(金)〜23日(土)
<山域>
北アルプス
<山行目的>
残雪の山に登る。
<ルート>
中房温泉〜燕岳往復
<メンバー>
L:哲哉S SL:佐枝子M 会計:清子S 記録:由記H
<記録>
5月22日(金)
4:30 阿久比町役場駐車場発
6:55〜7:10 梓川SA休憩
8:10 駐車場着、準備
8:20 発
9:10 第1ベンチ通過
9:30〜9:45 第2ベンチ休憩
10:10 第3ベンチ通過
10:40〜10:50 富士見ベンチ休憩
11:20〜11:30 合戦小屋休憩 まだ営業はしていなかった・・・
12:30〜12:45 休憩
13:00〜13:20 燕山荘着、受付をする。
13:45〜14:05 燕岳山頂にて大休憩
14:30 燕山荘着
5月23日(土)
4:30 起床
6:40 小屋発
7:10〜7:15 休憩、衣類調整、アイゼン装着
7:30〜7:45 合戦小屋休憩 アイゼンを外す。
8:30〜8:40 第3ベンチ休憩
10:00 駐車場着
二回目の燕
哲哉S
2日間好天に恵まれた、少し雲があり真っ青な空とは言えないが展望は申し分ない、終日富士の姿が見える、昼間は風もなく夏シャツ1枚でも大汗、目の前の槍・穂高をはじめ残雪の北アルプスをゆっくり展望しながら夕日を堪能した。雷鳥の鳴き声が聞こえた、夏毛に変わったのが一羽、人がよっても逃げず悠然と岩の上に留まっている、寄って、たかって写真を撮られていたが日没寸前、一声上げてねぐらに帰っていった。
茜に染まる雲は印象的だったがさすが夕方になると冷える、フリース・ダウンで防備したが頭は寒かった。
軽い頭痛を感じながらも朝まで何とか眠れた、ネグラは丁度ご来光の望める場所、昨日の寒さに懲りて日の出は布団の中で拝ませて頂いた、勿体ない、神をも恐れぬ朝のひと時幸せを実感した。
帰り道、合戦沢の頭までは少し緊張して残雪の道を下った、ここを過ぎれば滑っても恥ずかしいだけ、命に心配はない、順次増える上りの登山者と挨拶しながらリラックスして一目散に下る、あんなに疲れた上りが不思議なほど楽だ。
きっと「アホか」と言われるだろう、成行きで5月に2回も燕に登る事になってしまった、登山者で溢れていた連休初日の燕とうって変わり人は少ない、合戦小屋はクローズ、燕山荘も閑古鳥が鳴いている(何と山荘の食事は朝夕とも前回とほぼ同じだった)
前回第2ベンチ付近からだった本格的な雪道は合戦小屋から上までに変わっていたが中途半端でかえって歩きにくい、合戦沢の頭付近は土・日の登山者に備えてだろう小屋の青年がステップを作ってくれていた。山荘でゆっくりと時間を過ごしごく最近のホッとニュース、昔の話といろいろ聞かせて頂いた。
山肌の雪も随分と減ったがまだまだ雰囲気はある、燕への往路、コマクサの芽吹きを教えて貰った、コケのような、そう言われなければわからない、言われるとみんな小石さえもめぶきに見える。
相変わらず高所に体が順応出来ない、体が鉛のように重い、上りがきつい、頑張って進む先頭に少し遅れそうになった場面も、でもゆったりと時間が過ぎるのを楽しんだ2日間だった。
至福の時間
佐枝子M
今年の冬は雪が多く、残雪期も長く楽しめそうと思ったら、あれよあれよという間に雪が融け残念な情報ばかり入って来る。
去年の今頃の山頂は吹雪き、カッパの下にダウンを着こみ雪の稜線を歩いたのにと思いながら中房温泉に着いた。でも、春の山はやっぱり綺麗で、オオカメノキ、ムラサキヤシオの咲く道をグングン登って行く。富士見台からはしっかり富士山が見える。富士山も雪はスジスジに残るのみで少ないなあ。雪解けのお供の虫をスプレーで追い払い、大汗をかきながら合戦小屋へと到着。さすがにここからはしっかり雪が出てきた。週末の大勢の登山者の為に小屋のスタッフがスコップで階段状に足場を作ってくれている。お蔭でアイゼンを着けることも無く、らくらくっと小屋へ到着した。う〜ん、雪は少ないっていっても目の前に雪の裏銀座、、表銀座の雄大な景色はやっぱりすばらしい!真っ青な空に燕が絵のように聳えている。何回登ってもやっぱりいいなあ!日の入りまでの時間をチビチビやりながら取り留めもない話で過ごす至福の時間。下界なら慌ただしく過ごすこの時間を昔乙女に戻って暫し錯覚の時間に浸る。野口五郎に沈む夕日を眺め、バラ色に染まる暮れそうで暮れないアルプスの稜線。いいね、いいね!翌日のご来光は部屋の窓からジャストで真っ赤な朝日が昇る位置だった。ずるずるっと楽して布団からご来光を拝み、燕山荘の会員特典の350円のお風呂に入り、もう一つの目的の四柱神社に家族の健康やその他もろもろをいっぱいお願いし、美味しいお蕎麦を食べ楽しい山行を終えた。
もうすぐ夏だ。夏山だ!よろしくね!
燕山荘にデビュー
清子S
ちょっと憧れもあった燕山荘に一度も宿泊したことが無かったので、ちょっと楽しみにしていた。でも、普通の山小屋だったかなー。でも、好天のお陰で眺めは抜群。槍ヶ岳丸見え、手に取るように見える北ア、遠くにはっきりと富士山、日没に麓の夜景、部屋から眺める日の出、思わず手を合わせる神々しさ、何という贅沢。雷鳥にホシガラスもお出ましだ。さて、山の方はといえば、合戦小屋を過ぎて、雪が出てくるまでは、極めて快調。そのうち、微妙に左ももが攣りそうになってきて、「攣らない、攣らない」と自分に言い聞かせながら頑張って、小屋の見えるところの1本でようやく復活した。ちょっと久しぶりの山だったので筋肉がびっくりしたようでした。トレーニング、トレーニングと反省。
贅沢山行
由記H
下界ではなかなかの夏日が続いている中で残雪の燕岳に登る今回の山行。準備するのに暑さボケで何を持って行こうとあれこれとザックに詰め込みすぎてパンパンに・・・。行く前から仕分け作業に戸惑ってしまいました。
当日はお天気も良く快調に登れているように感じましたが、やはり標高2,000m超えたあたりから徐々にえらくなっていきましたが、今回は酸欠にならないように息を吐くことに神経を集中させました。無事に山頂にたどり着けてホッと一息。山頂では人も少なく私たちプラス1でしたので、のんびり山頂を満喫。小屋からも雷鳥と夕日を眺めゆったりとした時間を過ごしました。翌日も下るだけなのでお部屋からのんびり朝日を拝ませてもらいました。
ほんとに天気よく最高の景色を見ることが出来て幸せ者です〜。これからの夏山をお腹いっぱい楽しみたいです。
すぐに緩んでしまう私の体力ですが、今度ともよろしくお願いします〜。