八ヶ岳 赤岳 (2,899m)
<日程>
2015年 6月 22日 曇時々晴
<山行目的>
花の沿道を楽しみながら歩く。
<ルート>
赤岳山荘P〜南沢〜行者小屋〜地蔵の頭〜赤岳〜文三郎尾根〜行者小屋〜赤岳鉱泉〜
北沢〜赤岳山荘P
<メンバー>
L:良子I SL:一則O 車:哲哉S 会計:由美K 記録:優子S
<記録>
4:00 阿久比町役場臨時P発
7:00 赤岳山荘P着
7:20 美濃戸山荘発
8:25 2000m付近(5分休憩)
9:20 行者小屋着(10分休憩)
10:20 地蔵の頭着
10:25 赤岳展望荘着(15分休憩)ウルップ草の群生に魅せられる。
コマクサも発見!
11:05 赤岳山頂着(10分休憩)残念ながら頂上からの展望は楽しめず。
11:40 阿弥陀岳への2,740m分岐通過 ときおり晴れ間がでてくる
12:10 阿弥陀岳への2,390m分岐通過
12:15 行者小屋通過
12:20 中山展望台(20分休憩)
13:00 赤岳鉱泉着。大同心、小同心が大きくそびえた景色を堪能する
13:40 堰堤広場(5分休憩)
14:15 美濃戸山荘、トイレ休憩
14:20 赤岳山荘P
(記録:優子S)
岩とお花の赤岳
由美K
梅雨の晴れ間に赤岳に登山した。赤岳山荘に車を止め南沢を登る。沢の流れる音を聞きながら、木々やコケが生き生きとした美しい登山道を行く。行者小屋までは、緩い登りだ。ここからが本番!!どんどんキツクなる登り・・・途中からはハンパ無い急登。ヒーヒー言いながら登り切ったところが地蔵の頭だ。お地蔵さまが私達を迎えてくれた。手を合わせお参りして通る。
徐々に岩場の登りになってきた。イワヒゲ、イワウメなどの可愛い花が岩の間から姿を見せる。ようやく赤岳展望荘に到着。それなのにガスって展望が無い・・・
ガッカリしていると、コマクサを発見。リーダーの「ウルップ草がいっぱい咲いているよ」の声もする。紫色の素敵な花だ。素敵!!そうこうしているうちに何とガスも晴れて展望が開けてきた。ラッキー!!
もう少しで山頂だ。頑張ろう!!山頂目指し岩場の急登を登って行くと目の前にお花畑が広がった。イワカガミ、シオガマ、チョウノスケ、イワヒゲ、イワウメetc.色とりどりの可愛い花が険しい岩場に満開だ。すてき!!感激!!
花達に励まされ必死に登って山頂に到着。ここには、国常立命を祀る赤嶽神社と六神三十柱を祀る太政宮が鎮座する。ここに来られた事に感謝し下山の安全をお願いする。
下山はスリリングな岩場の下り、行者小屋からは北沢ルートを行く。赤沢鉱泉から雄大な大同心、
小同心、そして赤岳山頂小屋の姿を望むことが出来た。素晴らしい山行が出来た事に感謝!!
皆さんありがとうございました。
充実した一日
一則O
今月の山行の回数はかなりクレージー。昨日(21日)の確保技術講習の実技を入れると今日の八ヶ岳で6回、日にちにして8日。3日に1日以上の割合で山に入っている。それはともかく、月曜山行、今回は八ヶ岳の主峰赤岳。半田を朝4時に出、日帰りで、それも救助訓練の机上講習出席のため遅くとも名古屋へは夜7時半までに帰ることが必須。
7時少し過ぎごろから登りはじめ、行者小屋へ9時半前に到着。ここまではかなりゆっくりペース。ここから一気に地蔵尾根をあがり地蔵の頭へ。残念ながら、ガスって景色はみえず。予想外に花が咲いていて、まわりの景色のかわりに目をたのしませてくれる。ヒメイチゴ?、チョウノスケソウ、ハクサンイチゲ、イワカガミ、イワヒゲ、イワウメ、ツガザクラ、コマクサ、ウルップソウなどなど。最近はわたしも花の名前をほんの少しはおぼえるようになって、この点ではかなり成長したかも。
行者小屋から約1時間半で赤岳山頂に到着。残念ながら、ここもガスって八ヶ岳の全容はみえず。中休止後、文三郎を下山。約1時間で行者小屋へもどり、中山展望台にて休憩し、赤岳鉱泉へむかう。赤岳鉱泉からは大同心、小同心がみえ、今日登った赤岳もほんの少し顔をだす。歩きやすい北沢を下山し、14時過ぎに駐車場へ。
月曜日は人も少なく快適な登山をたのしめた。欲をいえば晴れて八ヶ岳全体の景色を堪能したかった。
帰路は渋滞もなく、半田へ着いたのが18時とちょうどよい時間。県連の机上講習にも余裕で間に
合い、充実した1日だった。ただ、講座後の帰路はかなり眠たかったが。
八ヶ岳は花の真っ盛り
哲哉S
6月1日の権現に続いて赤岳に登った、そもそもは権現の頂上で山座同定をしながら
「赤岳にも登りたい!」とSさんが思いつき、声をかけて頂いたのが始まり。
上る途中も、山頂付近の尾根も花が真っ盛りで目を和ませてくれる、もう山は夏の始まり。
帰途、赤岳鉱泉で突然ガスが切れ、大同心、小同心の岸壁群、赤岩の頭がくっきり姿を現した、雄大な景観が広がる、さっき歩いた赤岳展望荘から赤岳に向う尾根筋もはっきりみえる、頂上での展望は開けなかったが、梅雨の最中、雨にも降られず幸運だった。
美濃戸山荘でトイレを済ませ歩きだす、原生林の緑と苔むした石、ゴロゴロ石が少し気になるがゆっくりと高度を稼ぐ登り道、2115m付近で小休止、行者小屋までまだ半分も来ていない、ゆっくりのペースがありがたい。
休憩後少しペースが上がった、沢から離れ樹林帯を歩いたり、枯れ沢を登ったりを繰り返してゆっくり高度を稼いでいくと横岳・赤岳・阿弥陀の山容が木立の中、正面に姿を現し行者小屋に付いた、ここから地蔵尾根に向う。
最初は木立の中、ゆっくりと高度を稼いでいたが直ぐに岩尾根の急登が始まった、これが地形図の縞々模様の所、まるで工事現場のような鉄製の階段、鎖場の岩稜帯を超えて尾根に出た、お地蔵様がひっそりと鎮座していた。必死の思いで登ったが、後続は花を観る余裕がある。
赤岳展望荘着、コマクサが一輪咲いている、ウルップ草の群落も、花を見ながら一息入れて赤岳頂上に向う、尾根は色んな花が咲いて目を和ませてくれた、頂上は赤嶽神社、沢山の神様が祀られていた。少しガスが切れて展望が広がったと思ったが直ぐに又ガスに囲まれた。
一息入れて下山開始、阿弥陀への分岐から、文三郎尾根に向う、岩稜帯の下りは太腿がパンパンでバランスを保つのに苦労した、ここも鉄製の階段、岩稜帯は終わっても急登の下りは続く、太腿がつらいのを我慢してやっとの思いで行者小屋に着いた、夏の準備だろうかヘリが頻繁に荷物を運んでいる。
ガスが切れるのを期待しながら中山尾根展望台に向かったがガスは切れない、頂いた冷たいコーヒーゼリーが旨かった、太腿はやっとここで恢復、楽になった。
赤岳鉱泉、突然ガスが切れ、大同心、小同心、赤岩の頭がくっきり姿を現した、雄大な景観が広がる、さっき歩いた赤岳展望荘から赤岳に向う尾根筋もはっきりみえる、「あそこ所を歩いたんだ・・・」と変に感心した、暫し山座同定。
沢山の木橋を渡って沢沿いの道を下り堰堤広場に、広場からは林道歩き、出合う苔むした原生林はしっとりした古寺の雰囲気、何となく心が開放された。群落するイチゴの白い花がとても印象に残った、今日も又いい仲間と歩けたことを感謝したい。
新鮮
良子I
美濃戸からは何回も入っており、いつもは、南沢も北沢も「長いなあ。(行者小屋や赤岳鉱泉は)まだかなあ。」と思うのだけれど、今日は南沢も北沢も苔がとってもきれいで感動モノでした。長いとは全然思わず、歩けました。そして赤岳もこの時期はとってもお花が多いのですね。ここまであるとは思っていなかったので、そこにも感動。初夏の花を楽しめました。とても新鮮な赤岳でした。
花も、予習、実習、復習
花の楽しみ方がようやくわかってきました。予習して、現地で実習し、帰ったら復習です。そしてまた日にちをあけずに現地へ…。これを繰り返すと益々楽しくなります。赤岳展望荘の前には、得撫草(名の由来は、初めに採取された島の名前)がたくさん咲いていて、嬉しくなりました。