無雪期救助訓練
鈴鹿 御在所 四の渡し付近
日 程 2015年6月28日(日)
目 的 県連無雪期救助訓練
天 候 小雨時々晴れ 風強し
ルート 裏道登山口〜四の渡し付近
メンバー
コーチ:洞井孝雄 コーチ:板津彰伸 受講生:晋平Y・良子M・泰江Y・伸子S
良子I 洋介S 聖子S 征季W
記 録
5:30 アイプラザ半田発
6:10 御在所SA
6:50 御在所登山口P着
7:30〜45裏道登山口集合訓練内容説明
8:10 四の渡し着
8:20〜12:45各班に別れて訓練開始(四の渡し付近)
訓練内容
1 支点(アンカー)の作り方
2 事故者の所まで降りていく方法
3 事故者を登山道まで引き上げる方法
4 登山道に引き上げた事故者をヘリ、救急車の届くところまで搬送する方法
13:15〜15:00 午後の訓練 (中道、裏道分岐付近)
訓練内容
ザイル担架を作り、事故者を七の渡しまで搬送(予定では四の渡しまで)
15:30〜45 裏道登山口 まとめ集会
15:55 駐車場着
17:30 アイプラザ半田着 <記録:伸子S>
救助は想像力
洋介S
今年で3回目の参加となります。春合宿や清掃登山で動けなくなった人を救助搬送するという場面に出会い、自分が・仲間が救助を必要とすることが起きうるのでは、その時どうするのか、という思いで参加しました。支点作り・事故者の所へ降りる・引き上げる・搬送するという4つのカリキュラムで訓練を受けました。コーチの訓話で救助は想像力が必要、状況を把握し・自分たちの力量を知り・持っているもので何ができるか想像し、その中には救助しないという選択肢もあるという話が印象に残りました。良い勉強になりました。コーチスタッフの皆様ありがとうございました。
強風の中の救助訓練・・・
板津彰伸
6/28(日)御在所の四の渡付近で無雪期救助訓練に参加してきました。自会の参加者は10名で登山学校関係者が6名。知多半島の天候は雨も降らなかったが、御在所は強風小雨交じりの天候での訓練となった。どうしてこんな天候になっているのか判断出来なかった。
私の担当セクションは懸垂下降(半マスト)で事故者まで下りていくシステムの説明、安全注意事項の説明をして、バックアップも自分でしてもらい実技を行う。経験者には制動をより強くしたセットの方法を教え体験してもらった。他のセクションも少し違う内容も教えていた。
担当として、形を教えるだけでもコツが必要で毎年少しだけれど教える項目が変化している。資料を読んで形は理解するが、どうしたら正しく教えることが出来るかを考える事が自分が間違いなく出来る事になっている。知ったかぶりは何時でもできるが、教える事は自分が理解する事でもあるのでありがたい。
コーチ陣からの提案でこのように教えれば、間違いなくセット出来る筈だと教えてもらい体験してみた。なるほど、この方式であれば問題無く対応出来ることがわかった。指摘したり、相談できる仲間の存在はいつもありがたいものだ。
簡単に出来る人、教えても正しく出来ない人、登山学校受講生、いつも見る顔ぶれ、様々な人達がそれぞれの目的を持って救助訓練に参加している。万が一の場合に少しでもこの訓練が役立つことを願望する。毎年の感想に書くことだがリーダーになっている人達や少しでも岩をやる人達の参加が少ないことが心配でもあり残念でもある。
また参加しました
良子I
毎年のように参加している無雪期救助訓練ですが、今年は、何が印象に残っているかと言えば、皆さんの積極性です。皆さんのやってみよう、覚えよう、自分のものにしようという姿勢に気圧されてしまいました。私だけ何もやらないセクションもあったりして、タジタジ、オロオロしている間に終わってしまった感じです。それでも救助訓練をやると、事故を起こさないようにしようと改めて思います。そして、いつも一緒に行く会のメンバーで訓練したいなあとも思います。私だけでしょうか。
今のところ、皆勤賞(笑)
聖子S
“夏合宿に参加するのであれば、救助訓練は参加しないといけない。”と言われて参加し始めて4回目の救助訓練となりました。この言葉を鵜呑みにしているわけではありませんが、年に1度、自分の知識の確認と、何か新しい事はないかと思い参加しています。今回、目新しかった事は、搬送時、ツェルトを輪にして、背負い紐にする方法と、半マストでの懸垂下降の際の、半マストに一手間加えることで、制動が増す方法でしょうか。
講師の方もおっしゃっていましたが、“救助訓練に参加したからと言って、実際の事故現場で動けるかどうかは別物”、“無理に搬送するのではなく、そこで救助を待つ事も状況によってはありえる”。それでも、知識として、何も無いより、引き出しの中に何かあったほうがいいし、何より、参加することによって“絶対に事故は起こしてはいけない”と自分の中で再認識させる事が出来る機会として、これからも、参加していこうと、改めて思いました。
救助訓練
良子M
御在所岳裏道登山口から四の渡しに着き装備装着と言われて真っ青。ハーネスを持ってきてない。リーダー、会長に「すみません。ハーネスを忘れました。」と、言ったとたんにヘルメットの上からピシイ!全然痛くないけど、心はすっかり萎んだ。このまま帰れと言われると思ったら「俺のを使え」と渡してくれた。今日はしっかりしなくてはと、改めて気を引き締める。
午前中は、事故者のところまで降りて行く方法・支点の作り方・事故者を登山道まで引き上げる方法・事故者を搬送する方法を学んだ。いざという時、自分たちが持っているものを駆使する、周りにあるものを最大限に利用する大切さを学んだ。
午後からは全員で事故者の搬送。登山道での搬送は思った以上に大変だった。前で誘導する人、搬送者、後ろで確保する人、搬送者が歩きやすい様、周りで支える人、全員の気持ちが一つになって成しえることだと思う。救助訓練ではあったが搬送中は必死だった。良い経験をしました。
救助訓練に参加して
征季W
救助訓練に参加して、絶対に事故・病気などにかかり、自分の足で下山できなくなってはいけないと思います。あらゆる人々に迷惑をかけることになってしまいますので。
一緒に山へ行った仲間が事故・病気などになってしまったら、きっと一生懸命に助けると思います。そうなった時の為に救助訓練はかかせないと思います。今回で2度目の参加となりますが、今回はザイルタンカーでの搬送に積極的に参加しました。先頭でザイルを持ち、あとから来るザイルタンカーを先導していくという重要なとこをやらせて頂きました。安全な道を選び、先を見て、正しくザイルを引っ張ったり緩めたりしないと正しくザイルタンカーが動いて来ることができません。しかも、素早くやらないと、助かる人も助からなくなってしまいます。今回の救助訓練を通じて、仲間同士の絆を強くしていく必要性も感じました。救助訓練をかかさず、参加していきたいと思います。
救助の大変さ
晋平Y
事故を起こさない。事故者を救助することにより救助する側も事故を起こすリスク、可能性は高まる。まず落ち着くことが重要であり、周囲周辺の危険性に素早く察知し対応しなければと感じる無積雪期救助訓練でした。
天候は予報と違い午前中は霧雨が降る中、訓練が開始されました。午前は搬出(事故者を引き上げるまで)の手順を各セクションに分かれて行ない、午後からは事故者をピックアップできる箇所まで搬送する為の訓練となりました。
各セクションで搬出の手順を学び、そのセクションでしっかりと身に付けることは大切だと思いました。全てのレスキューオペレーションを一連の流れで、且つ事故者を最優先に考え、二次災害を絶対に起こさない様にと思いました。
無雪期救助訓練
泰江Y
天気予報は晴れで、出かける時も雨の気配はなかったのに、御在所裏道登山道入口近くの駐車場で車を降りると、雨がパラついていた。そのまま、小雨の中、訓練が始まった。あってはならない事故であるが、起こってしまったら、迅速に対処しなければならない。その時にどんな手順で行動するか、設定されたケースでの救助訓練を行なった。
午前中は、
@ 支点の作り方:木や岩にマスト、ブーリンで作る方法と細いブッシュ、笹などに取る方法(イワシを切る)
A 事故者のところまで降りていく方法:半マストでビレイしてもらいながら、降ろしてもらう方法、半マストで懸垂下降して事故者のところまで行く方法
B キャッチした事故者を登山道まで引き上げる方法:事故者と救助者の連結の仕方 ザックを反対にして背負う。引き上げ方は、二分の一、三分の一となるほど小さい力で引き上げられることが体感できた。
午後は、
ザイルで編んだ担架で事故者を、搬送することを実践したが、大人数が必要で、時間もかかった。
一日を通して、とても勉強になった。
事故は、起こさないようにしたいものとつくづく思った。
???
伸子S
懸垂下降で下りて行った。
降り切った場所の岩陰で、立木にセルフビレーを取ったコーチがいた。
質問「ここはどんな処ですか?安全な場所ですか?あなたは私をどのようにして救出してくれますか?あなた自身の安全はどうですか?」
私「!・・・・・・・??」
その後コーチは私にセルフビレーを取るように言い、次に下りてくる人に同じような質問をすることを指示して去った。
今日は救助訓練。私は崖下に落ちた人の安否確認、救助のために降りてきた人、という設定。
なのに、何も思わず、降りろと言われて降りてきただけの全くのでくの坊。どうして何も考えなかったのか自分が情けない。こんな事では何事かあったって役には立たない。事があっては大変だが万が一の時の為に日頃からのシュミレーションは大切だと思った。そして“事故を起こさない!“という心構えも・・・。