鈴鹿の山 鎌ヶ岳・鎌尾根 (1,161m)


 

 

<日 時>

2015年7月5日(日)

<目 的>

危険個所の通過・ロープワークの習得

<ルート>

宮妻キャンプ場〜水沢峠〜宮越山〜鎌尾根〜鎌が岳〜宮妻キャンプ場P

<天 候>

小雨後曇り

<メンバー> 

CL:板津彰伸

Aパーティー

L:孝俊K SL:清子S 医療:厚子N 晋平Y 記録:伸子S

Bパーティー

L:良子I SL:志貴子I 医療:幸江N 記録:猛H  

Cパーティー

L:三郎O SL:一則O 医療:由記H 会計:紀久子S 記録:那津子M

<記録>

5:00 アイプラザ半田発 

   6:30 宮妻峡P着 ヒルが居た

  6:45 行動開始

  7:30 登山口 衣服調整

8:20 水沢峠着 休憩 コンパスで方向確認

  8:45 宮越山 三角点に刻まれた 北方向をコンパスで確認

地図上のポイント(ザレ場)の確認

9:00  ザレ場から次のポイント(尾根上の凸部)の説明

  9:30 方向転換点(進行方向が90度ほど変わる)休憩

10:00 ザイルによる危険個所通過訓練にて進む

11:10 カズラ谷分岐

11:15 頂上直下 休憩

11:35〜12:00 頂上 休憩

12:15 岳峠

12:35 雲母峰 分岐

13:15 休憩 痩せ尾根上

13:50 宮妻峡着 ヒルの点検後乗車 片岡温泉で入浴後帰路へ

 

雨の鎌尾根の訓練・・・

板津彰伸

合宿組のトレーニング山行は鈴鹿の鎌ヶ岳(鎌尾根)となった。危険個所の通過、ロープワークの習得が目的で、もう一つの課題が追加され地図読みも含まれた。教育部長の尾崎君らしい考え方であり、少しでも教育の機会を皆に与えて教えたい!覚えてもらいたい!この意気込みを感じての山行になった。

ルートは宮妻キャンプ場→水沢峠→宮越山→鎌尾根→鎌ヶ岳→宮妻キャンプ場の周回コースで行動時間が5時間。生憎の雨模様の中での行動になったが小雨で済んだのが幸いだった。

危険個所もあるが、私はザイルセットの仕方を見ているだけにした。ザイル張りはO崎、I田、O栗、K日の4名だけで対応してもらった。ザイルの張り方は、通過方法で張り方が変わる。何の目的でどのように通過させるかの意思表示がわかる張り方を色々と考えてザイルを張っている事には、結構満足した。成長しているメンバーを見る事はうれしいものだ。それでも合格点までは至らなかったと思う。反省することもあり次回の点数はもっと高いことを望んでいる。ザイルを通過するメンバーには問題は無かった。

もう一つの目的である地図とコンパスについては、地図の整置は参加者全員が理解したようだ。目的地に向かうコンパスのセット方法も理解したようだ。(地図読みの出来る場所で全員が同じことをすることで理解したようで、実際の山で地図を見ながらのやり方が良かった。)事前に尾崎君から配られていた地図での教え方が良かったと思う。

現在地を予測したり、これから進むルートを地図から読み取ったりすることが必要になってくることも多少は理解されたようだ。これからの課題ですね。

普段一緒に行く機会の少ないメンバーとの山行で特に感じた事は、私が想像していた以上に体力もあり、考えながら登っている姿でした。

好天に恵まれ、一緒に思い出に残る夏合宿になることを期待しています。

 

バテとヒルと地図読み

伸子S

あいにくの空模様、駐車場で、近寄るヒルに怯えつつカッパを着て出発。

今日は地図読みと危険個所の通過、ロープワークの習得&歩荷と思ったが、歩荷は止めにした。

地図に印されたポイントを探しながら歩く、ポイントが見える位置にくると解説をしてもらえた。なるほどと合点するが、本当に近づくとみんな同じように見えてどこだったか分からなくなった。

危険個所の通過はプルージックでの通過とマストによる登りだった。

私はバテてしまったので、頂上直下の登りはキツカッタ。ここで待機すると言いながらヤッパリ登ることにした。ノタノタとした足取りでやっとの思いで頂上着。こんな事では合宿が思いやられる。ザイルを張って待機して下さってた皆さんお世話になりました。

ところで、ヒルには4ヵ所やられました。

 

中味濃いー

清子S

朝、大雨。でも何とか曇りくらいで済んだ。週末、出かけていてバタバタと用意したら、計画書の個人装備のゼルプストとヘルメットを忘れてしまった。私だけ?みんなものものしいなあ。でも、私が悪いんだと反省。何度も何度も繰り返しザイル張ってもらって、プルージック、マスト結びなど練習した。地図読みもわかりやすかった。ただネー。ヒルの攻撃にはちょっとびびった。ちなみに3,4匹払ってもらったり、払い落としたりで済んで良かった。

 

合宿トレーニング

           厚子N

駐車場で身支度をする時点ですでにヒルが足に付く。前のメンバーの足元を見ながらの山行となり自分の身体にも何度もヒルにお会いして気持ちは穏やかではない。早く尾根に出たい。気持ちは焦るがなかなか遠く感じた。
 危険箇所でザイルを張っていただき、ゴボウ〜プルージック〜カラビナに、マスト結びと幾つも安全に通過することができた。慎重に且つゆっくりと上がり、なかなかこんな経験は普段の山行では出来ない。
地図読みはまだまだですが、現在地から行きたい方向へコンパスを載せ磁北線を合わせ何度を指しているか?5月に県連の登山講座実技にスタッフで参加した三ツ口谷〜鎌ヶ岳で緊張と勉強不足で頭の中が真っ白になり、地図読みがやれなくて泣けてきそうな思いと自信喪失した日から、一歩でも前進出来たかな。自信持てるようになるには、もっと地図読みに気持ちを傾けなければと思うと同時に少しずつ地図読みが楽しくなってきた。皆様ありがとうございました。

 

ヒルにびくびく

紀久子S

合宿トレーニング一回目は、大雨・雷のため中止となる。今回は前日からの雨でテンションすごく下がる。おまけにヘルメット着用、

鈴鹿この時期ヒルがいると思うと凹む

地図読み教えてもらってもなかなか出来ない。覚えたはずだったのにひとり遅れる。

ザイルを張ってもらってロープワーク。

こんなにしっかりやったのは初めてだった。すごく貴重な体験をしたと思う。

前の人の足元ばかり気になる。見つけた!取り払おうとしてもちっとも落ちない。

足で踏んでもしぶとい。途中、うじゃうじゃといたらしい。そこまで見えなくてほっとする。下山してからがもっと大変だった。靴・カッパを脱ぐとヒル・ヒル大騒ぎザック念入りに点検して車に乗った。

まさか、それでも体(お腹)についていたとは… 

 

ヒルにも負けず

良子I

この時期に、このルート!?トレーニングでなかったら、“参加したくな〜い”と駄々を捏ねたいルートです。ヒル対策にキッチン用のアルコールスプレーを持参します。今日のトレーニングは、ロープワークに地図読み、そしてヒルに打ち勝つ精神力と、盛りだくさんです。この盛りだくさんのことを多くのメンバーで体験できたことは、合宿に向けてプラスになったのではないかなあと思います。ありがとうございました。

 

盛りだくさん

由記H

 駐車場に着いて準備をしている間にすでにヒルが出没・・・。今日はどうなる事やらと不安いっぱい。そして、ほぼ1ヶ月ぶりの山行でみんなについて行けるかとこれまた不安に。今回はロープワークに地図読みと盛りだくさんで、あっという間に過ぎてしまいました。登りではさすがに体力が落ちてることを実感。合宿までに体力をつけなきゃ。

 

地図読みの難しさ

晋平Y

 夏合宿のトレーニングとして、鎌ヶ岳鎌尾根へ行きました。天候は降り出しそうで降らない様な蒸し暑い一日でした。

 序盤は地図読み中心で、後半はザイルワークを学習しました。

 地図読みでは、自分の位置関係や周囲の環境と手元の地図とを良く見比べ、物事の全体の動き(パーティ全体の動き)を判断しなければと終始思いました。お陰様でヒルに血を何箇所か吸われ血が止まりませんでした。ヒル対策も今後の課題となりそうです。

 

ヒルの洗礼を受ける

             幸江N

 夏合宿トレーニングで鎌が岳、鎌尾根を歩いて来ました。山登りは久しぶりで、山体力が落ちていないか、ヒルに噛まれたら・・・と心配事が多く、その上天気予報は雨、行く直前まで憂鬱でした。

 水沢峠の登山口からいきなりの急登で、息が上がらないように意識して歩きました。

歩き出して早々「ヒル!ヒル!」との声に、持参した塩水を吹き付けましたが、あまり効果がなかったようで、カッパにヒルが噛みついてました! Lがもっていたアルコールが効果絶大でした。

 心配していた雨に降られることもなく、地図読み、ロープワークの復習、ヒルとの初遭遇と盛りだくさん、とても有意義なトレーニング山行となりました。白い霧の中に浮かぶ尖がった鎌が岳は幻想的でかっこよかったです。駐車場でヒルを払い落としてきたつもりでしたが、自宅でカッパを洗ったところ、もれなく3匹お持ち帰りしていました。

 

 

細いものが立っているよ

志貴子I

梅雨時の鈴鹿は細いものが立っているよ・・・今回も沢を登り詰めるため最初からいるんですもの・・それに気をとられているのできつい登りも忘れていたかな。

この時期は蒸し暑さとの戦いだが今回はザイルを張ったりしてそれを忘れさせてくれる材料がいっぱいあったのでなんかスムースに終わることが出来たような機がする。

でも本番は負荷と暑さとの戦いなので自分の体力が何処までついて行けるか不安です

 

血ィすうたろか!

三郎O

 夏合宿のトレーニングで鎌尾根に行った

このヒルシーズンにも拘らず15人もの参加があり担当者としては大変有難かったです。 目的は危険箇所の通過練習

もちろん、今度の合宿ではそれ程の危険箇所は無いのですが、合宿トレーニングの時でないと皆でのロープワークのトレーニングが出来ないので、今回 折込ませて頂きました。 登り下り合わせて全部で6回L、SLでロープを張りましたが色々、問題点も多く都度I津さんから指摘を受けられて良い勉強になりました でもメンバーの中にはザイルを使って登るのを結構、楽しんでいる方も居らして張る方としては救われました。それから、しつこい程にコンパスを使わせて貰いましたがヒルの沢山居る場所で立ち止まるなんて…「イヤ〜」って思いましたよね 体をはってのコンパスワーク・地図読みでしたが、お役に立てたのでしょうか・・・? 難しがらずに今度はヒルの居ない場所でユックリ、やって下さいませ。

 

ダンシング♪ヒル

            那津子M

 夏合宿トレーニングで鎌ヶ岳・鎌尾根に行きました。 梅雨以降から夏の鈴鹿はヒル山だと聞いていた為入会前はこの時期は避けて居たのですが、TR山行で行く位だから、鈴鹿の中でも数少ないヒルの居ない山なんだ!と言う事で心配して居ませんでした…。が、蓋を開けてみると「ヒルの事すっかり忘れてた‥」と言うLのお言葉。昔、映画で観た身体に張り付いて黒く大きくなったヒルを想像していたのですが、実際には細くて小さくて足下でダンスをするように動いているヒル達…。案外可愛いのね!踊っている時の見た目は…。

 さて今回は漸く入会後二回目の山行。夏合宿へ向けてのトレーニング山行と言う事で、参加者15名。皆さんのペースに着いて行けるかなと不安でいっぱい。その不安が、現実となり、急登では最後尾の私がただ独り「キツイ!早い!」と大声で叫びたくなるほど。実際にストックなしでは着いて行く事が出来ず、途中からストックを使用し、なんとかかんとか遅れながらも皆さんに追いつく始末。皆さん、本当にお元気で、私以外はだれ一人しんどそうな素振りすら見受けられず、いつかは私もあんな風にこの急登を涼しい顔でスイスイと登れる日が来るのかな…いや、そう言う日が一日も早く来るように努力しなければ!と改めて感じました。

 地図読みも、机上での教育セミナーの時には、とっても分かり易かったはずなのに…肝心の実地では‥。頭の中が全然整理できていないなと改めて反省しきりでした。そして今回も、ロープワークの習得の為、ザイルを張って下さり、私はプルージックの練習。

暑くて、キツイ山行も地図読みやロープワークなど変化に飛び、そして何より皆さまの励ましや優しい心遣いのお陰で、何とかかんとか最後まで楽しんで終える事が出来ました。 

 今回は、『歩く際の歩幅だけでなく前に‥前に‥と言うより、右→左→右→左…と重心を移動させながら歩く様心掛けると楽になるよ!』と教わりました。とても勉強になります。今後もアドバイス宜しくお願い致します。ありがとうございました。