南アルプス 櫛形山 (2052.2m)

 




    


<日程>2015日(水)

<天気>曇りのち雨

<ルート>池の茶屋口〜もみじ沢〜アヤメ平〜裸山〜櫛形山〜池の茶屋口

<メンバー>

L:佐枝子M SL:清子S 会計加代子O 圭音留H 記録由美

<記録>

3:55 板山公民館発

9:02 池の茶屋口到着

9:15 出発

9:41 北岳展望デッキ

10:10 もみじ沢(もみじの木が沢山)

10:18 休憩

10:30 サルオガセが素晴らしい山道

  11:08 アヤメ平に到着 キンポウゲの花畑にポツン、ポツンとアヤメの姿がある

11:18 アヤメ平避難小屋にて休憩

11:33  カッパを着て出発

11:59 裸山山頂到着

12:05 アヤメが群生地通過

12:14 カラマツ原生林通過

12:41 櫛形山山頂到着

13:00 櫛形山三角点通過

13:21 池の茶屋口到着                  (記録:由美K)

 

アヤメに会えた!!

由美

 池の茶屋口からバリアフリーの道になっており車椅子の方でも北岳展望デッキまで行けるという有難い登山道

緑のヒゲのようなサルオガセ。なかなか良い雰囲気を醸し出している。アヤメ平に着くと網の柵の中に木道が通っていて一面、黄色のキンポウゲの花畑だ。その中にポツン、ポツンとアヤメの花が咲いていた。アヤメ平避難小屋で休憩して裸山に向かう。小高い丘のような裸山付近には、何と沢山のアヤメが群生していた。スゴイ!青紫の花畑を見ることが出来て嬉しかった。

 

幻想の森

加代子

 トレッキングコースという名称と、スタートからのなだらかな道に、つい甘く見てしまいがちですが、北岳展望台から先はちゃんとアップダウンのある登山道でした。天候は午後に向かって下り坂、ガスが出始めると、まわりの原生林は不思議なムードに包まれます。カラ松というと、私の中のイメージはすっと伸びたきれいな林の感じなのに、ここの木は年を重ねて巨大になり、荒々しい姿を見せていてとても同じ木とは思えません。そして森を幻想的にしているのは、おびただしい「サルオガセ」。こんなに繁殖するにはそれなりの理由があるということですね。

櫛形山を代表するアヤメの群落は、つつましいながらも美しく咲いていて、雨が本降りになる前に無事下山できました。平日であることと、この気候で登山者の数はわずかでしたが、今度の土・日はアヤメを求めて沢山の人がこの山を訪れるでしょう。

 

満開のお花畑

              圭音留H

アヤメ平は、満開のお花畑でした。キンポウゲ・グンナイフウロ・オダマキ。アヤメなど、一面にさいていました。鹿の被害があり、一時期は、お花が減ったそうですが、鹿柵を作り、こんなにもお花が増えたそうです。柵の外は、手入れしてある公園のように、植物がほとんどない状態です。その違いにびっくりします。

木に海藻がかかっているようになっていました。サルオガセです。サルオガセは、林を幻想的にしています。サルオガセは、かかっている木の栄養を吸い取ってしまい、枯らしてしまいます。植物の世界も、弱肉強食です。

ダテカンバの大木がいくつもありました。枝が面白い形をしていました。いろいろな植物がある楽しい山でした。

 

遠いー!

清子

 櫛形山は遠かった。以前からアヤメという事で一度は行ってみたい山ではあったけれどここのところ、アヤメは少なくなっていたらしい。幸いにも皆々様の努力で復活の兆しを見せているところへ私たちはあたったということで、アヤメ平あたりが一面のキンポウゲとホトトギスでもきれいでいいと満足していたのだけれど、ボツボツとでてきたアヤメは裸山あたりではかなりな数になって、櫛形山分岐ではもっとたくさんのアヤメが咲いていた。雨の降りそうな日に似合って青紫の花はとてもきれいだった。帰りも長い長い運転となって、本当に有難う!という気持ちです。

 

いいとこどり!

             佐枝子

 前から一度は行ってみたいと思っていた櫛形山へ、やっと行って来た。微妙に遠く、微妙な季節に咲く花なので、今頃咲いているなと思っているうちに時は過ぎ、気が着けば今年も行けなかったの繰り返しだった。

今年こそと思ってネットを見たら、3年位前には有名な「アヤメ」は鹿害ですっかり絶滅状態になっていたらしい。保護活動を始めて、やっと回復しつつあるらしいとの事ででかける事にした。合宿の打ち合わせと重なってしまったのでルートをカットしたが、これが本当に「いいとこどり」で、登山口までに富士山の雄姿を拝み、ラクラクっと登りミヤマキンポウゲ、テガタチドリのお花畑へ、そして次はアヤメのお花畑できれい、きれいと大騒ぎ。雨が降り出した頃には下山の間の良さで帰って来た。平日なので、有名な山なのに数人の登山者に会っただけで、静かな静かな花の山だった。