若狭 耳川・うつろ谷

 

      

 


山行期間:2015年7月13日(月)晴れ

目的:楽しみながら沢登り技術の習得を図る

ルート:うつろ谷出会〜うつろ谷〜明王の禿〜赤坂山〜粟柄越〜うつろ谷出会

メンバー:L:哲哉S SL:良子I 医療:達也W 会計:佐枝子M

記録:

5:00 阿久比町役場発、

賤ヶ岳SAトイレ休憩、北陸道〜舞鶴若狭道〜R213を進む

7:25 赤坂山登山口(入渓点)着、途中土砂崩れで通行止めの書き込みもあったが結局終点まで行けた、出発準備。

7:50 出発、駐車点から一歩降れば沢だったまず三つの堰堤を超える。

8:05 最初の大滝、ザイル確保、水は冷たくない

8:35 終了

8:49 二つ目の大滝、水量が多く、右巻き

8:58 2段12m通過、滝又滝の連続

9:02 多段20m、前半は右巻き、滝中央部よりザイル確保。9:33終了

9:31 ナメ滝の連続

9:32 4段ここも上部ザイル確保で通過、

9:59 終了

10:20 二股前通過

10:35 F12、5m S田落ちる、(ズルッと滑り落ちた、何事もなく助かったが慎重さが足りなかった「力まかせに行くな」Wさんの注意が身に沁みた。

10:40 くの字前1本

11:22 二股前左巻き、最初右側に挑戦、(ハーケンを打ち込みいろいろトライしたがギブアップ)安全な巻き道を選んだ、戻るのが大変、ザイル確保

11:28 二股と出会う、左側本流に進む

12:00 奥の二股、右に進む

12:03 流れなくなり遡行終了

12:10 装備解除、1本、現在地確認、尾根を進むか、登山道に向かうか、相談の結果、登山道を目指し東に進む事に決定。

12:38 出発

12:46 登山道と出会う、湿地を避け東に進んだが思いの外速く登山道と出合った

13:06 明王ノ禿、琵琶湖が拡がる遠く伊吹も見える、岩場の荒々しい景観と赤坂山に向かう登山道が対照的

13:28 赤坂山、給水休憩、粟柄越に向かう笹の道が穏やか

14:35 赤坂山登山口(入渓点)着、着替えて帰宅準備、赤い京都ナンバーのRV 4が停まっていた、持ち主、後で入渓した可愛いお嬢さんがF12で落ち
たとき見失ったメガネを拾って届けてくれた。     <記録:S田>

 

久し振りのうつろ谷

達也W

 7年ぶりに訪れたうつろ谷は、沢の形相が大変様変わりしていた。入渓地点まで車で入れる折戸谷林道は数箇所崩壊していたし、沢に入るには好都合でしたが入渓点は見事にえぐれていた。一瞬、沢が違うんじゃないかと目を疑った。堰堤を3つ越えれば滝の真ん中を流れ落ちるF1だ。間違いなかった。水量が少ないと、エイ一ヤーツと一跨ぎで越えられるのだが、今回は水量が多くてとても越せない。Lが左岸の直登を試みるがあえなく敗退。滝の下は淵になっていてとても深い。ここはLが泳いで右岸から攻めてばっちりでした。後続はダイナミックにダイビングして確保地点まで登る。流木、大石、木の葉などで大荒れの沢を遡上すればヌルヌルの滝。SLが妙齢に登り、後続をあげる。直接赤坂山に詰め上がる二俣を過ぎた5mの滝でLがずり落ちたが、本人はケロッとしている。次の滝は逆くの字だが、水量が多くてハーケンを打ち込んだり、アブミで這い上がろうと色々試みたが結局駄目で左側を巻いた。その後、幾つかの小滝を過ぎると最後の詰め、奥の二俣になる。小沢が幾つもあって、失敗すると大変苦労します。私たちは一発で高島トレイルとなっている登山道に出て明王の禿、赤坂山を越えて栗柄峠から入渓地点に戻りました。

下界の暑かったこと、暑かったこと!!

 

土偶の目

           佐枝子M

 久しぶりのうつろ谷は、何度か行った事があったあの「癒しの沢」では無かった。最初から泳ぐし、いっぱい出てくる滝は白い飛沫をあげているし、こんなところあったっけ?の繰り返し。どうやら数年前の豪雨ですっかり谷の様子が変わってしまったようだ。必死で登っている私のおでこの辺りを虫がまとわり着いているのは知っていたが、構っている余裕は無かった。終了点を過ぎ水に浮かぶシャラの白い花に気が付く頃、「あれ?まぶたを刺されたかも?」と思い登山口に着いた頃には瞼が重い。あ〜あ、やられてしまった。前日の焼岳は唇を刺されタラコ唇になってしまった。なのに今日は瞼かあ。一晩寝たら奇跡的にスッキリ!ってな訳は無く、「遮光器土偶」の目になってしまった。楽しかった沢も吹っ飛んでしまい、片目が開眼するまでに2日もかかってしまった。

 

滝がいっぱい

 良子I

久々のうつろ谷はやっぱり楽しい沢でした。3年ほど前の大雨の影響か、少し、様子が変わっていたような気もしますが、大きな滝や小さな滝がドンドン出てきて、しかも私のようなヘタッピィでもいっぱい楽しめる滝がほとんどです。

最初の滝から水量が多くて、滝壺は足が届きません。いきなり全身ずぶ濡れになりましたが、全然寒くない!よって、そこから先は積極的に水を求めて好きなところを行くように。ビビリ(=私)はヌルヌル地帯になると安全地帯に逃げ込んで、気持ちよさそうな滝になると、「それ行け!」と濡れにいきました。面白かったけれど、ちょっと油断するとツルッとするので、無理せず、慎重に。それにしてもW田さんが書いてくださった遡行図素晴らしい!その通りに進んで、最後の一滴(といっても一滴は分からなかったけど)まで忠実に詰め、靴を履き替え、そのまま東に向かってちょっと進めば、そこには立派な登山道。

すっごいなあ。ここのところ、W田さんと沢にずっとご一緒していただいていますが、その度にW田さんの凄さを思い知らされています。ちょっとずつ習得していきますので、これからもよろしくお願いいたします。