中央アルプス 木曽駒岳(2956m)宝剣岳(2931m)空木岳(2864m)
<日 程> 9月21日(月)〜23日(水)2泊3日
<山行目的> 初秋の紅葉を楽しむ
<ルート> 菅ノ台〜千畳敷〜木曽駒ヶ岳〜宝剣岳〜檜尾岳〜空木岳〜菅ノ台
<メンバー>>
L:志貴子I SL:加代子O 会計:雅子T 食坦:紀久子S 記録:幸江N
<記録>
9月21日(月)曇り時々晴れ
6:00 阿久比町役場臨時P 出発
8:20 駒ヶ根高原スキー場臨時P着準備
菅ノ台シャトルバス乗り場へ臨時バスで向かう
8:45 菅ノ台シャトルバス乗り場着
9:50 シャトルバス乗車(菅ノ台出発)
10:23 しらび平駅着 ロープウェイに乗るのに2時間半待ち
12:48 ロープウェイ乗車(しらび平発)
13:10 千畳敷駅着 衣服調整
13:18 千畳敷駅出発
14:03 宝剣山荘着 宿泊手続き、ベーシックのみで山頂へ
14:15 宝剣山荘出発
14:52 木曽駒ヶ岳山頂到着 休憩、写真撮影
15:10 下山開始
15:35 宝剣山荘着 素泊り組は天狗山荘へ案内され5人で一部屋個室だった
16:30 夕食(自炊、鍋ラーメン)
19:00 就寝
9月22日(火)晴れ
4:45 起床、朝食
6:00 宝剣山荘出発
6:20 宝剣岳山頂通過
7:00 極楽平通過
7:10 休憩
8:25 濁沢大峰着 休憩
10:00 檜尾岳着 休憩
11:28 休憩
12:07 熊沢岳 大休止 コーヒータイム
14:00 東川岳 休憩
14:36 木曽殿山荘着 手続き、休憩
15:30 木曽義仲の力水を汲みに行く
16:16 木曽殿山荘着 小屋はツアー客で一杯
16:30 夕食(自炊・ビーフシチュー)
19:00頃 就寝
9月23日(水)晴れ
4:30 起床、朝食
5:10 木曽殿山荘出発
6:00 第1ピーク手前で休憩
6:40 空木岳山頂着 休憩、写真撮影
6:52 下山開始
7:40 分岐通過
8:00 休憩 衣服調整 小地獄、大地獄通過
9:15 休憩
9:50 マセナギ通過
10:20 水場着 休憩
11:05 タカウチ場着 タクシーを呼ぶ
11:30 林道終点着
12:00 タクシー乗車
12:30 駒ヶ根高原臨時スキー場P着
12:45 駒ヶ根高原臨時スキー場P発 帰路へ
15:20 阿久比町役場臨時P着
初秋のアルプス
志貴子I
会に入会して間もない頃、木曽駒ヶ岳〜空木岳の紅葉が美しかったのを忘れず、今回の参加に。シルバーウイークの為、駒ヶ岳のバス、ロープウェイ共で3時間半待ち。千畳敷に今日の宿泊地の宝剣山荘で宿泊の手続きを済ませ、木曽駒ヶ岳に向かう山頂は霧の中だが、到着したときは晴れ、周りの山々の展望良。宝剣山荘は意外とすいていて、我々5人で一部屋をくれたのでのんびり過ごせた。
2日目は6時出発で宝剣岳に登り、極楽平らを経由して檜尾岳へ。今日の登りでいちばん標高を稼ぐところ。天気が良いので富士山を眺めながら熊沢岳、ここらは岩棱帯続きで気の抜けない歩きが続く。みんな慎重に歩く。最後の東川岳からは木曽殿山荘に向けて下るのみ。小屋はすごく混んでいて、遅い人は嫌みをたらたら管理人に言われる。我々は早く着いたので良かったのですが。
3日目は空木岳に向け急登を1時間登るとジャンクションピーク1に到着。展望良。朝日が昇り気持ちが良いが、風があり寒いので山頂に向け歩き出す。岩場のピークを3個ほど越えると空木岳。ここの岩場も気を許すことは出来ない。空木岳山頂からは紅葉を見ながら下山出来るが小地獄、大地獄は少し緊張する。(鎖をしっかり持てば大丈夫。)
樹林帯はルンルン気分で歩ける。11時半に駒ヶ根高原の林道終点に到着。
連休はロープウェイの渋滞に往生しました。楽しいシルバーウィークでした。
中央アルプスの印象
加代子O
シルバーウィークの駒ヶ岳ロープウェイ周辺は人で溢れ、現地へ着いてから千畳敷へたどり着くまでに5時間近くかかってしまいました。午後はガスが立ち込め、木曽駒ケ岳山頂からの展望はいまいち。それでも夜は雲もなく、久しぶりに満天の星を見られて満足。
寒さも苦になりませんでした。
2日目もよく晴れ、出発して15分で宝剣岳の頂上へ。雲海の上に大きく御嶽がそびえ南アルプスの後方に富士山。せまい山頂からは大展望が広がります。
そして、空木岳へと続く縦走路は途中何ケ所も岩場があって変化に富み、アップダウンもそれほど厳しくありません。秋は始まったばかりで淡い、黄色を中心にした紅葉とハイマツと花崗岩のコントラストがとてもきれいでした。
ちょっと面白かったのは、千畳敷から見た美しい姿の宝剣岳が縦走路から振り返るたび変な形のコブにしか見えなかったこと・・・。空木岳も、東川岳から見る時には花崗岩が荒々しくて男性的なのに、下山の池山尾根から振り返ると、ハイマツの緑に包まれた女性的な姿を見せていて、印象的でした。
中央アルプスは、身近な様でいて、以外に来ていなかった山。今回縦走してみて、あらためてその良さを感じました。
最 高!
紀久子S
さすがにシルバーウィーク!駐車場は満車でスキー場駐車場に止め、シャトルバスで送迎すでに長蛇の列になっていた。バスに乗るのに一時間半待ち、ロープウェイに乗るのに整理券をもらって二時間待ちで人があふれていた。千畳敷駅を出て、目に飛び込んできた風景は緑の絨毯、白い岩壁に青空。小屋で荷物を減らして、木曽駒ヶ岳へ。広い山頂。駒ヶ岳神社。帰りは、巻道を通る。
険しい岩の宝剣岳、岩だらけの道をどんどん登って振り返ると山小屋がみるみる小さくなってきた。御嶽山・富士山がみえる。
高度感のある鎖場、気を抜くと足を踏み外しそうで、気が抜けない。岩の下をくぐったりよじ登ったり、大きな岩が重なって迫力あり無事山頂到着。
空木岳は、いきなりの急な登りで、岩が多い登山道だった。滑りそうな丸田を超えると一枚岩があり、つかまりながら通過して山頂到着。ヒュッテから山頂がよく見える。中央アルプスもとてもすばらしい。駒石経由ハイマツと砂・花崗岩のかたまりの白い岩が美しい。ジクザクの樹林帯を進み、木橋、パイプの梯子、鉄の階段などあり小地獄・大地獄という難所もあったけど楽しかった。
ハイマツの緑とナナカマド、ダケカンバの紅葉や花、絶景、眼下には美しい雲海など幸せな気持ちになりました。三日間青空の下を歩くことができ、本当に最高でした。
中央アルプス初縦走
雅子T
色づき始めた中央アルプス、岩あり、紅葉あり、展望良しの楽しい3日間でした。
初日。中央アルプスは近いからと、千畳敷カールを登ったところが今日のお宿だからとそこそこの早朝に出発したところ、シルバーウイーク後半の大混雑に見舞われました。幸い山が混雑ってことはありませんでしたが、驚きました。宝剣山荘に荷物をデポして登った木曽駒はガスの中。天狗山荘は一晩中ストーブがついていて、山はすっかり秋だ。自炊も楽し。
2日目。山行前にいろんな方のblogや山行記録を見て、岩場鎖場が多いこと、アップダウンがけっこうあって、思ったより歩きごたえがあることなどが報告されていて…気合は充分!確かに。見た目はなだらかな稜線ルートなんですけどね。でも。楽しく歩くことができました。木曽殿山荘から見上げる空木岳はかっこいい。
3日目。険しくそびえる空木岳を、日の出前から登り始めました。岩場にもすっかり慣れ、幸せな気持ちいっぱいで歩きます。山頂でしばし憩い下山。反対側から振り返って東側の尾根から仰ぎ見る空木岳は、西側から見る険しい山容とはずいぶん違って、優しいものでした。
そして下山。宝剣岳から空木岳までの稜線を見ながら下ります。シルバーウイークの最終日。あんなにたくさん駐車場に停まっていた車たちはすっからかん。しっかり歩いて、初秋を楽しんだ3日間でした。
岩場歩きはクイズ!?
幸江N
シルバーウィーク、幸運なことに3連休となったので、たくさん歩きたいと思い、中央アルプス縦走(木曽駒ケ岳〜宝剣岳〜空木岳)を計画しました。
1日目。混雑するとは聞いていましたが、駒ヶ根高原は人で溢れていました。さすがSW!バス乗るのに1時間待ち、ロープウェイを乗るのに2時間半待ち、歩く前からくたびれました。ロープウェイで一気に標高2612mの千畳敷まで上がり、そこからそれほど苦労することもなく、百名山の木曽駒ケ岳山頂に到着。最初は霧がかかっていたましたが、時間が経つにつれガスが消えて展望が開け、明日からの縦走に気分が高揚しました。下山は巻道で天狗山荘へ。さすがに夜は寒くなり、夕食後はみんなしてストーブの前に張り付いていました。
2日目は宝剣岳、岩場の連続で、鎖、鉄杭をたよりに慎重に進みます。目が眩むような高度感に一気に目が覚め、心臓はバクバクでした。1日目より天気がよく、右手には御嶽山、乗鞍岳、左手には富士山を眺めながら、雲海の上をゆっくり歩きました。稜線上から見る山肌の紅葉は、思いの外進んで、陽が当たると鮮やかさが増し、また格別です。赤、黄色、橙色、緑・・・絵画のような色使いの風景にとても幸せな気分になりました。宝剣岳を過ぎても、随所に岩場、鎖場があり、飽きることがありません。Lの「岩場歩きはクイズ、どこに足を置くと楽に行けるか考えるのが楽しい。」との言葉に「なるほど〜!」と納得。まだまだクイズの答えが不正解の多い私ですが、もっとたくさんクイズを解いてみたくなりました。アップダウンをいくつも乗り越え、木曽殿山荘に到着。山荘は東京からのツアー客で大賑わい。山荘から見上げる空木岳は凛々しくかっこいい。夕食、朝食用のお水を木曽義仲の力水を汲みにいき、外のテラスで夕食を摂りました。
3日目はいきなりの急登が始まるが、ご来光に励まされ、いくつかの巨石のピークを越えて、山頂に到着。空木岳は、池山尾根をピストンするより、木曽殿山荘から登るほうが断然面白いと思いました。下山は南アルプスの大パノラマと色付き始めた紅葉を楽しみながら下山。大地獄、小地獄という恐ろしい名前の危険箇所も、ゆっくり慎重に下れば大丈夫でした。
3日間お天気に恵まれ、山に浸った最高のシルバーウィークでした。中央アルプスはアクセスが近く、ゆとりある計画で楽しむことができました。 一緒に行って下さった皆さま、ありがとうございました!