北アルプス 燕岳(2762.9m)
1.山域および山名:北アルプス 燕岳
2.ルート:中房温泉〜合戦小屋〜燕岳 ピストン
3.期 間:2015年9月22日(火)〜23日(水) 一泊二日
4.目 的:アルプスの頂へ
5.天 気:9/22(火)快晴、9/23(水)メチャクチャ快晴
6.メンバー L:裕子S SL:哲哉S 医療:マリ子E 会計:敏子K 記録:保夫H
7.記録
【9月22日(火)】
3:09 阿久比 「発」
6:35 冬の駐車場を過ぎた所で、上のP満車なので
シャクナゲPへお願いします・・!
7:05 シャクナゲP「発」(タクシー)
7:50 中房温泉着(約12k:冬はここを歩く)
8:00 登山開始(P前の温泉とトイレの間を少し行くと燕岳登山口ある)
いきなりの急登だ・・・・!
8:37〜45 第一ベンチ着 一本
9:17〜27 第二ベンチ着 一本 ロープウエイに乗りたい。荷物用?
10:08〜18 第三ベンチ着 一本
10:46〜56 富士見ベンチ着 一本
11:24 合戦小屋着 3本
恒例のスイカをいただく。うまーい!しかし、なんか頭クラクラ・
気持ち悪い。もしかして高山病?長めに休憩
トイレも行ってアーアーーすっきり!それにしても人が多いぞー
12:00 発 休憩後の急登は本当にキツイ!空が真っ青で、紅葉の赤・黄・緑
が凄く綺麗だ。登りきった所が‘合戦の頭’視野が一気に広がる筈だった
が、バテテ周り見えず。ただ燕山荘が偉く高く遠くに見えて、またバテタ
12:30 一本 紅葉がめちゃめちゃ綺麗だ。ナナカマドは真っ赤やったり、まだ青 かったり、既に枯れていたり、いったいどうなってんだ??
12:40 発 登山道の右サイドにブルーの小さな実がたくさん遠くに見える。
何とか採って食べる、3年前の薬師岳以来のブルーベリーだ、旨い旨い
(山で採っていいのは写真だけ??)冬季登山道は尾根を直登・・辛そう!
それを横目に尾根をトラバースするように迂回して最後の小屋への登りにかかると、右手にテント場が見え多くのテントが目に入る。
2012年冬合宿の極寒を思い出す。
13:25 燕山荘 着
【9月23日(水)】
5:30 起床 6:00朝食
6:30 燕岳に向かい出発
7:00 燕岳山頂到着 一本 素晴らしい天気、雲一つないとはこのことだー!穂高連峰、キレット、槍ヶ岳、黒部五郎の片隅、笠ヶ岳、双六、三俣蓮華鷲羽、水晶、赤牛、野口五郎、西城秀樹、郷ヒロミ、烏帽子、奥には剱岳・・・・・スゴーイ!!地図上の名前と本物との確認を、さて??どうやってやるか・・・・山座同定、コンパスを使い見知らぬ山を地図に落として・・・・たのしーい!
7:30 燕岳発 頂上を少し下った所で槍ヶ岳に向かい思いっきり
「ヤッホーーーー!!!」気持ちいい―変なところからこだまが?
しかし、何だこの天候は!す ば ら し い!
8:00 燕山荘着
8:10 燕山荘発 素晴らしい天候、紅葉の道を惜しみつつ下山開始。
8:40 合戦のコル 一本 槍ヶ岳ともここでお別れ、リーダーがコーヒー、紅茶 を入れてくださり、槍を見ながら皆で至福の時を過ごす。
9:00 合戦のコル 発 依然紅葉は素晴らしい。合戦小屋は今シーズン最後というスイカを横目にしながら通―過。下りがキツクなる。
10:00〜10 富士見ベンチ着 一本 昨日程ではないが登ってくる人は多い
11:00〜10 第二ベンチ 着 一本
11:40 第一ベンチ 着 一本 1人、久々の北アルプスの急こう配に膝痛が出た為休憩、更に荷物を分配し身軽化対応。予定どおり予約しておいたお迎えのタクシーに連絡
12:00 第一ベンチ発
13:00 登山口 着
13:30 タクシーに乗り込む
14:30 シャクナゲP 着 シャクナゲ温泉に入り疲れをとり、超有名蕎麦屋さんで満腹になり帰途へ
19:00 阿久比 P着
(記録:保夫H)
久々の北アルプスに感激
保夫H
2012.8の薬師岳いらい3年ぶりの北アルプス登山でした。御同行いただいたSリーダー、Sさん、Eさん、Kさん本当にありがとうございました。天狗岳に続いて皆様に連れて行っていただく山行でしたが、天候が物凄くトンデモナク良くて、且つ想像以上に紅葉が満開となっていて、疲れをいやしてくれるどころか、元気を自然からいただける事が出来ました。
記録にも記入しましたが、北アルプスの山々を地図と本物とを一つ一つ合致させる事が出来る程、奥の奥まで見えました。
◇燕山荘ではパーティーメンバーで反省会を到着後直ちに行った後、それぞれが持ち寄った美味しい食べ物や、それは美味しい飲み物と小屋で販売している美味しい食べ物、飲み物を満喫し、山の話にふけりました。
夕食後は、燕山荘赤沼オーナーから山の話と本場ヨーロッパアルプスのホルーンの生演奏を聴かせて頂き、本当に至福の時を山小屋でも満喫できました。
◇オーナーの話の中で、自然との付き合い方をお聞きし、山の植物、動物、山そのものを本当に自然のまま保存し、後世に残して行かないといけない、今1人1人が本気になって山ばかりではなく、生活の中で誠実に行動することが是が非でも必要だと痛感しました。
あとユーモアがあるなーと感じた話で、アルプスではホルーン演奏者に日本で言うオヒネリを来ていた人が出すそうですが、ホルーンの先の広がった所にコインを入れると、演奏中唇に物凄い痛みを感じるので、軽い紙系のオヒネリが喜ばれるそうです。チャンチャン!!
◇久々に北アルプスに来て、前記したとおり大変感激しましたが、メンバーの方々に大変なご迷惑をおかけしました。登りも下りも本当にペースを落としていただき、逆に皆様が疲労困ぱいしてしまったこと。下りでは膝痛が出てしまい、荷物の分担など肉体的にも精神的にもご心配と負担をかけてしまいました。
準備がまだまだ足りていないという事で、気が焦ってやるべき事を確実に対応していないことが一番の原因です。
○身体のコアーを鍛える2セット/日
○体重を5キロ落とす 11月上旬まで
以上を公開目標として精進します。
燕はいいですね
裕子S
もう何度目になるのか・・・。夏になると、必ず頭をよぎる山。それが燕岳です。今回は、山小屋ライフを楽しもうとやってきました。
9月の終わりは、世間ではまだまだ夏のはずですが、今年は何だかそうではないらしい・・・。山に向かうと何だか涼しい感じですし、見上げれば赤や黄色の紅葉!狙ったつもりはなかったのですが、ドンピシャの紅葉です!一番きれいだった場所は、合戦小屋から上部から燕山荘までの間。のんびり歩き、立ち止まっては写真を撮るという贅沢な山行となりました。
燕山荘に着くと、今度は北アルプスの山々が顔を出します。槍ヶ岳、大天井、水晶、鷲羽。シルバーウィークの中でも最高の晴天で、最高の風景です。多くの登山者がベンチに座り、この景色を肴に、ビールを飲んでいました。
私にとっての北アルプスの季節はそろそろ終わりを迎えます。これからの季節、どこへ行ったらいいのでしょうか・・・。路頭に迷っています。誰か教えて〜〜〜。
神様からの贈り物
哲哉S
こんな事もあろうかと早朝3時発だったのだが、案の定、有明荘より随分下、臨時のゲートで「しゃくなげ荘付近の無料駐車場へ戻れ」、の指示、随分下の方まで戻った、幸運にも直ぐ捕まったタクシーで登山口に向かったが、戻った駐車場も一杯だった。
Hさんの復帰第2戦、「皆で一緒に歩き、頂きに立ちたい」と言うリーダーの強い想いを受けて出発した。
好天に恵まれ日射しは強いが暑さは感じない、各ベンチで休みながらゆっくり進む、第3ベンチ、沢山の登山者でベンチは一杯、下ってくる登山者との交錯が多くなり、ナナカマドの紅葉が目立ちはじめた。合戦小屋では名物のスイカにかぶりつく、上を見ると黄色・赤の紅葉が素晴らしい、合戦の頭付近から紅葉が一段と綺麗になってきた、青い空に、赤・栗色・白に塗られた燕山荘がくっきり見える、印象的な景観だ。道端の酸っぱいブルーベリーをつまみながら登ると木梯子の登り、ここを通過してしばらくするとテン場が見え、燕山荘へ着いた。
下山者との交錯に時間を取られながら、ゆっくりゆっくり、着実に登って来た、5時間ちょっと、大汗もかかず好天に恵まれた、空は青いが燕に繋がる尾根の東側からガスが上がってくっきり色分けされている。燕は明日の朝と決まった。入荘手続きをして後は18時の夕食までおしゃべりでゆっくり過ごす。15時過ぎ、東側の雲海にブロッケンが見えた、不思議な光景だ、七色の輪の中にぼんやりと自分の影がうかんでいる、生まれて始めての経験、神様の贈り物。残念ながらその後、雲があがって夕日は見えなかった。
燕山荘オーナーの話しとアルプスホルーンを楽しんだり、Hさんから、山座同定の仕方を学んだり、適当にアルコールも入って楽しい時間を過ごした。
2日目、ゆっくりの朝6時半、燕に出発、昨夜の話もあり、ストックはザックにお預け夏シャツ1枚で充分、寒さは感じない、真っ青な空、頂上では、AIR登山のプロHさんの知恵を借りて、コンパスを使ったり、地図を確認したりの山座同定、360度の展望を楽しんだ。燕岳までは30分弱、ゆっくり歩いたつもりだったがルートタイムとほぼ同じ、若者、子供連れ、中年・熟年と多様な人とすれ違う。
合戦の頭、上を観ると紅葉と青い空、手入れされた燕山荘、燕の砂地と岩の色が見事な調和で飛び込んで来る。昨日からの計画通り、お湯を沸かしてゆっくり休憩、特注のココアが紅葉にマッチした、旨かった。ここれで槍の姿ともお別れ。
合戦小屋は通過(スイカはこの日に完売、終了となったらしい)、第1ベンチでタクシーを予約、登って来る人との交錯待ち、バス時間を急ぐ後続には追い越して頂きながらゆっくりと下山、無事、中房温泉に着いた。
好天も、今年一番の紅葉も、ブロッケンも、
めぐり合わせの運の良さも、全て復帰第2戦を祝う神様からの贈り物だったと思う、
2012年8月の薬師以来だから、丁度3年ぶり、又、いい時間を共有させていただく事ができたことをメンバーの皆さんに心から感謝したい。
♪ありのままの〜in燕
マリ子E
登山口は売店とトイレの間にある。直ぐにつづら折りの急登が始まるが、ゆっくりゆっくりを合言葉におしゃべりをしながら登る。傾斜がゆるみ少し下ると第一ベンチ。下る人が多くなりベンチの空きがない程となった。この合戦尾根は程よい所にベンチがあり、ペース配分も楽であと少しと頑張りも効く。登り下りのすれ違いで、結構足を止める必要があり、疲れることなく第2・第3・富士見ベンチでの休憩を経て合戦小屋に到着。
名物のスイカは一切れ800円で繁盛している。さすがに秋到来で一切れは多すぎるため半切れづつ頂いた。やはり美味しい!!Hさんが軽い高度障害の様子で、トイレ休憩も入れ時間をかけてのんびり過ごす。
完熟のブルーベリーを賞味しながら、紅葉の始まった尾根道をゆっくり登り始める。体調が回復したHさんは、“悪友しびれくん”を連れ添いながらも、禅問答の滑舌は絶好調で楽しいこと!〜嗚呼〜ついて行けない!
森林限界の合戦ノ頭へ到着。槍ガ岳をはじめ北アルプスの山並みが見えてきた。燕山荘がはるか遠く天空に見える。あたり一面は紅葉の景色に変わった。赤、黄、緑を主体とした見事な紅葉が雲一つない青空に映る。ナナカマドやマイズルソウの真紅の実。イイね〜良いね〜と連発しながら、いつの間にか燕山荘に到着。
表銀座をはじめ何度見ても釘付になる槍ガ岳。そして裏銀座の山並みとまさに360度の展望。何よりも細江さんの復活山行を祝し、皆んな満面の笑顔で握手交換!北アルプスバンザ〜イ!!
山荘は思ったよりゆとりが有るのか6人分のスペースを確保。二階部屋の窓からは槍ガ岳が絵画のように見える。夕食まで時間はタップリあり、お湯を沸かしコーヒーやブランデー入り紅茶を頂きながら山談議。至福のひと時を過ごす。その内ブロッケンも現れる。防寒着を着るほどでもなく、外に出ておしゃべり三昧&暮れゆく北アルプスに酔いしれいつまでいても飽きない。
夕食の時、オーナーより山でのマナーなど分かり易く説明を受ける。穏やかで品のある素敵な紳士で、アルペンホルンを聞かせてくれた。良いね〜イイね〜。
ぐっすり眠り朝食をすます。秋晴れの素晴らしい天気の中、燕岳に向かう。良いね〜イイね〜の言いっ放しだ。素晴らしい展望にわが頭は制御不能の天然パワー全開。♪ありの〜ままの〜自分でいいのよ〜♪♪思ったまま、感じたままが口から出てしまう。アレは?アソコは?あっちは?と言いたい放題、聞きたい放題。呆れかえったSさんが地図とコンパスを出し、Hさんが山座同定のミニセミナーしてくれる。良いな〜イイな〜。
燕岳は、北アルプス入門の山と言われるだけあって、老若男女はもとより子供を連れた家族連れが多い。今回のように、体調を崩した後の復活山行にもいい山域だと思う。私も春先からメニエール症による眩暈に悩まされて山は躊躇していた。完治しないのなら、上手く付き合うしかないという“腹くくり山行”でもあった。眩暈止めを服用しながらではあったが、幸い大過なく楽しく北アルプスに立てた。自信になった。これも計画をしてくれた裕子さん、そして何よりも前向きのHさん、手首骨折リハビリ中のKさん、そしてず〜っと引っ張って下さったS田さんのお蔭です。皆さんそれぞれの心配りに感謝しています。
山は秋真っ只中
敏子K
手首の回復の兆しが見えてきた頃、S藤さんからお誘いをうけ迷ったが燕岳ということでお願いした。Hさんの復帰第2弾ということでしたので私にとっては願っ足りの山行でした。
駐車場を心配して早出の出発でしたが好天続くシルバーウィークの後半、駐車場の手前で満杯のため侵入禁止となりしゃくなげ荘の駐車場からタクシーでの乗り入れとなった。
最初の急登を歩いて第1ベンチで休憩、Hさんも調子よく登山客も多く、何の不安もなく燕山荘に到着。天狗の頭付近からの素晴らしい紅葉にどっぷり秋を満喫しました。近年アルプスの紅葉が早まったと感じていたことに実感もしました。
リーダー・サブリーダーには注意深く気配りしていただき楽しい中での山行となり、 私もお陰でなんとか自信がついた気がします。有難く思いました。Hさんの山への期待・意気込み・頑張りも刺激となりました。
ただ、初めての小屋泊山行を予定していた会員が都合で同行出来なかったことの無念さに、私だけでなく全員の思いと知り心無しかHFの一会員としてほのぼの感が嬉しかったです。