南アルプス 塩見岳(3047.3m)

<烏帽子岳からの塩見岳>

 

 


<日時>2015年10月3日(土)〜4日(日)

<天候> 晴れ

<目的>登山学校マウンテニアリングコースの研修山行で行く予定だった塩見岳に登る

<ルート>

鳥倉登山口〜三伏峠小屋(到着後、烏帽子岳往復)〜塩見岳〜三伏峠小屋〜鳥倉登山口

<メンバー>

SL:良子M 会計:伸子S 記録:泰江Y

他会員外2名 L:一泰N(ふわく山の会)医療:稲子O(スルジェ)

<記録>

10月3日(土)晴れ

6:15 金山イオン前出発

7:41 阿智Pにて休憩(15分)

8:11 松川IC

9:24 鳥倉林道ゲート駐車場着 登山届提出

9:41 駐車場発

10:21 鳥倉登山口着 

10:27 鳥倉登山口発

11:28〜11:37 休憩

12:04 水場

12:27〜12:37 分岐 休憩

13:02 三伏峠小屋到着 受付 不要な荷物は、デポ

13:30 烏帽子岳を目指して、出発

14:11 烏帽子岳着

        真正面に見える塩見岳をはじめとする南アルプスの山々に感激。

14:38 烏帽子岳発

15:15 三伏峠小屋着 宿泊

16:30 夕食

19:00 消灯

10月4日(日)晴れ

4:00 起床

4:15 朝食

4:53 出発 

5:09 三伏山

6:07〜6:15 本谷山 休憩

7:18〜7:28 休憩

7:43 分岐

7:58 塩見小屋 工事中で、売店、トイレに用のある人以外立ち入り禁止

8:38〜8:48 休憩 落石注意の看板、急な岩場が続く

9:25 塩見岳西峰到着 360度の展望

9:30〜9:40 東峰

9:45〜10:00 西峰 休憩

10:50〜10:59 塩見小屋付近 休憩

11:55〜12:04 休憩

12:29 本谷山

13:32〜13:50 三伏峠小屋 小屋に預けた荷物受取

14:45〜14:55 豊口山コル 休憩

15:42 鳥倉登山口到着

16:24 駐車場到着

16:44 駐車場発

           (記録:泰江Y)

 

リベンジ塩見岳

良子M

 登山学校の実技で塩見岳山行を計画したが、2度流れ3度目のリベンジで実行できた。最初の計画ではテント泊であったが今回は三伏峠小屋泊り。荷物が軽くなった分、2日目のコースタイムを少しでも縮めることが出来て良かった。今回は、メンバー全員が先頭を歩くことも試みた。私にとっては初めての経験。自分ではゆっくり歩いているつもりでも後ろから「早いよ!」と、声が掛かる。全体を見ながら歩くのは難しい、でも良い経験をした。

 1日目は鳥倉登山口から三伏峠小屋まで。小屋で受付をして烏帽子岳に向かう。山頂では素晴らしい富士山の眺めが迎えてくれた。2日目は小屋を5時前に出発。樹林帯を進み塩見新道分岐で尾根上に出る。仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳を眺めながら塩見小屋を通過。塩見岳が目の前に迫ってくる。岩で切り立っている。天狗岩を巻いて一度下り、岩場の急登。ペンキマークを確認しながら三点確保で慎重に登る。塩見岳の西峰に到着。富士山が正面に現れる。稜線をたどり東峰。皆で記念写真を撮る。360度の景観を楽しむ。

 下山した時には皆、「やった〜!」という感じ。天気にも恵まれ、メンバーの気持ちもそろって最高の山行となりました。登山学校もやっと終わりました。

塩見岳

伸子S

早朝、暗い中ラテを点けて小屋を出発。高度2600m以上、朝は寒い。ところどころにある長い霜柱を踏んで歩いた。

夜明けとともに満天の星空は消え日の光が射し始める。青空の下、山肌は彩られ、秋真っ只中の塩見岳。

南アルプスの紅葉は期待していなかっただけに予想外の眺望に感動!

頂上では360度の大パノラマが広がる。富士山、北岳、甲斐駒、仙丈、鳳凰三山、赤石、荒川等々、地図を広げて山座同定に興じた。

登山学校の研修山行で来るはずだった塩見岳。課題で出された山行計画をみんなで一生懸命に取り組んだ。生憎の大雨で流れてしまったが、雨で終わりではあまりにも情けないので何とかして登りたいと全員の気持ちが一つになって実現した。

秋の日は短い、重い荷物を担いでの登山は負担が大きいとテントではなく、小屋泊まりにした。(登山学校の主旨からは少しずれるが・・・、故にお世話になったコーチ達もお誘いはしなかった。)でも、こんな素晴らしい山を課題に選んで下さったコーチ達に感謝です!それとこんなにも素晴らしい“登山学校同期の方達”と巡り合えたことが、登山学校での一番の収穫です。これからもよろしく!!

最高の天気に恵まれて

泰江Y

 天気予報は、全く心配なし。当日は、全員早めに揃い、15分早く出発できた。道路も順調で、松川インターまで、約2時間、しかし、そこからが結構時間がかかり、狭い道路でのトラックとのすれ違いが何台も続いたり、工事車両に移動してもらわないと通れない箇所があったり、道路上に落ちている強風で飛んできたらしい大きな木の枝に悩まされながら、やっとのことで、鳥倉林道ゲートの駐車場に着いた。車を出して運転してくれたNさんに感謝。

 鳥倉林道は、歩きやすく整備されていた。1/10、2/10、3/10と、15分間隔くらいで、表示があり、それを励みにして、登っていった。13時過ぎ、三伏峠小屋到着。とりあえず、今日の宿泊地についたので、一安心。小屋で受け付けをし、置いておける荷物は小屋に残して、躊躇することなく、烏帽子岳へ。Oさんが、トップを歩いたが、彼女、昨夜3時間しか寝てないというので、体調、大丈夫かなと心配したが、歩くペースがとっても早いので、びっくり。ついていけないので、ペースダウンしてもらった。烏帽子岳頂上へ続く稜線に出ると、いきなり大きな富士山が姿を現し、感動した。山頂では、360度遮るものなく、翌日登る塩見岳をはじめ、仙丈、甲斐駒、北岳など、見飽きることがなかった。三伏峠小屋は、週末で好天にもかかわらず、わりと空いていた。次の週末は、3連休になるので、団体の予約が入っているとのことだったが。

翌日は、5時少し前に小屋出発。気温2度とのこと。徐々に、夜が明け、足元も周囲も見えるようになり、木々の間から、時折、めざす塩見岳も見えるようになった。コースは長かったが、よく整備されていて歩きやすかった。高度が2600m以上なので、ハイマツだけの稜線歩きを想像していたが、全く違ってほとんどが森の中を歩くコースだった。森の香りが心地よかった。紅葉はあまり期待していなかったが、山腹の紅葉がとても美しかった。塩見小屋を過ぎてしばらく行くと、厳しい岩場の急登が待っていた。とても緊張した。山頂に着いたときは、ほっとした。二日目のコースタイムは、大変長かったので、本当に歩きとおせるのだろうかと、不安だったが、何とか無事に下山できた。二日とも好天に恵まれたことと、素晴らしい仲間達に感謝します。