両白山地 三方崩山さんぽうくずれやま)(2059m)


 

 

 

日 時 2015年10月19日(月)晴れ

目 的 山の紅葉を楽しむ

ルート 道の駅飛騨白山〜三方崩山〜ピストン

メンバー

L:一則O 会計:志貴子I SL:良子I 記録:良子M 医療:佐枝子M 優子S

 

<記 録>

4:00 板山公民館発

6:10 道の駅飛騨白山着、トイレ休憩

6:25 登山口P着、出発準備

6:37 発 自然林の中のジグザグ急登

7:19 頂上まで3.8km標識通過

7:35 1244m地点休憩、見事なブナ林

8:00 四等三角点通過、急坂の直登

8:30 1624m地点着、休憩、稜線に出る。     眼下に紅葉が広がる。

登山道の左側は崩落して白ガレ      

9:28 1956mピーク手前、休憩 細い尾根道が続く

10:12 三方崩山山頂着

10:32 山頂発

11:00 登山口まで4km標識通過

11:32 休憩

12:16 四等三角点通過

12:32 1244m地点 休憩

13:32 登山口着

13:55 道の駅飛騨白山着、着替え、休憩

16:45頃 板山公民館着

<記録:良子M>

 

 

山装う

一則O

 白山山系、秋の『三方崩山(さんぽうくずれやま)』に行った。今月3日にも白山本峰に登ったが、秋山第2弾である。天気は、秋晴れ。真っ青な空が広がる。北陸自動車道・荘川IC降車し、国道156号線を北上。道の駅・飛騨白山のすぐ西の未舗装の林道を6〜7分ほど上がる。車高の高い車、できれば4WDでないとちょっときびしい。行き止まりの10台くらい駐車できるスペースに止め、コンクリートの階段に取り付き、出発。この辺りでも結構紅葉がきている。いきなりの急登を行く。ブナの林は黄、緑、褐色、赤と染まっている。1時間ほど登り切り、傾斜が緩やかなところで休憩。今日の山は標高差約1400m。急登の連続で体力的には相当キツイ。ガイドブックには、「アキレス腱が悲鳴をあげるほどの急坂」とある。 キツイ登りだが、周りの紅葉をたのしみながら登る。やがて目指す山頂がみえる。今でも少しずつ崩壊している北側にスッパリ切れた狭い道を慎重に通過し、回り込んで山頂へ到着。風もほとんどなく、じっとしていると暑いほどの天気。山頂で20分ほど休憩をして、360度遮るものがない大パノラマを満喫。急坂の下山は慎重に。往きとは違って光線の加減かまた違った色合いもよい。まさに「山装う」である。2週前の白山本峰の紅葉もよかったが、ここの紅葉もまた格別である。3時間ほどで下山。今日はほぼコースタイムどおり。道の駅・飛騨白川で着替えと休憩をして、帰半。5時前には半田に到着。

 山はいつの季節もそれぞれの趣きがあるが、秋は一番好きな季節だ。でもこの季節もあっという間に通り過ぎでしまうのだが。

崩れていく三方崩山

良子I

青空いっぱい、爽やかな秋晴れです。たくましくも優しい大きなブナたちが出迎えてくれました。ブナの葉は、太陽の光を浴び、キラキラ黄金色に光っています。かなり黄葉(紅葉も)が進んでいて、高度が上がるにつれ、茶色い山になっていましたが、途中から下方を眺めると、秋山らしく、とっても綺麗でした。しかしそれよりも心配になることがありました。それは崩れ方です。登る度に若干の崩れはありましたが、今日、久しぶりに無雪期に登ってみて、びっくりです。何か所も登山道のすぐ脇が崩れていました。痩せ尾根では、私たちの歩く振動だけで崩れていく音が聞こえてきました。このまま崩壊が進んでいけば、登山道が無くなってしまいそうです。いつまで登れるかなと結構本気で心配しています。

見直しました!

佐枝子M

 三方崩れと言えば、何度か登っているのに雪の1回を除き夏山トレーニングとして登る山。風の通らない尾根は蒸し暑く、直登ルートを汗だくで登りヘロヘロになって帰るの繰り返し。そんな三方崩の印象が、今回がらりと変わった。秋の山は爽やかで、青い空に黄や赤の紅葉が美しい。サクサクっと登り、谷越しに見えた頂上が以外に立派でびっくりした。ひょっとしたらいつも天気が悪かったのかも。山頂でゆっくりしても暖かく、遠くまで続く山並みを見ながら秋の山を満喫できた。三方崩山っていい山だったんだね。見直しました!

やせ尾根が細くなるよ・・

志貴子I

 平瀬温泉から登る三方崩山。標高差、急登でいつ登ってもきついな・・・と思う山。

秋の紅葉もすばらしい。登山口付近は緑とブナの黄色のトンネルの中をジグザグと登り。

1P目が終わると急登の始まり、今日は天気も良いので登山道が濡れていないので歩きやすいが埃が舞い上がる。周りの木々の紅葉に見とれているので埃があまり苦にならない。標高を上げるに従って登山道はますます細くなってきて我々が歩く振動で片側は細かい石が落ちる。この為だんだん道が細くなり危険度が増す。このため風の強い日、雨降りは歩きたくないよ・・・今日は天気が良かったので気分爽快で歩けました。今度はもっと細くなるかな?

半年前にも…

優子S

 今年の4月6日に、雪の三方崩山に行きました。その時は登山口から1メートル近い雪が積もっており、途中で撤退した思い出の山です。「夏に来るといいよ、俺は行かないけど…」と、その時のリーダーの言葉が忘れられず、今回の山行となりました。(秋になってしまいましたが)あのときにブナ林の急斜面を黙々と登った記憶が蘇ってくるのに、時間がかかりました。まるで様子が違うのです。やせ尾根ではアンザイレンで進んだところを懐かしく感じながら、今回は紅葉を満喫しつつ念願の頂上まで行くことができました。天気も良く、頂上からは自分たちが歩いてきた色づいた尾根を一望することができ、心地よい気分にさせていただきました。しかし、この山は崩れ続けているようで「三方崩山」とは名ばかりで「四方八方崩山」で、歩いただけで落石が起きる場所もありました。次に行く時があったとしたらどれだけ地形が変わっているのか、と心配です。