鈴鹿山脈 釈迦ヶ岳(1091m)、水晶岳(954m)
山行日/2015年11月29日(日)
目的/冬合宿トレーニングA 長距離歩行
ルート/朝明P−釈迦ヶ岳−ハト峰−水晶岳−根の平峠−ハライド−朝明P
メンバー
L:一則O SL:聖子S 洞井孝雄 板津彰伸 会計:幸江N
記録:厚子N 車: 晋平Y
記録/天候:登山口付近では小雨が降る。終始曇り
4:55 アイプラザ半田 出発
6:20 朝明P 到着 準備
6:25 朝明P 出発
7:28 標高732m付近 休憩
8:26 釈迦ヶ岳(最高標高点)到着 休憩(風が冷たく手袋をはめた)
8:39 釈迦ヶ岳(三角点)通過
9:00 猫岳 通過
9:37 ハト峰 休憩
10:09 金山分岐 通過
10:19 中峠 通過
10:38 水晶岳 休憩
11:00 根ノ平峠 通過
11:52 キノコ岩 通過
12:00 ブナ清水分岐休憩(身体が冷え防寒に雨具の上着を着る)
12:33 腰越峠 通過
12:47 ハライド 休憩(御在所方面がよく見える)
13:45 朝明P 到着
初冬合宿トレ
一則O
自分にとっては、この冬合宿初のトレーニングである。山は鈴鹿の釈迦ヶ岳からハライド。距離約12km、コースタイム8時間弱、テーマは長時間歩行。
朝明の駐車場に着くと、6時半というのにすでに10台ほど車が停まっている。晩秋の山をたのしみに来るトレッカーもそこそこいるんですね。
中尾根から釈迦ヶ岳をめざす。中尾根は、花崗岩が点在する岩尾根で、なかなかおもしろい。約600mの標高差をゆっくり登る。釈迦の最高点から釈迦本峰へ寄って、猫岳〜ハト峰へ抜けるアップダウンのある登山道をいく。ハト峰9時40分着。この時点で約3時間。行程の5分の2くらいか。ここからも根の平峠までアップダウンの連続である。気象観測?の建物がある水晶岳で休憩し、さらに先へ進む。根の平峠からのアップダウンは結構キツイ。何とかブナ清水との分岐にたどり着き休憩。ハライドまではもうちょっと、といっても1時間以上はかかる。いったん下降してのハライドへの登り返しは、(大袈裟にいうと)最後の力を振り絞って登った。ハライド山頂12時50分着。今日歩いたルートを見渡し、結構歩いたことを実感。あとは1時間ほど朝明をめざして慎重に下るのみ。朝明13時40分着。予定行動時間を1時間弱短縮しての山行だった。登りはじめのときにSLのSさんは、予定を2割早めて行くと言っていたが、ほぼそのとおりとなった。行動時間7時間は初トレとしてはいい刺激となった。
苦手なんです!
聖子S
今回の合宿トレーニングの目的は“長距離歩行”。朝明から、釈迦→ハライドとぐる〜っと一周です。“これでセブンマウンテン制覇だ”と思いながらも、長距離歩行が苦手な私としては、ザックに荷物を詰めたくないけど・・・とりあえず体力トレーニングを兼ねて軽めの歩荷。ベーシックに、共同装備に書かれている装備一式と、水をいつもより500mL多く持って臨みました。
また、SLだったので、目標は、“コースタイムの八掛け”を目指しました。
前日雨が降ったようで、濡れており、けして歩きやすいとは言えないコンディション。また、天気も晴れたりガスって曇ったり、また、時折小雨が降ったりと被服調整が難しい不思議な天気の中。コースタイムの八掛けとはいきませんでしたが、縮めて歩くことが出来ました。そして、自分の中でSLとして色々心がけようと思っていたことは実行できたので、とても充実したトレーニング山行となりました。まだまだ本番に向けて、トレーニングが続きます。無理はせず、でも、トレーニングに向けて少しは負荷をかけながら、本番に向けて頑張りたいと思いました。
今年初めての冬靴が・・・
板津彰伸
冬合宿の長距離トレーニングは朝明駐車場〜釈迦ヶ岳〜ハト峰〜水晶岳〜根の平峠〜ハライド〜朝明駐車場までの約8時間コースであった。久しぶりに履いた冬靴だったので靴擦れで大変な山になったが、目的通りのトレーニングになった。
朝明駐車場からすぐに登山道に入り覚えのある庵座谷ルートを少し進み渡渉するとすぐに中尾根の分岐に出合う。記憶が無いのも当たり前で新ルートが出来ていた。最初からジグザクの急登になり尾根に出てからは、痩せ尾根の岩場が続出する。直登出来そうもないガレ場(大陰のガレ場)は迂回になり急崖を登り詰めると松尾尾根の頭となる。15分ほど歩くと釈迦ケ岳山頂にたどり着く。このルートは、結構面白いルートで雪のある冬にもう一度来たいと思うルートでもあった。(ザイルは必ず必要だ!)
その後、靴擦れだけを我慢しながらハト峰、水晶岳(手当てをしたが時すでに遅し)、根の平峠、ハライドまでの辛抱だけの山行となった。家に帰ってから足を見ると5cmほど皮がめくれていて翌日は革靴を履くのも痛かった。どんな傷の手当ても早い方が良いと思う。
冬合宿トレーニング
厚子N
冬合宿に初めてのエントリーをし、トレーニングに参加させていただいた。山行目的は長距離歩行・・。
計画書のコースタイムと概念図を見る。長いなぁー・・歩けるだろうか!?と溜め息が出る。SLの足跡を踏みながら頑張って歩こうと一生懸命着いて行く。なかなかの急登に息上がりながらも緩やかになるとおしゃべりも楽しみながら釈迦の最高点に着いた。冷たい風が吹きようやく手袋をはめた。寒い!指の先が冷たいのがわかる。20分位歩いただろうか?指の先が温まってきたのがわかりホッとした。
緩やかだがアップダウンが続く尾根道。 時折、巨大な岩に目を奪われ、また御在所方面を眺め、鈴鹿の山の中にどっぷりと浸りながらひたすら歩く。
今日はトレーニングなんだ!と自分自身に言い聞かせ、スマホのカメラも休憩時のみとし、あまり出さなかったが、目にはまだまだ名残惜しいほどの紅葉や山々を目に焼き付けてきた。
ハライドまで登ればあとは下るだけ。一時間も掛からず一年前訪れた朝明に到着。私が今日も無事に歩けたのは、まだそれほどの寒さではなかったからなのかもしれません。
ありがとうございました。
鈴鹿での長距離歩行
晋平Y
冬合宿のトレーニング山行として鈴鹿でのトレーニング山行を行ないました。
釈迦ヶ岳ハト峰間は初めてトレースするルートでしたので、キョロキョロと地形や植生など伺いながらの歩行となりました。
長距離歩行と言うほどの距離ではありませんでしたが、程良い疲労感と達成感に満ち、良いトレーニング山行となりました、ありがとうございます。
長距離トレーニング
幸江N
冬合宿のトレーニング第2弾は長距離歩行でした。釈迦ヶ岳は初めて登りましたが、結構な急登で足の筋肉が鍛えられてる感覚がしました。天気は薄曇り、止まっていると寒いですが、歩き出すと初冬の冷たいピリリとした空気が心地よく感じられ、冬枯れの景色も素敵でした。
ブナ清水とハライドの分岐〜ハライド〜朝明渓谷までは今年の新年山行と同じルートで雪が降っていないとこんな景色なんだと思いながら歩いていました。分岐〜腰越峠までの下り、ハライドからの下りは急降下で木の根、落ち葉があり、足元を疎かにすると転倒しそうで注意深く歩いていましたが、何度かヒヤっとしました。いくつものアップダウンを超えて、朝明渓谷Pにゴール。去年の冬合宿トレと同じコースですが、調べたら去年とだいたい同じコースタイムでした。病み上がりでみなさんについて行けるか不安でしたが、先頭のSLが程よいペースで歩いて下さり、何とか歩き通せてほっとしました。
2015.11.29
冬合宿トレーニングその2 テーマは「長距離歩行」
中尾根道から釈迦ヶ岳へ、羽鳥峰から水晶岳、ハライドへ。初冬の鈴鹿を歩く。
洞井孝雄
11月29日(日)は二回目の冬合宿トレーニング。メンバーは7名(KO、SS、YN、AN板津彰伸、安江晋平、それに私)。朝明のⓅを出発して釈迦ケ岳(1092m)を踏み、猫岳経由で県境稜線の登山道を下って羽鳥峰、中峠、水晶岳を回って根の平峠からハライドに登って朝明Ⓟに下ってくるという計画。テーマは「長距離歩行」。
車二台で半田を出発。朝明Ⓟに車を止める。多くの車が止まっている。登山者の姿も多い。すぐわきの中尾根登山道から登り始める。車でこちらに向かう途中、雨がぱらついたが、それも上がって天候は曇り。暑くも寒くもない、歩くのにはいい気温だが、手袋をはめていても指先が冷たいのはいったい…。沢筋に出ると、すぐに安座滝道を左に分け、中尾根道に入る。標識があるが、落ち葉で山腹の道が隠れていてそれらしくないので紛らわしい。
山の腹から顕著な尾根道に出る。右手には松尾尾根が並行して走っている。2時間ほどで最高地点(1097.1m)に着く。羽鶏峰や八風峠からは主に三角点だけを踏んで下ることが多いので、あまりここまでは来ないことが多い。ここからしばらく尾根筋をたどり、途中で右に折れて三角点(1092m)を往復し、県境稜線の登山道を下る。
猫岳、白滝谷の分岐までアップダウンを三つほど、羽鶏峰着9時37分。砂洲のような稜線から金山方面への灌木と少々開けた低木帯の中を歩く。このあたりはなかなか気持ちの落ち着く庭園のようなたたずまいである。一瞬、周囲が開けて中峠、灌木の間をひと登りすると水晶岳(954m)。一休みして根の平峠に下ったのが11時ちょうど。尾根筋からブナ清水の上部を回って腰越峠に下る。このあたりの道は比較的新しい。しばらく前までは「秘境」のような存在で、ブナ清水、ハライド、ともに多くの登山者が足を向けるようになったのはこの10数年だ。とりわけハライド(908m)周辺の道が今のように整備されたのは先のゲリラ豪雨以後のことだ。
ハライドのピークを踏んで、朝明Ⓟに下ったのが13時45分。7時間20分の
歩行だった。「あー、よく歩いた」というのがメンバーの感想であった。 (洞井孝雄)