冬合宿トレーニング 八ヶ岳 赤岳(2899m)
2015.12.6 (日)
【目的】冬合宿トレーニング(雪上歩行)
【天候】晴れ、ほぼ無風
【メンバー】L:良子I SL:聖子S 三郎O 厚子N
洞井孝雄 雅仁I 晋平Y 一則O
【ルート】美濃戸P〜南沢〜行者小屋〜文三郎尾根〜赤岳(ピストン)
【記録:一則O】
4:00 アイプラザ半田 出発
7:10 美濃戸P到着準備。美農戸口より上部は所々雪があるもスタッドレスタイヤの4WDなら問題ない。
7:22 準備後発、数センチの積雪。凍結してる所あり慎重に足を運ぶ。
7:35 衣服調整。
8:30 南沢途中8分休憩
9:41 行者小屋着、10分休憩後文三郎尾根に向け出発。
9:50 洞井体調悪く行者小屋まで単独で引き返す。Lより行者小屋で待つことを指示。階段の登りがはじまる。
10:35 文三郎尾根3分の1登った辺り、アイゼン着。
11:15 I、Nの両名、足が進まずザックをデポし先へ進む。
11:28 休憩、Iバテる。Oに付いてもらいザックをデポした所で待つようLからの指示。他の5名は今回の目的である雪の岩場、鎖場を登る。
11:57 稜線出る。12時のタイムリミットもあり、富士山をバックに写真撮影をして引き返す。
12:27 O、Iと合流。8分休憩。
13:03 阿弥陀岳との分岐、アイゼン脱。8分休憩。
13:17 行者小屋着、休憩。洞井と合流。
13:35 発。凍結した道を慎重に下るが、何回かツルっとやってしまう。
14:32 勝久雄彦氏碑辺りにて8分休憩。
15:45 美濃戸P着。全員無事下山。16時頃出発。
赤岳で雪上歩行トレ
厚子N
無雪期には登ったことがある赤岳ですが雪のある時期は初となりました。約一年振りの雪山にこの時期、どんな装備?どんなウェアを?と悩みながら迷いながら2日前にパッキングしてみました。あったかく汗をかいても発熱する素材のアンダーシャツにメリノウールの長袖、アンダータイツもシャツと同様そして冬用ズボン、ウールのインナー手袋、毛糸の帽子をかぶって出発。風もなくあたたかく好調な出足。行者小屋で休憩し、ヤッケを着てオーバー手袋をし、目出帽、サングラスをプラス。一番キツかったのはやはり文三郎尾根〜急な岩場の始まり。ピッケルも慣れなくてうまく突き刺さらなく、SLに教えていただきながら一歩踏み出すがやっと。山頂は踏めませんでしたが、きれいな富士山をみて満足して下山。雪のかぶった階段の上、行者小屋からは石がゴロゴロ転がっているところに雪が付き滑りやすく、何度かシリモチ・・怪我はありませんでしたが、まだまだ歩くのも下手だな〜と悟ったトレーニングとなりました。
冬の赤岳文三郎尾根
晋平Y
美濃戸口から美濃戸が最大の核心部。凍結したダート道が車体を傷つける…。県連氷雪技術講習の実技が来年1月に延期となり事前打ち合わせ通り日曜日に日帰り赤岳トレーニング山行参加しました。天候は半田を出発した未明は星が輝くいい天気でした、午前中の早い時間は若干日が射す天候で美濃戸から南沢を登る際には振り返ると北アルプスが快晴に青空に見ることができました。
行者小屋で装備を整えて文三郎尾根へと登る。今シーズン初のアイゼン歩行となりました。前爪を簡易階段に引っ掛けない様に注意を払い登り詰めていきました。稜線上は岩表面に雪が着いた程度の感じで氷にピッケルのピックを引っ掛けて岩場を通過する感じで進みました。
稜線の向こう側に富士山が見えるポイントにてタイムリミットで下山開始。今回の山行ではメンバーの体調不良等で判断が下される箇所が何度もありました。先輩方の判断、行動がとても勉強になりました。そして自分自身、道具があっても雪山に行けると思い込まず、更に体力技術の向上に努めたいと感じる12月初旬の赤岳文三郎尾根でした。
対応力
良子I
雪も降り、鎖場、階段、岩場のアイゼントレーニングができるということで、赤岳へ。行者小屋から先、まずはアイゼン無しで、雪上歩行、階段を終えたところで、アイゼンを装着、稜線に出たところで引き返す、という行動でした。その中で体調不良になられた方がお二人。その対処の仕方が、あれで良かったのか、今さらながら考えています。体調が悪くなられたご本人や、メンバーに頼った行動をしすぎたのではないかと。また初心者の方への配慮が出発前から行動中も欠けていたのではないかと。申し訳ありませんでした。いろいろな事に対応できる力をつけ、考えて行動できるようにしていきたいと思います。
雪上歩行
聖子S
今回の合宿トレーニングの目的は“雪上歩行”冬合宿のトレーニングなので、本番前に雪の上を歩いての足慣らし。そして、各メンバーの雪上歩行の力量の確認も含めて行いました。天候は晴れ。南沢はまだまだ雪が少なく、薄っすら乗っている程度。帰りは凍るだろうな。と思ったら、案の定、下山の時は、終始ツルツルで、気が抜けませんでした。行者小屋に着くと、既に先客が何人か。皆さん、アイゼンを履いて準備をしていますが、私たちは行けるところまではとりあえずアイゼン無し。これも、歩行訓練です。南沢より雪が増えた文三郎の樹林帯を越え、稜線に出たところで、アイゼンを装着。まだ、姿が見え隠れする階段に引っ掛けないように、慎重に歩きました。赤岳山頂に続く岩稜帯の岩と雪と氷のMIXした鎖場を登り、富士山が見えるポイントまででタイムリミットとなり、山頂にはいけませんでしたが、とても良い雪上歩行のトレーニングとなりました。
しかし、今回はSLとして反省しないといけない点が多々。少しでも、次の山に生かしていけたらと思いました。
トレーニング山行
雅仁I
予定していた県連の氷雪技術講習の実技が来年に延期になり、冬合宿のトレーニング山行で赤岳に行って来ました。美濃戸口から南沢を登るコース。雪を踏みしめながら、雪山登山を満喫します。月例山行と違い人数も少人数、錚々たる顔ぶれのメンバーについて行くのがやっと、たどり着いた行者小屋で一息入れます。その後登りだし暫くしたらリーダーの合図でアイゼンを付けます。が、何かがおかしい、思考がまとまらない?アイゼンを付けて登りだすのですが、階段場で体が重い、ザックが重い、一段一段登るのがやっと。
何でこんなに体が重くて登れない?なぜ?しんどい。いくつかの階段を過ぎた所でリタイアしてしまいました。下りは皆さんに荷物を降ろしてもらい無事に下山。色々と今後の課題が多く残る山行でした。
初雪山
三郎O
合宿トレーニングで赤岳へ行って来た。久しぶりの山でしかも、今年初の雪山。少し緊張が・・・と言いたい処ですが、緊張は登山の事にあらず気になるのは雪道の事ばかり。今年2月の美濃戸を過ぎた後のスタックした事がトラウマになっている。 12月初めなので心配無いとは思いながらもスタッドレスタイヤにチェーンも準備して出発。案の定、雪は大したこと無く難なく美濃戸土山荘まで上がれました。
久しぶりの文三郎尾根 行者小屋からの急登を頑張れば、見上げていた阿弥陀岳の山頂とやがて肩を並べ、いつしか見下ろす 辛い登りの中にあるちょっとした達成感を感じる 遠くに南アルプスが見えるあの景色は素晴らしい。
また、今年も雪山シーズンの到来
事故も怪我も無く乗り切りたいと思います。