日程/2015年12月27日(日)
目的/冬合宿トレーニング(雪上歩行、歩荷)
ルート/女ノ乃神茶屋登山口~山頂(ピストン)
メンバー/
L:良子I SL:聖子S 板津彰伸 車:三郎O 会計:洋介S
医療:幸江N 車/記録:晋平Y
天候/AM曇時々雪、PM晴れ
記録/
3:55 アイプラザ半田 出発
7:30 女ノ神茶屋登山口P 到着
7:50 準備 P出発(気温 −3℃)
9:00 休憩 標高2050m付近(気温−5.2℃)
10:00 休憩 標高2400m付近 アイゼン付ける(気温−6℃)
10:55 山頂(気温−8.8℃)
11:25 休憩 標高2400m付近
12:50 アイゼン外す
13:05 P到着
13:20 P出発
(記録:晋平Y)
20m/s?
三郎O
暖冬と言われる今年、いつもとは明らかに景色が違っていました。 諏訪SAには雪は無く眼下の諏訪湖も凍る気配が全くない、「合宿トレーニングなのに雪が無いかもね」と笑いながら駐車場に到着。
そこは、辛うじて雪に覆われていました。
登るにつれ、岩の上に張った氷に雪が乗っている感じの滑り易い処が所々にあるがアイゼンは履かずに登り続ける。 樹林帯の抜ける直前で二度目の休憩をとり、衣類調整を行った。
予報では風速20m/s 見るからに雲の動きが早くて寒そうだ。下山の方に声を掛けて山頂の事を尋ねるとかなり風が強いとの情報 オーバー手袋 ヤッケ アイゼンを装着する。 山頂直下の岩稜帯では確かに強風だったが、心の準備があったせいか意外と「こんな物か?」みたいな感じだった。 板津さんにいたっては「こんな良い天気 俺は初めてだ」と言っていました。
登り納めは蓼科山
幸江N
今年の登り納めは蓼科山です。冬合宿最後のトレーニング山行でした。今年の2月にも蓼科山に登っており、それからどれだけ自分が成長しているか知るにもよい機会となりました。
天気は曇り、暫くはアイゼンなしで登って行きます。合宿本番に参加される方々は、本番相当の歩荷でも余裕の様子、一方の私は水をほんの少し歩荷しているだけなのに、終わることのない急登に次第に息が上がり始め、ふらふら、よれよれでした。森林限界手前でアイゼンを装着、衣服調整し、山頂へ。ふと振り返ると青空と八ヶ岳が見渡せ、疲れも一瞬吹き飛びました。頂上で写真撮影し、早々に下山開始。ポカポカ太陽が当たって温かいと思ったら、風速20m以上の強風が吹き、顔面と頭が冷たくて痛い。めくりめく気温変化に対応しきれません。また、岩と雪がミックスされた道をアイゼンで歩くのは、一向に下手なまま、もっと経験を積いと思いました。
一通り道具を揃えて、雪山に行きたいという気持ちばかりが高まりますが、自分には、体力、技術、心構えなど足りないことがたくさんあると痛感しています。ですが、11月からのトレーニング、一つ一つの山行がとても有意義で充実していました。
みなさまどうもありがとうございました!
テムレス降臨!!
聖子S
11月末から始まった合宿トレも今回が最後。本番を想定しての歩荷で蓼科山に。そして、−60度対応のテムレスのお試しも。板津さんの提案で、右手はテムレス。左手はオーバー手袋で1日通しました。この、テムレス。裏ボア付きで暖かいです。−60度対応なので、強風にも寒さにも対応してくれます。私が、いままで使っていたイスカのオーバー手袋と遜色ありませんでした。というより、オーバー手袋より操作性がよく、私は、テムレスの方が使い勝手が良かったです。但し、このテムレス、値段は1500円前後で安いのですが、ダサい。そして、袖口が短い。雪が入りやすいはずなので、カスタマイズが必要です。合宿までに考えなくては!!
山行全体では、赤岳の反省を踏まえて、汗をなるべくかかずに。でも、コースタイムで歩くことを自分の目標として歩きました。蓼科山は急登続きです。途中、“優しくない”と指摘を受けながら、ペース配分をして歩きました。私は、しっとり汗をかく程度で済んだので、そこまで体を冷やすことはありませんでしたが・・・皆さん、どうだったでしょうか?ちゃんと確認すればよかったと少し後悔。急登を登りきると岩稜帯となります。大きな岩がゴロゴロしているので、アイゼンだと歩きにくい。そして、なにより、蓼科名物の強風。今回は、行きは追い風。帰りは向かい風となりました。ここで、今回の反省。岩稜帯に入ると、慣れないメンバーの一人が少しペースが遅くなりました。そして、山頂からの下山時、前から風を受けながら、必死歩いていたので、後方への配慮が出来ておらず慣れないメンバーとの間が開いてしまい、向かい風の中、待つことがしばし。しまった、どれだけゆっくりのペースでもいから、止まる時間を少なくするように歩かなくてはいけなかった・・・。そして、岩稜帯を終えてからも、どうしても下りが苦手なメンバーとの間に間隔があいてしまう。途中、板津さんの判断でそのメンバーを2番目に変更。もともと下りが苦手だと分かっていたのだから、山頂から下る時に、2番目につけるように、Lに進言するべきだった・・・。何度も一緒にトレーニングに行って、分かっていたはずなのに、配慮が足りませんでした。今回、SLをさせて頂きましたが、まだまだ先輩に学ぶ事は多いですし、失敗だらけ。でも、やってみないと分からないことが多いのも事実。まだまだ勉強中の身。これからも、ご指導ください。よろしくお願いします。
最終トレ
良子I
今日はボッカトレ。苦手です。嫌いです。楽しくないです。でもやっておかないと心配なので最終トレで、初ボッカです。段差が大きい所やバランスが必要な所では、重さはテキメン。ピッケルが杖代わりになってしまいました。今日は、私の指示や判断が遅くて申し訳ありませんでした。板津さんからご指摘いただきました。今後、注意していきます。
さてあとは本番です。合宿本番に行けない方たちが、打ち合わせやトレーニングにとても積極的に参加し、盛り上げてくださいました。このお気持ちや行動に応えるためにも、皆で力を合わせて、良い合宿にしなくっちゃ!
寒対策は難しい
洋介S
冬合宿トレーニングの最後は蓼科山です。目的は雪上歩行と歩荷。トレーニングへの参加は体調不良などでなかなか叶わず、雪上歩行は今回初めて。また今シーズン最大模の寒波の来襲と重なり寒さ対策も重要な課題です。
雪上歩行と言っても今シーズンの雪の無さから岩と雪とのミックスとなりました。下りで2回ほど岩にひっかけ躓きました。歩荷をしているわけではないのですが、足首の踏ん張りと足の上りが不十分、まだまだ体力不足。
寒さ対策は森林限界を超えての強風対策をどうしようと予めこんなことを考えて行きました。外気に晒される耳・鼻・頬の防寒が重要、最後の休憩で目出帽(息苦しさ眼鏡の曇り帽子として口元をカットしました)をかぶる、が残念ながら歩き始めすぐに失敗とわかりました。帽子が下がり眼鏡を塞ぎました。パーティに少し待ってもらい、目出帽を外し帽子に変更しました。それほど長時間風に当たることが無かったため、これで耐えられました。未だに満足できる防風対策(眼鏡の曇りを押さえ、息苦しくならず、余計に暑くならないことを両立)ができていません。試行錯誤です。
今回は合宿参加できませんが、打合せ・トレーニングを通して一つの山行を作り上げていくという行為は心技体ともに勉強になります。皆様ありがとうございます、合宿参加される方はお気をつけてください。
雪が少なすぎる蓼科山・・
板津彰伸
冬合宿のトレーニングで八ヶ岳の蓼科山に行って来ました。驚いたことに八ヶ岳も今年は雪がほとんど無かった。日本全国が暖冬であることを実感した。女ノ神茶屋登山口付近でやっと雪が出始めたがラッセルを期待して来た私にとってはこの雪は量は少な過ぎる。冬合宿参加者はボッカトレで私は雪山を楽しむ為にザックも軽かったが、傾斜がきつくなると頑張りが必要だった。
雪で埋まってしまう石も今年は埋まることも無く簡単に歩くルートが判断できる。
2500m付近からは森林限界も越えると風も強くなりいかにも冬山らしくなった。それでも気温は−8℃で陽が当たると暖かさも感じた。山頂で写真を撮って耐風姿勢を教えてすぐに下山となった。
寒さの中のパウダースノーを期待した蓼科山であったので残念だった。強力なメンバー構成でもあったが、あまりにも条件に恵まれ過ぎた雪山でコースタイム通り歩くことが出来た。
今年の最後の登山となったが、この一年間は自分自身が満足した山は少なかったと思う。ただ体力的にもう少し山登りを続けられそうな気分ではある。
最終トレーニング山行
晋平Y
2015年度冬合宿のトレーニング山行で蓼科山へ行って来ました。
このトレーニング山行の担当は自分で、この時期にトレーニング山行として、前回までのトレーニング、合宿当日のことなど考慮して、相談に乗って頂きまして、山域目的を決定しました。当日までに、参加するメンバーの諸事情などで10名から7名とメンバーの変更など計画書の訂正がありました。
当日、中央道木曽駒ヶ岳SAあたりでは雨と雪が降り始め、蓼科山麓白樺湖付近では車道が真っ白になる程の積雪。しかし八ヶ岳のスキー場は一部滑走可能の立て札。やはり今年は雪不足。
女ノ神茶屋登山口Pには5台ほどの車両。断続的に降雪がある中、準備を済ませる。序盤の笹っ原でジワッと汗を滲ませてしまい、ヤッケのベンチレーションを開放。雪の質はパウダー状では無いにしろ、乾雪。気温は標高が上がるにつれ徐々に低下。歩荷として合宿と近似した重量を背負っているので足取りは重い。カロリーが熱に変化するのが分かってきました。
樹林帯、森林限界手前で装備を整え、防寒対策を万全にし、山頂へ。風速20m、あるところでは強風が身体を叩き、斜面が変われば穏やかに日差しを受けポカポカ陽気。
山頂ではもっと吹くのかと思いましたが、幾分風が収まり記念撮影も早々に下山。
トレーニング山行を計画したのはシーズンを通じて初めてでした。参加する側と参加を募りトレーニングの目的を明確にして合宿につなげる。山行のメンバー召集から計画、下山、解散まで気が抜けない気がズーッと続いていた感じがしました。そして、コースタイム通りに下りて来られたことがとても印象深かったのですが、山行目的では歩荷がありましたので実際の計画コースタイムをもう少しゆとりのある時間にすべきだったと反省しています。
計画段階である程度見えてくるものが今回の山行で、計画する中で少しだけ見えた気がし、山行計画することにもっと力を注いで今後とも実のある山行をやって行きたい。