鈴鹿 仙ケ岳 (961m)
<山行期間> 2016年1月27日(水)
<山行目的> 雪山を楽しむ
<ル ー ト> 駐車場〜仙鶏尾根分岐〜仙鶏尾根〜仙ケ岳〜小社峠〜仙鶏尾根分岐〜駐車場
<メンバー> L:志貴子I SL:清子S 会計:由美K 記録:圭音留H
<記 録>
6:00 板山公民館発
7:00 山の家駐車場着
7:30 出発
8:25 仙鶏尾根分岐 休憩(10分)
9:55 仙鶏尾根 休憩(10分)急登です。雪の深い所もあり
12:30 山頂着 大きな石があります。すばらしい景色
休憩(20分)
12:50 山頂発 急斜面
13:20 小社峠
14:10 休憩(10分)
15:00 仙鶏尾根分岐
16:00 山の家駐車場
メチャ 雪山
由美K
ここのところ、強い寒波で平野部でも雪が降った。いいタイミングの山行。
登山口の手前600mほどの所で雪が深くなり進めなくなったので広くなっている路肩に駐車した。アイゼンを付け出発!木も雪の重さで地面に着くほど頭が垂れていた。登山口まで一時間弱、結構長い林道歩きだった。
一番緊張したのが仙鶏尾根。岩場の痩せ尾根にドッサリと雪が積もっているので雪の下の状態が全くわからない。雪庇に注意をしながら慎重に進んで行く。時々、ロールケーキなるものが存在していた。雪の塊がコロコロと転がって行きまるでロールケーキのような形になっている。美味しそう!!
目の前にドカーンと仙ヶ岳が現れた。「うわ〜・・・スゴイ!!デッカイ!!」近くにあった木には仙ヶ岳の展望を楽しんでくださいと書かれたテープが貼ってあった。もちろん、楽しませて頂きます!!その後、待っていたのはヒヤヒヤの下りだった。行き止まりのように見える所を下りる。とにかく、ゆっくり慎重に。ふ〜ぅ、やれやれ・・・今度は登りだ。雪も深さを増し皆で交代しながらラッセルをして進む。アイゼンに高下駄のように雪が付き、笑えるやら疲れるやらで大変だ。山頂近くは急登で雪も太ももまである個所もあり膝で雪を押して固めながら必死に登る。
遂に山頂到着!!すばらしい景色が広がっている。三角点をタッチして仙の石が立っている所まで行き休憩する。エネルギーをいっぱい使ったからメチャクチャお腹が空いた。ここで定番のラーメンをいただきホッとする。穏やかな良い天気に恵まれ雪山もタップリ楽しめて達成感と有難さでこころが満たされた。
皆さん、ありがとうございました。
20cmの雪の高下駄
圭音留H
日本中、大雪だったので、雪の心配はありませんでしたが、逆に車がどこまで入れるか心配でした。観光協会に問い合わせたら、やまの家までで、車は通行止めでした。少し林道歩きが長くなります。林道には、木が倒れ、大きな石が落ちてきて、大雪のすごさがわかります。
登り始めると、渡渉が何回かあり、樹林帯の中 山肌に沿って、踏み跡をつけながら歩きます。一足ずつ慎重に足をおかないと、雪が崩れてしまいそうなので、リーダー先頭を歩き、道を作ってくれましたが、後ろをあるいても、雪がベタベタなので、高下駄のようにくっつき歩きにくかったです。雪の塊が斜面を転がると、薄く切ったロールケーキのようになっていました。直径50cmにもなるものもありました。斜面が急な所は、誰かが作ったように、いくつものロールケーキがありました。
仙鶏尾根にでると、ここからは急登です。先頭を歩かせて頂きましたが、雪が崩れて、雪の高下駄で四苦八苦しました。みんなで交代しましたが、ヘトヘトに疲れました。氷雪技術でひざを使って雪を固め、足をのせる練習をしましたので、早速 試してみましたがやっぱり雪は崩れてしまいました。力の入れるところが悪いのかなあ?腰位までの深さがあるところもありました。「急登がんばれ」の標識に励まされ、「山野草を大切に」の標識に慌てて足元をみると、雪の中に高山植物の苗があり、力強さに感動しました。
山頂近くは岩が多く、アイゼンを付けているので、アイゼンが上手く岩にひっかからず木を掴んで引き揚げ、やっとの思いで山頂に着きました。山頂には、仙の石がバランスよく立っていて、見晴らしがいいです。風もなかったので、山頂でカップ麺を頂きました。
下山、急斜面なのでアイゼンで踏みつけて歩きましたが、やっぱり雪の高下駄になり、すぐにアイゼンが効かなくなり、滑り落ちたり、調子よく歩いていると、石や木につまずき前にこけてしまいました。慎重にゆっくり下山しやっとの思いで登山口につきました。
林道は、朝より随分雪が解けていました。いつもより疲れたので林道が、行きよりも長く感じました。緊張と雪の高下駄のせいですね。