八ヶ岳 赤岳(2899.2m)・硫黄岳(2760m)

 

 

 

<山行期間>2016年2月27日(土)28日(日)

<山行目的>冬山を楽しむ

<ルート>一日目:八ヶ岳山荘P〜南沢ルート〜行者小屋〜文三郎道〜赤岳〜文三郎道〜行者小屋(泊)

     二日目:行者小屋〜赤岳鉱泉〜赤岩の頭〜硫黄岳〜赤岳鉱泉〜北沢ルー    ト〜八ヶ岳山荘


<メンバー> 

L:孝俊K SL:征季W 装備:佐枝子M 会計:志貴子I 記録:厚子N

<記録>

27日(土)晴れ後曇り

4:00 阿久比 発

7:05 八ヶ岳山荘P 着(身支度・トイレ)

7:34 出発〜林道歩き 路面が数ヶ所凍結

8:34 美濃戸山荘 休 アイゼン装着〜南沢ルート

9:45 休

11:00 行者小屋 休 宿泊手続き・ハーネス装着

11:30 出発〜文三郎道へ

12:20 休

13:25 赤岳山頂 着 風が強く記念撮影後下山

14:30 休み

14:45 行者小屋着

18:00 夕食

20:00 消灯〜就寝

28日(日) 晴れ

6:30 朝食

7:12 出発

7:34 赤岳鉱泉

7:56 衣服調整

8:55 休

9:35 硫黄岳山頂 着 風がかなり強い、下山

9:57 休

10:35 赤岳鉱泉 休 アイスを見学

11:30 北沢ルート〜林道 休

12:00 美濃戸P アイゼン外す

12:35 八ヶ岳山荘P 着

12:55 帰路へ

厳冬期 赤岳・硫黄岳

           征季W

 真冬の山へ行って来ました。雪は少ないけど、2月下旬の真冬。きっと寒いだとう思って行って来ました。私にとっての一番の心配は手の指の凍傷でした。これは、新しい手袋を買い厚手ウールを重ね、3本指のオーバー手袋をして凌ぐことができました。次に心配だったのは体力でした。12月下旬に伊吹山へ行って2月初めにアイスだけでしたから。家の近所を走ったり、通勤の駅の階段を駆け上がったりして何とか体力はぎりぎり持ちました。ただ、赤岳から下山時にどうしても怖いと思う気持ちが強く、腰が引けてしまい、LからIさんに先に行ってもらってという指示でIさんに先に行って頂きました。

 それから、赤岳も硫黄岳も樹林帯を抜けてから想像はしていましたが、風がもの凄く強く、冬の山の厳しさを思い知らされました。

今後の課題としてはメガネに曇止めを塗っても曇ってしまうことを何とかしないと視界が確保できないと思いました。それから、山の経験をもっと積み上げていかなければならないと思いました。

2日間、とても充実した日を過ごすことができメンバーの皆さんに感謝します。

また、行きましょう。

八ヶ岳はいつも風が強いよ

志貴子I

 行者小屋から見ると赤岳はあまり風ないように見えたが樹林帯を抜け文三郎に出たら

風が強く戦いながら赤岳へ。山はゆっくりと休憩することも出来ないので即来た道を下山

今回は階段の梯子が隠れていたのでアイゼンを引っかけるこなくスムーズに歩けました。

下山はあっという間に行者小屋へ後はのんびりと夜を過ごし、翌日も小屋で食事をして

硫黄岳へ穏やかに見える八ヶ岳の稜線も赤岩の頭を抜けると風がとっても強くザイルを

結び合って歩いているグループもいたが我々はピッケルとアイゼンをしっかり効かせて

慎重に歩き山頂を踏み下山途中での展望はすごく良く赤岳、阿弥陀岳がしっかり見え楽し

い。2日間の山行も終わりました。雪景色は展望が効くことが一番良いよ・・・

皆さん有り難うございました。

スケートリンク

              佐枝子M

 今年の冬は暖冬とはいうけれど、山に雪が少ないというだけでなく、沢沿いの登山道が激変するとは思いもしなかった。春の様な天気に雨が降り、雪解けの水が一気に沢へ流れこみ、また真冬の様な気温に南沢は凍り付きツルツルのスケートリンク状態。登山道も沢の流れもどこへ?そんなリンクを抜け小屋へ着いた。雪があってもさすが赤岳。登山者が多い。風はあるが良い景色だ。崩れる天気に押されるように下山する。小屋に着いたらジャストで雪が降って来た。低気圧の通過をぬくぬく小屋で過ごし、ビーフシチューや野菜スープ、果物の豪華な小屋ごはんで満足満足!低気圧の通過した夜が明け、今年2回目の硫黄へ。天気が良いので人がいっぱいだ。北沢は日当たりがいいので沢が流れていた。

冬でも八ツの土日は人でいっぱいだった。

    

赤岳といえば

孝俊

 八ヶ岳の赤岳、硫黄岳に1泊2日の日程で上ってきました。赤岳と言えば2012年の冬合宿で行った山。当時は冬山の経験もほとんどなく登らせてもらったという印象しかない。しかも頂上はガスの中で景色の記憶もない。今回は当時とは違いリーダーで登頂を目指す。今回は逆に天気も良く、雪も少なめで山に登らせてもらいました。冬山を始める前にヤマケイを読んで行ってみたいと思っていたのを思い出しました。2日目は硫黄岳、こちらも昔行ってあまりの強風に撤退。こちらも天気も良く気持ちよく登れました。今年はあまり山に行けていませんが、高い山は楽しいです。

足が重い赤岳と軽かった硫黄岳

             厚子N

初日、美濃戸から林道歩きを強いられて早々に気持ちが萎えてしまった。夏なら車で行ける道が安全策をとり駐車場から歩くことになり、凍っていて気を付けて歩いていても滑ってしまう。案の定、一回転んでしまった。一時間がとても長く感じた。

南沢を歩いてる途中から足が重たく感じ始める。いつものことだ・・すぐに慣れるだろうと思っていたが、息が上がりっぱなしでなんとも調子悪い。ゆっくりゆっくり、がんばれがんばれ!と自分に励まし、歩を進めた。

行者小屋で大休止しても山頂へ行けるか心配だった。樹林帯を過ぎ、文三郎尾根が急でアキレス腱が辛くなる。

岩場に取り付き慎重に上がる。12月に来たときは富士山が見えたが、次第に曇ってきて風も強くなってきた。

下山はスイスイといけるかと思っていたが重たい足取りとなってしまった。ようやく小屋に着き、夕食の時間まで横になり、食事は半分も食べられずに就寝。

翌朝、昨日の疲れがとれたのか、朝食がおいしい!今日は歩けそうだ!

あっという間に赤岳鉱泉が見えてソーダ色のアイスがきれいでにぎやかだ。固くしまったトレースのある雪道は歩きやすく青空と真っ白な樹氷に元気をいただきながら前日とは打って変わって調子良く歩けた。

遠く硫黄に続く稜線が美しい。樹林帯を越えたとたんに冷たい風が頬を突き刺し痛い。行けるだろうか?風に飛ばされないだろうか?と思いながら歩いていたが意外と早く山頂に着いた。

山頂に着き、写真を撮ろうとスマホを取り出すが、風が強すぎて、冷たすぎて思うように写真が撮れなかった。こんな素敵な景色なのに2〜3枚撮るが精一杯。

山頂でのんびりと過ごすこともできずに下山開始。来た道を降りる。

林道歩きもスケートリンクのように氷がびっしり。淵っこを歩きながら最後までアイゼンを外さなかったのは私だけ。お陰でアイゼンの刃がすっかり丸くなってしまいました。

まだまだ冬の厳しさをわからないままお誘いに乗った私でしたが経験を多く積むしかないな・・と悟った山行となった。