三重〜和歌山  熊野古道


 

 

 山行目的  歴史を感じながら歩く

 山行期間  2016年2月27日(土)晴

 ルート   熊野川行政局〜万才峠〜熊野本宮

 メンバー  L:達也W SL:清子S 会計:きよ子I 医療:伯明S

       記録:さつきI 久美子Y

               

       L:一美I SL:良子O 医療:英世A 会計:敏子K

       一枝S 由美K 会員外3名

記録    

   10:35 志古バス停(ジェット船乗り場) 道路を歩く

   11:00 小雲取越道 (伊勢路入口3K)看板あり

   11:10 (志古方面11k 桜地蔵まで2キロ)表示看板

   11:20 暑くて衣服調整 

   11:30 牛舎がある脇きを登っていく

   11:40 休憩

   12:05 〈一遍上人名号碑 桜地蔵〉看板あり

   12:20 さくら地蔵  万才峠414,7m[香西峠]ともいう

         源氏と平家の供養塔有り1591年建立一遍上人名号碑建立地説明あり

12:30 山道に入る。両脇にシシ垣あり

         開拓者の跡有り

如法山(609,5M)急騰を下る

         テレバオーレの花あり

   13:10 休憩  中辺路に入る

   13:45 松田茶屋跡0,3k請川4,1k表示あり

   13:50 松田茶屋跡

   13:55 中辺路P51  P53表示がある   下りが続く

   15:10 民家に出る

   15:15 県道に出る 請川バス停

   15:30 マイクロに乗り熊野本宮大社へ向かう

   16:00 熊野本宮大社お参り

熊野古道を行く

さつきI

伊勢から熊野へ、土地が開けて面影もなくなり、静かに苔蒸して残っていたり、歩いて

いても(何人の人が通ったんだろう。どんな暮らしだったかな―)いろいろおもわれる。

そこも楽しみのひとつかな。シシ垣にしても、そこにある石を人力で積み、生活を守る。

今では(やれ)と言われても出来ない。今の時代も進歩の賜物、そこの生活もいい。

時に時代を戻り思うこともいい。そんな熊野古道かな。きつい登りや下りだったり、

それでもお参りを目指す。その場を今の自分がしている。大事にしたい道と。

100km

           達也W

 熊野にある猪垣は総延長100kにも及ぶという。私は、熊野古道を歩くまで猪垣という言葉を知らなかった。土塁や竹垣はたぶん防護用のものだと思うが、猪垣は鹿やイノシシから貴重な農作物を守るために2m程の石垣を当時の農民達が総出で何年も費やして万里の長城のように築いて行ったものでしょう。まさに獣と人間が生きるために両方とも必死になって知恵比べをしたと思いたい。時は移り今はもう、猪垣は朽ち果ててしまい、田畑は放棄地が多い。猪や鹿は、日本国中我がもの顔に駆け回っている。困ったものだ。万才峠入り口付近にも猪垣と判る崩れ果てた石垣があった。まだまだ続く熊野古道のそんなこんなを思いながら今回は歩いた。

熊野古道『山高きが故に…』

 伯明S

初めての熊野古道は伊勢路を速玉大社から熊野川沿いを北上し志古バス停で下車。9時15分舗装道路横の小さな手作り表示の⇒熊野古道から山道に入る。林道の登り30分余りでLより衣服調整″の声。Rさんは半そでTシャツとなり自分はヤッケを脱ぐ。415.1m万才峠を中間点とし4時間余りの行程で伊勢路から中辺路へ、請川から熊野本宮大社への行程だが正に「山高きが故に貴からず」で久しぶりの山行は平安時代の貴人、古人の信仰心に想いはせると共にこの道はかなり苦行の道だ。

木の声に 人唄い出す 熊野古道(みち)

開拓碑 熊野の石垣 苔むせり

 

熊野古道 志古(しこ)〜万才(ばんぜ)峠〜請川(うけがわ)

一枝S

昨年の御在所岳清掃登山以来の山行参加となり、様々な不安を抱いた熊野路山行となりましたがメンバーと天候に恵まれ豊かな気持ちで登る事が出来ました。

志古から舗装道路を熊野古道への登り口を探しながら小さな案内板の矢印表示を頼りに苔むした道を登り始め、途中林道に出たり、古道に入ったりが続く。請川までの中間地点の万才峠では標識は有ったがイメージと違った。

松畑茶屋跡や苔むした石垣の脇を歩きながら伊勢路から小雲取越、中辺路、熊野本宮大社へ古人が草履で歩んだであろう道を今自分が辿っていると思うと気分は高揚しました。又、皆様のおかげで自分にペースに合ったコースとなり、次の山行へのステップとなりました。感謝いたします。

熊野古道伊勢道最終

清子S

 志古バス停から本宮大社へ。お天気良く国道から標識に従って細い道を行くと、何軒かの家があって、人の姿も見える。山あいの静かな村という感じ。どんどん進むと車道をはずれて山道に入ったり出たり。大きな牛舎が木々の隙間から見える。雑木林の中を抜けてやがて名号碑と桜地蔵があらわれて、お地蔵さんに手を合わせ、古人を偲ぶ。登ったり下ったりで万才(まんげ)峠を越えれば小雲取越からの合流地に着く。あとはおだやかに下って行く。時々の苔の石畳も乾いていて滑らない。

≫山わたる風に 木の鳴く 熊野道

    苔むしたる岩 踏みしめながら

ズウーと森の中で、一人で歩いていたらちょっと怖いくらい。請川バス停まで出たら車で熊野本宮大社へ、立派で圧倒される。

かつて、本宮があったという(流された)場所の大鳥居をくぐって、パワースポットの杉林の中を歩いていたら、ビビッと左手に感じるものがあって、初体験でびっくりした。

≫日本一 大きな鳥居 見上げれば

   ふりそそぐように パワーをもらう

あとは湯の口温泉のコテージ。今年は温泉づいているなー。

いにしえの熊野路

久美子Y

 熊野川のはとりから、標高400m位の万才峠(ハ゛ンセ゛トウケ゛)を経て熊野三山の首座、熊野本宮大社までの14kmのコースを歩きました。山道に入ってから、何軒か家があったようで、苔むした立派な石垣がたくさん残っていました。万才峠付近に一遍上人の名号碑と桜地蔵があり、解説版が日本語と英語で書かれてあり、元会員のロイさんに英語で読んでいただきました。いにしえの熊野路で、とても新鮮に聞こえました。終点の熊野三山のシンボルの八咫烏の大のぼりをながめて、

熊野本宮大社で参加できた喜びを、お参りしました。

熊野古道を歩く

由美K

大先輩の方々と歴史ある熊野古道を歩かせていただいた。万才峠を抜け熊野本宮大社に向かうルートだ。途中、一遍上人の名号碑がある。南無阿弥陀仏の名号札を配り、本地仏が阿弥陀如来である熊野本宮で神勅を受け時宗を開いたのが一遍上人。

穏やかな暖かい日であったが万才峠に差し掛かると木々が生い茂り薄暗い古道には時折ギギギーと木々がきしむような音が響く。それにしても長い下りだ。

請川バス停近くでマイクロバスに乗り本宮に向かう。皆で参拝してその後、本宮の旧社地である大斎原へ・・・日本一の大鳥居に圧倒され三つの川の中州の森に建つ二基の石祠にお参りした。有難い事.

皆様、ありがとうございました。

来るたびに新しい道路が

            良子O

 熊野古道もいよいよ核心部になりました。時々車道を横切りながら、古道の跡らしき道を辿る。以外に標識が少なく歩く人が余りいないようだ。15人もいれば賑やかで楽しいが思ったよりも時間がかかった。新しい自動車道路が出来て紀伊半島も随分と変わった。古道を辿る人もポイントだけになりそうだ。また続きを歩きましょうね。