八ヶ岳 編笠山(2523.7m)

 


 

 

<山行日程>2016年3月4日(金)

<山行目的>雪山を歩く

<ルート>富士見高原〜編笠山往復

<メンバー> L:佐枝子M SL:志貴子I 記録:厚子N

<記録> 

天気 晴れ

4:30 阿久比町役場臨時P 出発

8:10 富士見高原駐車場P

9:24 休 急坂、凍っている。

9:50 アイゼン装着

10:30 休

11:30 休 樹林抜けた岩場 富士山〜南ア〜御嶽・・ 大展望!

12:05 山頂 着 風弱く八ヶ岳もよく見える。休憩し下山

12:37 岩場でラーメン休憩

14:00 休 アイゼン外す

14:43 P 着

富士山がきれい

志貴子I

 富士見高原から編笠山へ雪自体は少なかったが暖かさで溶け出した雪があさの冷たさで凍ってがりがりしっかりとアイゼンを食い込ませないと滑る・・怖いよ・・・

急斜面は氷と戦いながら慎重に歩を進めました。樹林帯を抜け岩場に出ると風が少しあったが展望が良く御岳の噴煙まで見えました。又先週見た富士山より少し近いせいか日が当たっているせいかでとっても美しく堪能しました。下山は岩場、氷を慎重に下りましたが温度が高くなってきたので氷も温み水が流れ始めていました。今日は1日中暖かく寒さを感じることなく山行を楽しみました。

  

ツルツル・ぬるぬる

            佐枝子M

 春まっさかりような暖かさに、先週登った赤岳も地肌が見え白々とは言えないような山肌をみせている。それより南の編笠は黒々として雪が残っているか心配になるが、頂上直下まで樹林帯の日陰になるので何とか残っていた。この時期に2度来ているが今年はやっぱり雪が少ない。岩小屋上から雪が現れこれが凍って固い氷そのものだ。ツルツル氷の道を丸くなったアイゼンの刃先で登って行く。(帰ったらアイゼンを研ぐか新調するか…)登り一遍等なので暑い。手袋も薄手1枚で大丈夫なくらいだ。樹林帯を抜けた所で風対策をし山頂を目指す。日当たりが良いので雪が融け、ガリガリと岩、岩、雪が少し

で厄介だ。風に冷たさを感じない。やっぱり春だなあ!空は青く山頂から見た富士山が白くてとても綺麗だった。ツルツルに凍った氷の道も緩み、最後はヌルヌルの道に変わって春を実感した一日だった。

富士見高原から編笠

            厚子N

 観音平から編笠は三度あるが今回は初めてのルート、富士見高原から。急な坂道に次第に雪が見えはじめ、雪の下は凍っていて滑りだす。Lの早めの判断でアイゼンを装着しゆっくりと歩くがアイゼンの爪が丸くなっているせいか?それとも歩き方が下手なのか?滑ってしまうがキックステップで一歩一歩確実に歩を進めた。

 なかなか樹林帯を抜くことが出来ずいつになったら山頂か?と疲れも出てきたころ、しゃくなげの葉が見えてきてそろそろ岩場も近いか?と思うと雪の着いた岩場にあと少しで山頂だ〜と気持ちも軽くなってきた。

 岩場に出ると周りは大きな富士山がお目見えし、甲斐駒、仙丈、北岳・・御嶽は白く噴煙がかすかに見える。前回の赤岳、硫黄岳山行では見えなかった景色がよく見え美しい。大きな岩場に気をつけながら三点支持を心掛け慎重に上がっていくと山頂標識が見えてきてホッとする。目の前に大きな迫力ある阿弥陀や赤岳が見えてこの前登ってきたばかりの山々も見えて感激。

 だだっ広い山頂では人も少なかったが春に来たときのことを思い返していた。

県連の登山講座実技にスタッフとして参加して、観音平から登り、大勢の受講生とスタッフ約60名で登った編笠山。山頂手前まできて受講生を導いて山頂タッチをしていただくと受講生の笑顔がとても印象的だったこと、わたしまでうれしくなったことなどなど。

今回も登山道は違ったけど苦労して登った甲斐あって360度の大パノラマを見ることが出来た。

 下山は凍ったアイスバーンのような氷の上を慎重に降りながら、シリモチつかないようにと焦ったが足の置き方、膝の曲げ方等教わってなんとか無事に駐車場へ。雪の少なかった今年の冬山でしたがよい雪山歩行訓練も兼ねていたような山行で勉強になった。お誘いくださったメンバーに感謝しています!ありがとうございました。