北陸の山 荒 島 岳 (1523.5m)


 

 

 


 

<日程> 

2016年3月12日(土)晴れ

<山域>

越美山系

<山行目的>

雪の百名山に登る

<ルート>

カドハラスキー場跡地〜荒島岳往復

<メンバー>

L:板津彰信 SL:志貴子I 医療:雅仁I 会計:幸江N 記録:那津子M

<記録>

4:20 阿久比P 出発

6:45 勝原駐車場 到着

7:05 衣服調整後 出発

8:00 荒島岳登山口 休憩

8:30 トトロの木

9:35 しゃくなげ平 休憩

9:50 アイゼン装着

10:40 もちが壁

11:00 荒島岳山頂 休憩

11:45 下山開始

12:00 もちが壁

12:20 休憩

13:25 アイゼン外す

13:50 荒島岳登山口 休憩

14:30 勝原駐車場 下山完了

17:30 阿久比P 到着

(記録:那津子M)

快晴無風の荒島岳・・・

             板津彰伸

3週間前の荒天で中止となった荒島岳。今回は快晴無風の条件下で100名山の一つである荒島岳の雪山を5名で楽しんできました。

遠いと感じていた福井県の山も東海北陸道と中部循環道(無料)を利用すれば2時間半程度で登山口の勝原スキー場後地の駐車場まで到着することが出来た。

駐車場はすでに10台ほどの先客があり「板津さん〜」の声に振り返ると見覚えのあるじねんじょ山の会の会員も支度を終えていた。

登りはじめは勾配のある長いコンクリートの直線道路の歩きから始まる。これにはうんざりとするが標高を一気に稼ぐ事になる。標高700mからは雪も段々と出始める。リフト跡地の上側に看板があり『登山口』となっていた。ここからが、実際には山登りになる様だ。ブナ林の中、緩やかな尾根を登りきるとシャクナゲ平に到着し休憩。荒島岳山頂は見えないが、急勾配の尾根を一気に登らなければならない事を覚悟する。

この斜面を登りきると景色は一変する。真っ青な空の中はるか向こうには山頂も見える。振り返れば真っ白な白山の頂も見える。太陽の光で木々の樹氷は輝いている。山頂までの残り30分は先頭歩きを新人さんにさせたが、急にスピードがあがり私にとって最後の厳しい登りだった。

広がった山頂では、ラーメンタイムもあり南に続く尾根の偵察もあり、45分間の大休止となった。(快晴無風の絶好の山登りの条件だった。)下山も同じルート。途中からは溶けはじめた雪でぬかるんだ場所も沢山あった。フキノトウも花が咲き山にも春が近づいていているようだった。

白山がきれい

志貴子I

2月に計画したが雨の為中止した荒島岳にリベンジで出かけました。風もなく登山日和で登山口からは適度に雪がありシャクナゲ平では道標が半分ほど隠れるほどの雪でした。ここからのアップダウンが3,4つ有り結構きついが展望が良く白山連峰が真っ白に青空の中に輝いていて行きたくなってしまう。何年か前にゴールデンウィークに登ったことを思い出して感激に浸りながら山頂まで頑張りました。山頂は無風でしたので大休憩をして楽しみました。下山は雪が溶け出し土がべたべたの所有りで神経を使いながら頑張って歩きました。いつもと違ったメンバーで楽しかったです。

青と白と霧氷

雅仁I

山行のお誘いを頂いて荒島岳に行きました。

 カドハラスキー場跡地に車を止め、ゲレンデを登り登山口へ、ブナ林を登って行くと現れたのがネットでよく見るトトロの木。いったいどこがトトロなのか一緒に行ったメンバー誰もが分からず首を傾げてしまいました。

木の根と土と霜柱だった足元も足を進めると雪道へ、しゃくなげ平を過ぎたところでアイゼンを装着、サックサックとアイゼンで雪を踏締める感覚が心地良い。

もちが壁を越えて稜線に出ると木に付いた霧氷が綺麗、よく晴れわたった青空に雪一面の稜線に咲く霧氷の木、青と白のコントラストがとても綺麗でした。

核心部の急登を登り切り辿り着いた山頂は快晴の上にほぼ無風、360度の展望を望むことが事が出来、残雪期の雪山を楽しむ事が出来ました。

合宿のトレーニング山行や家族で行く山行以外で、個人山行に参加したのが初めてと言う個人山行デビューの山行でした。

雪の百名山

      幸江N

 雪山ルート集に載っていた荒島岳の写真を見て是非行きたい!と思い、計画しました。

 駐車場からアスファルトの道を冬靴で歩くのは苦痛でしたが、足取り軽くスタスタと登っていく最年長のSLの姿に感心しました。行けども行けども、雪が出てこないが、トトロの木を過ぎた辺りから、ようやく雪の上を歩くことができました。もちが壁の急登も、以前夏に定例山行に来たときより、すんなり通過。この辺りの霧氷と青空が素敵でした。そこからは、気持ちの良い稜線歩きを若者(?)3人で先頭を交代しながら進んで行き、割とあっという間に山頂に到着。

360°見渡す限りの山々、その中で白山は一際白くて美しい。暖かく、風もなかったので、カップラーメンと珈琲を飲んでのんびり過ごしました。

 下山はあっという間で、ふきのとうを摘みながら駐車場に到着。2月に行く予定が天候不良で中止となりましたが、今回はお天気に恵まれ行くことができました。ご一緒してくださったみなさま、ありがとうございました!

雪の荒島岳

那津子M

とっても良い御天気。駐車場から見える辺りには雪がなく、今日も暑くなるなぁと皆さん既に薄着。雪山と聞くと、ついつい着込んで出掛けてしまい、今回も出発前の駐車場で雨具のパンツを脱ぐことになった。鈍くさいので、駐車場での準備に時間が掛からないようにと家から着て来たが、かえって無駄に時間が掛かってしまった。

歩き始めの勝原スキー場跡は、急なコンクリの登り坂。あー。キツイ!キツイ!と声すら出せない程に既にバテバテ。ひたすら無言で皆さんに着いて行く。

ネットでよく見掛けるトトロの木を少し過ぎたあたりから、雪が出てきて漸く雪山に来たんだと実感が湧いてくる。やはり北陸の山だけあり、1500Mちょっとの標高でも先週の岐阜の山よりずっと積雪量が多い。そして風が吹くと一気に体温を奪われる。雪山デビューしたこの冬、今年の冬の余りの雪の少なさに「これが雪山だと思うなよ」と何度も言われたが、その中では一番雪山らしい雪山の経験になったかもしれない。

山頂直下、若者(?)三人が交代で先頭を歩いたが、私の番になり一気にガクンっとペースが落ちる。でももうこれで精一杯。「皆さん、遅くてごめんなさい。」と心の中で叫びながら必死に山頂を目指した。

山頂でカップラーメンを啜り、食後のコーヒーをのんびり楽しむ。快晴無風で360度の大パノラマ、最高の景色を楽しむ事が出来た。真っ白に雪を被った白山が一望できた。あー白山行きたい。