飛騨  大日岳  (1709m)

 

<山行期間>2016年3月21日(月)

<山行目的>アイゼン・ピッケルワークの習熟

<ルート>アイプラザ半田P〜高鷲スノーパークP〜ゴンドラ乗降場〜大日岳〜天狗山〜

ゴンドラ乗降場〜高鷲スノーパークP〜アイプラザ半田P

<メンバー>

L  一則O SL 洋介S 記録 清文S 会計 栄吉M 徳二A

<記録>

5:30 アイプラザ半田P出発

7:40 高鷲スノーパークP到着

8:10 ゴンドラ降り口から大勢のスキー・スノーボード客を横目に大日岳に向けて出発

8:30 衣服調整。風がなく暑いアイゼン装着

9:05 大日岳山頂着。小休止

9:15  天狗岳に向けて出発

10:00 天狗岳山頂着 この頃よりほとんど快晴。素晴らしい眺め。 小休止

11:10 再び大日岳山頂

12:20 ゴンドラ降り口 

12:45 歩いて降りる予定が注意を受けてやむなくゴンドラで降りた。帰半

16:10 アイプラザ半田P着 

<記録 清文S>

 

絶好の天気

一則O

 

 連休のどちらかの日に日帰りで雪山へということで、計画した。アイゼンやピッケルは買ったが、ほとんど使う機会がなく、雪のシーズンも終わってしまう会員もいるだろうと顔を思い浮かべてみる。‥今日のメンバー、清文Dさん、Mさん、Aさんの3人が浮かんだ。そこで、3人に声をかけ、洋介Sさんをさそった。山域は、岐阜県飛騨地方の大日岳。高鷲スノーパークのゴンドラを利用すれば、1時間ほどで登れてしまうため、オプションで天狗山まで脚を伸ばす計画とした。

 朝は多少冷え込んだものの、天気は快晴。

スキー場の積雪、下の方はかなり少ないところもあるが、上部は結構ある。スキーやボードの客も多く来ている。

身支度をして、早速リフト券を買って高速のゴンドラに乗る。@1,120円。10分足らずで一番高いところへ。雪はアイスバーン状だが、アイゼンを着けなくても十分に歩ける。しかし、アイゼン歩行に慣れる意味もあって、少し歩いたところで、アイゼンを着ける。

ゆっくり歩き、約1時間で大日岳山頂へ到着。無風、快晴で360度のすばらしい展望をたのしむ。10分ほど休憩し、天狗山へむかう。尾根伝いに展望をたのしみながら、適度なアップダウンを越え、約45分で天狗山に到着。白山をバックに記念撮影。大日岳山頂でもう一度休憩し、下山。

ゴンドラ駅を過ぎスキー場の隅を下山しょうと降りて行くと、「すいませ〜ん」とわれらを追ってくる女性ボーダー。初心者がぶつかるといけないので、我々に注意を呼びかけているのかな?と思っていたら、スキー場のパトロールの人。スキー場は歩けないので、ゴンドラで下山してほしいとのこと。このスキー場、私有地のようでそんな規制があるようだ。ちょっと腹を立てながらもゴンドラ駅に向かう。降りるのにも料金が要ると思って、チケットはどこで買うのか?と尋ねると「帰りはタダですよ」。‥それを早く言ってよ。タダなら使わない手はないし、40分ほど時間も短縮できるし・・。結局、駐車場への到着が12時45分と予想以上に早くなり、渋滞にあわずに帰半できた。

 行動時間としては、約4時間と物足りなさを感じたかもしれないが、絶好の天気で、アイゼン、ピッケルも使えた雪山の休日はいかがでしたか?

 

大日岳のパノラマ

栄吉M

桜芽吹くころベテラン会員さんと5名で郡上の大日ヶ岳・天狗山に登りました。あいプラザでは、風があり寒く感じましたが、大日ヶ岳に向かうほど、気温が上がり快晴の最良の天気になりました。高鷲スノーパークのゴンドラで1550mまであがり、スキー場の裏手の登山口から登り始めました。さすが雪があり、まだ早朝なので固まっていましたが、早々アイゼンを取り付け、大日ヶ岳山頂を目指し登りました。

登り途中、樹氷もあり風景も楽しめましたが、足元に雪の割れ目が有り、雪庇の説明をしていただき実地で見れ大変よかったです。

 大日ヶ岳の山頂は広く、360度のパノラマ風景は、北の白山、東に御岳・乗鞍、遠く槍ヶ岳まで見えまさに絶景でした。風は、ほとんどなく、音もなく静粛そのものでした。

 天狗山への縦走、頂上でも同様に絶景を楽しめました。山に登らなければ

味わえない風景でした。感動しました。

帰りの車中での興にまかせた話がはずみ、大変楽しい山行きでした。

 

白銀の世界

徳二A

アイゼンピッケルワークの習熟目的で大日岳山行の誘いを頂き私が最年長でしだが、50代、60代の男ばかり5人で雪山山行を楽しんできました。

高須スノーパークゴンドラ山頂駅(1550m)を降りると若くてカラフルなボーダーやスキーヤーがいっぱい。(この中に混じって滑りたくなってくる!)その中を私たち5人のパーティーはザックを担ぎピッケルを持ち出発の準備をしている! 若き頃こんな今の自分を思い描いたことがあっただろうか?

8時10分ゲレンデ上部のフェンス横から出発。コバルトブルーの空と一面白銀の世界、じきにアイゼンを装着して斜面を登る、途中に雪庇箇所をL,SLから説明を受けた、気を付けなくては。鞍部を一度経て大日ヶ岳(1709m)山頂へ9時5分に到着。

若いころスキー場のてっぺんで見た景色と違い360度見晴らしが効き、一等三角点、大日如来などを残してすべて真っ白。白山、北アルプス、乗鞍、御嶽が白く輝いて見える、凄い! ひるがの高原、鷲ヶ岳、石徹白のスキー場が眼下に! 無風で好天の中、ここに立てたことに大満足、感謝!

次の天狗山には10時に到着、白山がさらに近くに感じる。

帰りは来たルートを折り返す。大日ヶ岳では朝よりももっと景色がよくなったので、ひるがの高原登山口から3時間かけて一人で登って来たと言う人にシャッターボタンを押してもらい記念撮影、朝忘れていた大日如来へもお礼のお参りを済ませる。帰りの急な下り斜面では尻スキーをしてピッケルで止まる練習など楽しんで山頂駅に到着約4時間のアイゼン歩行を終える。

ゲレンデの縁を歩いて下りかけたら、スノボーで近づいてきたパトロールの女性に「このスキー場のゲレンデは歩行禁止ですからゴンドラで降りて下さい」と注意され、再び戻ってゴンドラで下山することに。

ぶつぶつ言いながらも、帰りの料金は無料だったのでまあいいか。その分早くなり1時には駐車場を出発して帰路に、皆さんありがとうございました。

 

男5人 雪山に立つ

洋介S

 男1人に女性4人という山行は何度も経験しているが男5人というのは初めてである。山行主催者のLのたまにはいいのではと、男ばかりを狙った試みである。何か違ったのかというと、何も違わない、あえて言えば休憩時の美味しい食べ物のおすそ分けがないことか。

 さて、山行のことである。雪がもうないかと心配したが、しっかりとあった。白が眩しくサングラスを早々に付けた。スキーヤーに混じってゴンドラにのり、終点から山にはいる。大日ヶ岳、天狗山とピストン4時間のコース。そこそこのアップダウンがあり、アイゼントレーニングに丁度良い。しかも眺望も良い。御嶽、乗鞍、北アルプス、白山がしっかりと見えた。男5人雪山に立ち、白山をバックに写真を撮った。

 楽しい山行ありがとうございました。

 

ふくらはぎが悲鳴

清文S

 久々にお誘いを受けて雪山でアイゼンを装着して歩くことが出来ました。好天のおかげかものすごく大きな駐車場も半分ほど埋まっていて、平均30歳以下と思われるスキー客の中で、大きなザック担いだアラ還の男5人はとっても違和感がありました。ゴンドラ降り口から若者たちと反対の方向へ向かって歩き出し、周りに人がいなくなってやっと山登りらしくなったほどです。私は厚着と無理に重くしたザックの影響でじきに苦しくなりましたが、衣服調整で一息入れて30分ほどで大日岳山頂へ到着。この時はまだ少しガスがありましたが、次の天狗岳のあたりで快晴になり御嶽山、中央アルプス、北アルプス方面もくっきり見えました。雪の質は少し柔らかくなっているところもあって、下り坂では特に、まだうまく踵を押しつけて軽快に歩くことが出来ません。一度、ひざ上まではまった右足を抜こうとしたはずみでおしりで5メートルほども滑ってしまいました。とっさにピッケルを立てることが出来ず、結構なスピードが出るものだなと感じました。再度大日岳に向かう手前あたりアイゼン歩行の疲れから股の付け根やふくらはぎが痙攣しだしてまだまだトレーニングと経験が足りないと痛感しました。ゴンドラ降り口からはゲレンデを歩いてゴンドラ乗り口まで下ることになっていて、100メートルほども下ったところで係員に制止されてゴンドラで降りることになりました。帰りのゴンドラは無料だったので結果オーライでしたけれども。

好天に恵まれたまたとない山行でしたけど、私には心から楽しむ余裕のない、ほろ苦い山行となりました。