八ヶ岳 東天狗(2645m)・西天狗(2646m)
2016年4月17日(日)
<天気>
強風・小雨
<目的>
雪上歩行訓練
<ルート>
唐沢鉱泉〜西尾根〜展望台〜西尾根〜唐沢鉱泉
<メンバー>
Aパーティー
CL 良子I
SL 裕幸T
洋介S
厚子N
マイケルM
記録 葵S
Bパーティ-
L 三郎O
SL 孝俊K
聖子S
会計 幸江N
慶子M
<記録>
4:30 アイプラザ半田出発
7:43 唐沢鉱泉駐車場着(身支度・整置)
8:07 唐沢鉱泉駐車場発
8:16 アイゼン装着
8:26 出発
9:04 一本(アイゼン外す)
9:18 分岐地点
9:26 アイゼン装着
9:36 出発
10:12 一本(衣類調整)
10:26 出発
10:31 展望台着
10:35 展望台発
11:11 分岐地点
12:02 唐沢鉱泉駐車場着
(記録:Aパーティー)
良い風でした。
三郎O
風速20m、しかも雨点…。個人山行なら迷わず中止としたい処でしたが、これは合宿トレーニング。今回の合宿は初参加の方が数名いる為、もしも、合宿の白馬で強風初体験となるよりも、この悪天候は良いチャンスと捉え経験して貰う事に前日に良子さんと決めた。しかし、ルートは計画書には無い西天狗ピストンとしたので洞井さんや留守宅さんにルートの追加の連絡など、前夜にドタバタしたものの、無事に山行を終えた。
結果は、貴重な経験が出来た、良いトレーニングとなった。 私にとっても、一つのトレーニングを無事に終える為に何をやるべきか、考える良い機会でした。
強風体験トレ?
裕幸T
日本海低気圧が発達しながら前線を伴って通過、山は荒れる・・、それを狙って?強風体験に行ってきました。北側斜面の登山道は凍っていて、良いアイゼントレにもなったと思います。低気圧は日本海の少し北側を時速75kmと猛スピードであっと言う間に通り過ぎたようで、下山後には青空も見えてきました。しかし樹林帯を抜け稜線に出た時は、さすがにこれ以上は無理と感じるほどの強風。第一展望台でしゃがんで強風と景色を堪能したら、一目散に撤退。合宿に向けみんな頑張っています。
風に体当たり
良子I
中止?決行?雨は弱くても、強風になることは分かり切っている。でも強風や、春の雨を体験したことのない方たちもいる。樹林帯を抜ける辺り、行ける所まで行って、無理なら引き返そう、と決めて決行。樹林帯の中は、風のうなる音、木々がこすれ合う音がすごいものの、体に当たる風はそれほどでもない。展望台の手前で、荷物を置いて偵察に行く。やはり一気に風が当たる。第1展望台までが精一杯だろうと判断。皆で第1展望台まで行き、来た道を引き返した。もっと冷えていると春の雨の怖さも感じられただろう。合宿本番の天候がこんな強風にならないことを祈るばかり。今回、何人もの方から、この天候で行くのか、と、ご注意やご意見をいただきました。とてもありがたかったです。ありがとうございました!
暴風!!雨!?
聖子S
数日前から、天気が悪いことは分かっていました。天気図を見ていると、前線を伴う低気圧が通過する。更にその上に低気圧が出来ているので、雨と強風が予想される。通常の個人山行なら、アプローチも長いし、中止にするだろうな。と思いながら、そこは合宿トレーニングですから。CLとLの判断で、合宿初めて組みに、暴風雨の体験をしてもらう事になりました。雨はさほど降らず、“ゴーゴー”と音を立てる風の音を聞きながら、樹林帯を進みます。時折、突風を受けながらも、樹林帯手前で、まずは耐風姿勢の練習をして、それからザックをデポして第一展望まで。風速20〜30m/sはあるのではないでしょうか?あおられながらも、第一展望まで行き、暫く身を隠しながら、暴風をしのぎます。雨は小雨程度ですが、暴風と一緒になると、肌に刺さる感じになります。思う存分体験した後、樹林帯まで戻り、そのまま下山。“どうせだったら、もっと雨が強いほうが良かったね・・・・”と画策した方は思っていましたが・・・・初体験の皆さん、如何でしたでしょうか?
嵐の山
慶子M
「本来ならキャンセルする気候条件だけれども、雪の残る山を雨と強風の中歩くことがどういうことか体感するために敢えて決行します」という連絡が前日に来ました。トレーニングは今回で3回目で
す。1回目が雨天雪道歩き(少しアイゼンも)と整地など、2回目が歩荷、3回目の今回はアイゼン歩行+歩荷、岩稜帯歩きと雨と風体験です。1回目と2回目は、なんと言いますか60点ぎりぎりで合格したようなもので、出来なかったわけではないけれど、十分出来るとはとても言えない。今回はそれらが組み合わさることになり、もう十分に不安だった上にこのお天気で、出発前から何ともいえないおどろおどろしい気分でした。
稜線に出たところの景色は本当にすばらしかったです。風が強くて長く眺めていられませんでしたが、人を拒絶する厳しい感じがしました。トレーニングの結果はといいますと、常時遅れがちで下りは何度か膝をついてしまったりしました。相変わらず雪道になると一人八甲田山になってしまいますが、アイゼンが外れることもなく、怪我をすることなく自力で最後まで歩けましたので60点ぎりぎりもらえたでしょうか。後ろについて随時きめ細かく指導してくださったリーダーさん、本当にありがとうございました。幸い回復は早く、温泉に入って、おそばを食べて、すっかり元気になりました。
A Windy Day On Tengudake 4/17/16
Michael M
Due to bad weather our group almost canceled our trip to Tengudake for our GASHUKU training.
But, it was decided that it would be useful for the new members of Handa Family to see what
very bad conditions on a mountain are like.
So we decided to go on the hike but to only do a short part of the trail to see what the wind
and rain looked like at the peak. It was the strongest wind I have ever seen. The wind was
flying so fast that it felt like rocks hiting my face! I think I would be pretty scared to be
stuck on a mountain in such weather, but I’m very happy that I had the chance to experience it.
Besides the weather this hike was also a very good training for using izen (crampons) on ice,
snow, rock, and mud. I think I am getting better at using them. Because we finished the hike
early we decided to go to an onsen to warm up after such a windy day.
春の嵐体験
洋介S
春の嵐が来ることから目的に強風と大雨の体感が追加されました。経験値を増やすことが目的。
登山開始から合羽を着用、登山道は凍結しており早々にアイゼンを装着。樹林帯の中では風の音がゴーゴーと聞こえるものの穏やかに感じる。高度を上げ、樹林帯の切れる手前で休憩、Lより樹林帯を抜けると強風となる、ザックはおき、展望台までのピストンとすると指示。耐風姿勢の訓練後に突風の中へ、体を持ってかれるような風、風が強く動けない。雨がなく、気温も高くて良かったものの、そうではなかったら相当危険だろう。合宿本番の稜線歩きでは平穏な天候を願う。
皆様おつかれさまでした。本番よろしくお願いします。
雨は弱かったけれども…
葵S
個人山行ならば中止になっていただろう天気の中、トレーニングという事で決行された悪天候の中でのトレーニング山行。雨こそ強く無かったものの、稜線の風は普段の生活では経験出来ないほどの強風であった。`台風姿勢´を教わった事の無かった私は、正に実地で教えて頂き、体で覚えた。悪天候だからと中止になっていたら経験出来なかったであろう、凄まじい風の中での低空姿勢での前進の経験。悪天候の中での決行を決定して下さった、CL・Lに本当に感謝している。ほぼ凍っていた下りでは、(滑らないだろうか?)とへっぴり腰になっている私に「アイゼンの爪は地面に対して直角に!」と適切なアドバイスをしてくれたYさん。言われた通りに足を運ぶと、それまでとは比べ物にならない位スムーズに下りを進む事が出来た。今まで様々な経験を積んでいる先輩の言う事はさすがである。一つ一つを体感、そしてその対処の仕方を体で覚えていく。先輩方もその様にして山行を重ねながら、一つ一つ技術を身に着けてきたのであろう。私も着実に、そして確実に、一つ一つ技術を習得していけたらと思っている。