白山 野谷庄司山 (1797m)
2016年 4月18日 曇り
<山行目的>
残雪期の山を楽しむ
<ルート>
馬狩〜野谷庄司山〜三方岩岳 ピストン
<メンバー>
L I良子
SL 志貴子I
会計 佐枝子M
医療 哲哉M
記録 優子S
<記録>
4:20 阿久比町役場発
6:50 馬狩駐車場着、カタクリを愛でながら準備をする
7:05 出発
7:30 暑いので衣服調整(900m付近)
8:05 1200m付近で休憩(10分)、登りが続くがマンサクに癒される
9:23 1500m付近で休憩(10分)雪は締まっているが、体力必須。
9:37 1602mピーク通過、分岐から山頂までが長く感じられる
10:25 野谷庄司山着(15分休憩)、雪庇に注意しながら三方岩岳へ
12:10 三方岩岳着(15分休憩)
周回の予定でしたが下山口が不明瞭のためピストンすることに。
13:30 野谷庄司山への分岐(10分休憩)
14:35 1250m付近(10分休憩)
15:30 駐車場着
残雪を求めて
志貴子I
白山山系の三方岩岳に鶴平新道から野谷庄司山を経て三方岩岳をピストンしてきました。登り一辺倒のやまで結構きつい。所々残雪が残っていていやらしいがルート的には夏道が出ているので間違いがない。野谷庄司山と三方岩岳との分岐からの谷庄司山へ400Mと書いてあったが結構長く感じた。三方岩岳へは雪庇有り、クラフト有りで注意がいった。でも三方岩岳の山頂は雪無し。
大休憩、馬狩への分岐が見つけることが出来なかったのでホワイトロードを下りようとしたがそれもダメでしたのでピストンすることに。下山は自分たちの踏み跡を忠実たどり下りました。残雪でしたが深いところは1M以上有り時にはずぼっといくこともありました。きつかったですが楽しい山行で良く歩きました。
遅刻、でも頑張れました
哲哉S
起きたら4時・・・なんと目覚しのセットを間違っていた、バタバタと連絡、顔もあらわずに家を出たがすっかり皆さんを待たせてしまった。
馬狩駐車場はもうフキノトウの花が開いている、しばらく行くとカタクリの群落も、いろいろ迷ったが冬シャツにした。暫らく歩いて衣服調整、暑くて半袖になった、天気は心配ない、ドンヨリして日差しはないが視界は広がっている、風も全くない、枯葉の下は残雪。タムシバがきれいだ。
1200m付近、ここらあたりから所どころ残雪が現れた、マンサクの花がきれいだ、1400m付近で再度衣服調整、この高さまで来ると冬シャツを選択したのは大正解、長袖と手袋、野谷荘司山頂上まで雪もあり痩せ尾根の急坂もあり結構遠かった。特に分岐から頂上までの平は長かった、標識は雪の中、少しウロウロしてピークを確認して出発、遠くに三方岩岳のたけだけしい岩のひらったいピークが見える、空は少し暗いが展望は広がり槍の穂先、乗鞍も見える。三方岩岳頂上まで1時間の予定が1時間46分かかった、雪庇を避けルートを選んで急坂をのぼったり下ったり、トラバースしたり苦労の連続だったが先頭の配慮を感じながら何とかついて行けた。
帰路を示す標識は雪に埋まって見つからない、林道に出るルートを選ぶことにしたが歩き始めてこれも明確でないことがわかった。リーダー判断で戻ることになった。
帰路、分岐迄は予定通り1時間で来た、先頭は忠実に往路のルートを選んで歩く、付いて行くのがきつい、1260m付近で暑くなって衣服調整、ポツリと雨が顔に当たる、落ち葉の下のぬかるみで何度も足をとられ滑りそうになって大声、下るにしたがいコシアブラの新芽がポツリと枝先につきだしてきた、朝見たカタクリはすっかり開いていた。
メンバーの配慮を感じながら残雪期の山を楽しむことができた、数年前家族でトヨタ自然学校を訪れたとき仰ぎ見たのが三方岩岳、以来、一度は登りたいと思っていた山に登れた、これで又、一つ宿題が終わった、感謝したい。
「危険」を察知する力
優子S
当初の計画では、馬狩から鶴平新道で野谷庄司山を経て三方岩岳、周回して馬狩の予定でした。2週間前に行った人の山レコを参考にしました。でも「もしかしたら周回できないかもしれない」というリーダーからの言葉を聞いて、初めはなぜなのか理解ができていませんでした。理由は、降り口のトラバース道が雪でわからなくなっているからでした。確かに、計画する段階でそのような情報も得ていました。でも私はそのことを重要視していませんでした。当日も、三方岩岳までのルートで恐ろしそうな雪庇を見続けてきたのに、この先の「危険」を想像することができていませんでした。「計画したことを達成すること」にわくわくしていただけの自分がはずかしく思います。
そして、今回は残雪と春の花を同時にたのしむことができました。春に先んず咲く
「満作(マンサク)」と、輪かんじきの材料にもなる「油瀝青(アブラチャン)」の違いを、しっかりとインプットしてきました!