北八ヶ岳 にゅう (2351m)
<日程>2016年5月6日(金)
<山行目的>
初夏の北八ヶ岳を歩く
<ルート>
P〜白駒池〜にゅう〜中山〜白駒池〜P
<メンバー>
L 一則O SL 良子M 会計 栄吉M 記録 由美K 清文S
<記録>
4:00 アイプラザP出発
7:53 白駒池P到着
8:07 出発 木道を行く
8:20 青苔荘通過
8:45 白駒湿原
9:03 にゅうの森(ヤマクサゴケが生息)
9:08 分岐にて休憩(5分)
9:55 山頂直下にて富士山が望める
9:57 にゅう山頂到着(三角点あり)天狗、硫黄がよく見える、写真を撮る
10:10 山頂直下で休憩(10分)
10:18 分岐
11:34 中山山頂通過(樹林の中で展望なし)
11:41 中山展望台にて休憩、大きな石がゴロゴロしていて広い、目の前には蓼科山が望める
11:46 出発、ここからの下りは残雪が多く、固まって滑りやすい為、ピッケルかストックを使用
12:50 高見石小屋到着、急に冷たい風が吹きぬけ肌寒くなるラーメンを作っていただく。高見石に皆で登る
13:35 出発、途中、雨がふりだしたので白駒荘にて傘をさす
14:28 白駒池Pに到着
癒された〜!!
由美K
にゅう・・・ちょっと変わった名前。以前から登ってみたかった山だ。ラッキーな事にお誘いを受け山行する事になった。白駒池駐車場から登山口に向かい、そこからは緩やかな木道を行く。青苔壮あたりから白駒池が見えてきた。長い長い木道を進んで行くと視界が開け白駒湿原に出る。しばらくすると「にゅうの森」に入る。ここにはヤマクサゴケが生息していていい雰囲気。分岐から少し勾配がきつくなる。岩っぽい登山道を登って行くと山頂直下から何と富士山の姿が見えている。ラッキー!!
すぐ上にある岩のにゅう山頂に到着した。360度の展望が広がる。さっき通った白駒池の姿も天狗、硫黄も見えて良い眺めだ。皆で写真を撮る。
次は中山に向かう。時折、日が差して木漏れ日が気持ちいい。登山道を歩きマッタリとした気分になる。癒されるなぁ・・・。中山には展望はなく通過。中山展望台に着くと目の前には蓼科山が見えている。遠くに綿帽子をかぶっているのは白山だろうか・・・大きな石がゴロゴロしていて広いスペースがある展望台は休憩するにはちょうどいい。
ここからの下りは神経を使った。残雪が固まって滑りやすくなっているうえに盛り上がった細い登山道は歩きづらかった。ピッケルを使い慎重に下る。ようやく高見石小屋に到着しホッと一息。残雪からも解放され、やれやれと思っていたら今度は急に冷たい空気になり風も出てきた。肌寒い。有難い事に、ここでLの用意してくれたラーメン登場だ。ラーメンを作って皆で食べ、体も温まり元気になった。さて、高見石に登るぞー!!ちょっとしたクライミングを楽しみ岩の天辺に着くと白駒池が近くに見えている。もうすぐゴールだ。頑張ろう!!
高見石小屋を出発し樹林帯を下っているとポツポツと雨が降ってきた。白駒荘で傘をさして登山道を歩いたが、ゴールは目の前なので気にならない。雨もいいタイミングでマッタリと癒された山行だった。
ゆったりのんびり
一則O
GWの間の一日、北八ヶ岳の「ニュウ」へ行きたくて計画した。数年前、行こうと思っていたが、天候悪化かなんかで止めた思い出がある。
山の名前としてはいかにも変わっている。「にう」、「にゅう」、「乳」と書く場合もあるとかで由来はよくわからない。
白駒池を周ってニュウから中山、高見石小屋をえて白駒池へ戻るルートとした。天候は午後からは崩れそうだが、午前中は何とかもちそうだ。雪が固まって所々凍結しているので、慎重な歩きが要求される。
北八ヶ岳の特徴としての苔むした森を行く。2時間弱でニュウ山頂へ。曇り空だが、岩がゴツゴツした山頂で天狗岳や遠くは富士山の展望をたのしみ、中山へむかう。70分歩いての中山の山頂は展望がきかず、さらに5分程進んで中山展望台で休憩。
ここも見晴らしは好く天狗岳や蓼科山、遠くは白山?(だと思うが)もみえる。そこから高見石小屋までは緩やかな残雪の下り。アイゼンを着けるまでもないが、念のためピッケルをつかって慎重に下りる。1時間ほどで高見石小屋へ。ここへ来たら急に冷えてきて、天候の悪化が気になる。とりあえず、用意してきたラーメンでランチタイムとする。冷えた体に温かいラーメンはうれしい。小屋裏の数mの岩場を登ると白駒池や縞枯山がよくみえる。40分ほどの大休止を終えるころ小雨がぱらついてきた。樹林の中なので雨はあまり気にならなかったが、駐車場に着いた頃には傘がほしいほどに降ってきた。トイレと身支度をすませ、帰路に着く。
最後にちょっとだけ雨に降られたが、標高差も少なく、北八ヶ岳特有の苔むした森をゆったりのんびりとたのしみ、心身ともにリフレッシュできた山行でした。
鳥のさえずりと靴音
栄吉M
まだ暗い朝の出発であった。次第に明るくなり伊那谷の山肌が新緑と冬を越した山葉のまだら模様であった。一路、北八つ岳へ向かった。
ふもと白駒池駐車場に到着、連休の谷間の日、車も3台ほどですいた準備万端出発。
白駒池を半周ほど周り森に入った。一面木と苔だらけ、京都の古刹の寺の庭園を思わせる全く手つかず山麓である。まずは、「にゅう」の頂上をめざしました。
意外と遠方から眺めて見ると春山でもう雪がないと思いましたが、高度2200m足もとは雪が多く計画書の記載の通りアイゼン、ピッケルは、必需品と納得しました。
登山者もほとんど会わず、ただただ小鳥のさえずりと、われわれの靴音のみ静寂な空間と時間であった。
にゅうの頂上で休憩、北に蓼科山、東になだらかな野辺山高原、薄日がさす天候であったが視界良好、展望を味わった。
にゅうから中山、高見石小屋まで雪道で足下みながら滑らないように歩いたが、一度足元をとられた。
高見石小屋でラーメンパーティー、疲れた体にあったかい塩ラーメン、最高の味であった。
白駒池近くから小雨がふり予報通り、駐車場で本降りとなり天候に恵れました。
帰りの車中は、世間話しがはずみおおいに盛りあがった。たのしい山行でありました。皆様ありがとうございました。
スムーズに遠出できた
清文S
ゴールデンウイーク谷間の平日に北八ヶ岳に行ってきました。道も現地の駐車場も拍子抜けするぐらい空いていました。登山道も、白駒池を過ぎてかなり歩いてやっと、ソロの登山者に出会えたほどで、曇り空と相まって、木々の根元を覆ったコケも余計にさみしく、くすんで見えました。それでもニウの山頂に出たころには、幾分明るくなってくれて、360度の眺めを堪能できました。パーティーの方々もみな元気になって、おしゃべりも出だしました。登山道の踏み跡は窪んでいる分、雪が残っていて、踏み固められた40センチ幅ほどの雪の平均台の上をずっと歩いて行きました。体がぐらついて歩きにくいなと思っていると、ピッケルをストック代わりに石の頭を突いてみると楽に歩けることを発見しました。高見石小屋前で最後の休憩を取り、コンロで袋ラーメンを作って皆で分けましたが、カップめんにテルモスで持って行った湯を注ぐより、やはりおいしく感じました。
にゅう
良子M
前から“もみのき”で気になっていた山、北八ヶ岳の“にゅう”に行って来ました。白駒池駐車場を8時過ぎに出発、広い遊歩道を白駒池に向かい白駒池からは木道が続きます。湿原を過ぎると木道もなくなり登山道周辺は一面の苔が広がり幻想的な雰囲気です。雪解けの凍った登山道を滑らないように慎重に進み樹林帯を抜けると目の前が一気に開けにゅう山頂直下の尾根に出ました。目の前に蓼科山、眼下に白駒池、遠くに富士山も見えます。岩をよじ登り山頂に10時前に着、頂上は岩場で狭いため記念写真を撮ってすぐに下り尾根上で休憩です。ニュウから中山峠、高見石小屋に向かう道は残雪も多く、両足幅ほどの雪道を踏み外さないよう、滑らないよう慎重に歩きました。高見石小屋では、Oさんがラーメンを作って下さり冷えてきた体に最高の味でした。白駒荘に着いた頃より雨がぽつぽつ降りだし白駒池駐車場に着いてからは本降りとなりましたが、登山中降られることなく天候にも恵まれました。
5月に雪山を体験、楽しい山行ができました。皆さんありがとうございました。