鈴鹿山系 御在所岳
<日程>
2016年05月23日(日)快晴
<山行目的>
岩登りに慣れ、ザイルワーク 確保技術の習得 取付点間の移動など迅速・的確な行動の訓練
<ルート>
裏道〜藤内壁〜前壁ルンゼ〜裏道
<メンバー>
コーチ 彰伸I
研修生 晋平Y
会 計 圭音留H
車 雅仁I
記 録 那津子M
5:00 アイプラザP 出発
6:00 裏道登山口P 到着・他山岳会にて故障車発生の為、応援要請対応
7:00 裏道登山口集合・出発
8:30〜終日
各パーティー毎にP8〜やぐら・一壁付近にて岩登り・懸垂下降
14:25 下山開始
14:55 藤内小屋 ミーティング
16:00 裏道登山口着
17:30 アイプラザP 解散
登山学校 前尾根は・・・
彰伸I
登山学校では初めての前尾根であるが、実際には受講生も自分たちの会で事前に指導されながら登っているケースがほとんどで、登る事や確保も出来る受講生がほとんどだ。どこのパーティーも大きな問題も無く登っていた。
私が受講生の時は登る事も精一杯で確保も曖昧で谷にこだまするほどの罵声を浴び「お前達は登山学校始まって以来の劣等生だ!」と言われた記憶が鮮明に残っているので雲泥の差がある。
今年の日曜日の前尾根は大渋滞となっている。待ち時間も多く、早く登らなければの意識も感じられないパーティーがほとんどだ。順番待ちをしながらP7を登りP6ではクラックルートを登ってP6を登り直して懸垂下降でP7に戻ったが渋滞でP8スラブを登る事にした。この後にP7を登り返すことになった。
15年前にハーネスの名前も知らないまま参加した救助訓練で死ぬ思いで懸垂下降したP8の岩場であった。いざ登ってみると結構登れる岩場であった。その頃と比較すれば成長したのでしょう。とにかく面白い岩場であった。機会があれば会員と登りましょう。
半田の受講生評価としては全員が合格点のようで一安心だ。登る事だけではなく確保もしっかりと出来ていたようだ。沢山の経験をしてスキルアップして欲しいものです。その協力は一緒にしますので声を掛けてください。
快晴、藤内壁実技
晋平Y
愛知県連登山学校、実技として御在所岳藤内壁実技が5月22日に行われました。天候は快晴な陽気、風も微風の正にクライミング日和。
メンバーは半田ファミリー山の会からはコーチ1名、受講生3名、自分は研修生として参加させて頂いた。計5名。
今回の藤内壁実技は自分が担当者となり登山学校提出の計画書作成や担当コーチとの打ち合わせ。当日の欠席連絡の取りまとめ等で気が抜けることのない山行となりました。
(昨日は県連一般登山講座で鎌ヶ岳に登りました、体力的にも!?)
早朝から欠席連絡や登山口駐車場に到着後も「車が壊れた!迎えに来て!」などバタバタしましたが、何とか定刻通りに実技が開始出来ました。
自分の登攀パーティは他会のコーチと受講生、自分の3人パーティで登攀開始。前尾根取付き点ではP7P6渋滞気味でP5より登攀。パーティの受講生は小柄な方でリーチ的に届かないホールド等ありますがバランス感覚や柔軟性で補う所もありまして、そして登るべき弱点を自らの考えの登りで攻略しようとするとこは見習うべきポイントだな感じました。
P2まで通しで登攀後は裏道で下山し再びP7に取付きました。コーチのザイルのランニングポイントやピッチの切り方など勉強になりました。
集合時刻に間に合うように小走り下山して、反省会。受講生が何を意識して何をやろうとしているのか、自分もこの山行でどうスキルアップ出来たのか、自分自身反省点は多々ある。山に行かずとして出来ることやっておく。これからもよろしくお願いします。
練習不足
圭音留H
GWにIさんとOさんにザイルワークを教えていただいたはずですが、緊張して眠れませんでした。
リーダーのMさんは、ゆっくり準備をして一息つけてくれました。登るルートを決めいよいよスタートです。セルフを取り、ザイルをさばきます。足元のザイルを置いてさばき始めたら、パートナーは、ザイルを左手に持ったままさばきます。この方がいいと言われたのでした。ザイルの端をリーダーに渡し、もう片方を自分のハーネスを取り付けます。エイトが綺麗に出来ました。次は確保器をと思ったら、パートナーがザイルでセルフを取り直しました。あっそうだった!ザイルでセルフをとり直し、次は確保器ですが、反対向きになりました。カラビナにちゃんとセットしておいたはずなのになぜ?モタモタしてやっとセットOK!
GWに出来たと思って、練習をしないからこんな結果になったのです。反省!動きが体にしみつくまで練習します。
前尾根
雅仁I
登山学校実技で前尾根に行って来ました。裏道登山口で集合して、各パーティーに分かれて行動開始。p7取次ぎを目指して裏道を登って行くのですが、おそろしく早い。取次ぎに着く頃には息が上がってしました。L曰く、一早く取次ぎに着いて準備しないと順番待ちになってしまい時間が勿体ないからでした。それでもp7はすでに4パーティーが待っており、巻く事に、p6から登りはじめ順調に高度を上げ、通称やぐらと呼ばれるp2までやって来れました。登るのに必死で、どこがp5でどこがp4p3なのかはさっぱり分かりませんでした。ラストのp2通称やぐらでは下から見上げるとほぼ垂直の岩、これ登れるの??と思いながらセルフをとってザイルを捌いてトップのLが登って行きます。上手い人の登り方を見ていると簡単そうに見えるのに、いざ自分がやって見ると上手く行かないです。核心部のチョックストーンは後から登ってきた登山学校の別パーティーのLから『がばっと抱えて体全体を使って登って!!』とアドバイスをもらって登ることが出来ました。休憩を入れてまだ時間に余裕があったので、p3北壁のスラブへ移動して懸垂下降とスラブの登りの練習をして今回の実技は終了。早く取付きにたどり着けることが出来、あまり待ち時間もなく一日充実した実技になりました。
初めての前尾根
那津子M
岩登り三回目で初めて御在所の藤内壁、 前尾根・一壁へ行きました。裏道登山口で集合後、各パーティー毎に岩場の取り付きへ向かい出発。初っ端からリーダーが凄い勢いで歩き?(私には走って居る様にしか見えませんでしたが…)始め、私は全く着いて行く事が出来ず、私の余りの体力の無さが原因で途中からだいぶペースを落として頂き、何とか着いて行く事が出来ました。どんどん気分が悪くなり、頭の中では「藤内小屋に着いたら『今日はここで待っています』と言おう!」と言う思いと、でも楽しみにしていた初めての前尾根なのに、ここで諦めるのは悔しい…」と言う思いが入り乱れて居ました。結局、藤内小屋にて少し長めに休憩を取って頂き、気分も少し回復出来ました。歩きながら、呼吸の仕方と、歩き方のご指導を頂きました。呼吸の仕方はこれまでにも何度かご指導頂いて居るにも関わらず、中々習得できず、毎回苦しくなってしまい、私の大きな課題の一つです。もう一つ、歩き方(登り方・下り方どちらも)もコーチが目の前で私の歩き方を真似て見せて下さり、コーチの歩き方との違いが一目瞭然でした。ペースが遅い原因の一つとして歩き方の改善が在る事を知り、言われる様に歩こうと努力はしてみるものの、全く思う様には歩けず、こちらも基本的な体力向上と共に、今後の課題となりました。
岩登りは私のペースが遅い事が原因で取り付きへの到着が遅くなり、P7は何組も順番待ちの為、一壁のルート2を登り、その後、P7を登りました。途中、割り込みが在り、リードの確保中・自分の登攀中にも怖い思いを何度かしましたが、何とか登る事が出来ました。とても疲れた一日でした。