八ヶ岳 横岳(2829m)
≪山行目的≫ツクモグサを見る
≪ルート≫桜平〜オーレン小屋〜夏沢峠
〜硫黄岳〜横岳往復
≪メンバー≫
L 一美I
SL 良子O
会計 和代T
敏子K
由美子H
きよ子I
記録 伸子Y
≪記 録≫
04:00 東海市役所P発
07:30 桜平ゲート前P着
07:45 身支度をして出発
08:00 トイレ休憩 谷川に沿って行く
08:25 夏沢鉱泉 西に北アルプス、蓼科、ここから道は狭くなり、樹林帯の中を行く。発電小屋の近くにイチヨウラン一輪
09:15 オーレン小屋着 休憩後夏沢峠へ、樹林帯を抜け稜線へ出る。硫黄岳が目の前に高くそびえている。左前方に大岩壁
09:55 夏沢峠通過 左に爆裂火口を見ながらガレた急登尾根を行く。浮石も多い
10:53 硫黄岳頂上着 休憩 平らな頂上、360度の展望、前方に横岳、赤岳、南アルプス、御嶽、北アルプス
11:10 7つのケルンに沿って稜線を下る
11:35 硫黄岳山荘通過 ここから登り
11:55 台座の頭 休憩 オヤマノエンドウ、キバナシャクナゲ群落、ザレた稜線を登り右に大同心を、その先岩稜を鎖伝いに通りカニの横這い、鉄はしごを通過すると岩の間にツクモグサを発見!
12:25 横岳手前の安全な場所でツクモグサを交代で観賞する。目的を達成でき下山開始
12:55 台座の頭 休憩、昼から風が強く吹き歩きにくい
13:17 硫黄岳山荘通過 途中衣服調整
13:43 硫黄岳山頂着 休憩
14:25 夏沢峠着 休憩
15:00 オーレン小屋着 休憩
15:55 トイレ休憩
16:10 桜平ゲート前P着
(記録:Y)
ツクモグサ
一美I
北海道と白馬と八ヶ岳の横岳にしか生息いていないという希少種、ツクモグサを三年目にしてようやく見ることができ、感動のあまりヤッツタと大声で叫んでしまう。
微かな岩の割れ目から顔をだし、淡い薄黄色の花弁には産毛のような毛をまとい、葉まで続いている。この毛に霧がつき水分を取っているようで、厳しい環境の中で、たくましく育っていくツクモグサに、元気と強さを頂いた山行でした
歩いた〜
良子O
稜線に出るまでは緩やかな登りでお花を探しながら余裕でした。オーレン小屋から見上げると硫黄岳への稜線は高い。頑張って着いた頂上からは横岳、赤岳、富士山も見え真っ青な空に映えていた。そこから横岳へはぐ〜んと下がって又登る。ツクモグサを見る目的なので見たら降りようと、きょろきょろしていたら鎖場の所で見つけた。
淡いクリーム色が楚々としている。帰りは強風に煽られ樹林帯に入ってホッとしました。長い山行の後は温泉と食事でお腹と心を満たしました。
お花に惹かれ
きよ子I
目的はお花を愛でる。最初の計画は雨。
雨の山では目的は達成しがたく日延べを提案した所メンバー皆の足並みが揃った。奇跡?(少し大げさだが)さてお天気に恵まれ桜平パーキングから硫黄岳、横岳へ。なぜか夏沢鉱泉の辺りで体が重い。オーレン小屋で気持ちを切り替え夏沢峠へ。春先にアイゼンを付けて本沢温泉から上がった場所と懐かしかった。見上げた硫黄岳は、急登のはてに姿がある。体が慣れて来たのか足取りが少し軽くなってきた。景色にも助けられ、キバナシャクナゲの可憐さにも救われ硫黄頂上へ。
吹き抜ける風と360度の展望に癒され目的のツクモグサを探しに横岳へ。咲いていました。薄黄色のお花を見つけたとたん歓声が上がった。疲れが吹っ飛んでいく。登り返しも厳しかったがメンバーの顔も満面な笑みに包まれていた。日延べしたかいがあり大満足な山行だった。
雨とみなさまに感謝!
由美子H
月末の休みは前もって届出しておかないと休みにくいので、仕方ないと諦めていたら、雨のため山行が1日延期され、運良く私は横岳のツクモグサを見に行くことができました。
シラビソの樹林や小川の苔に覆われた石を見ながら歩いていると八ヶ岳に来たことを実感する。数個のケルンのある硫黄岳を過ぎ、下山の人にツクモグサの情報を聞けば、「あと2つのピークを越せば、たくさん咲いていますよ」と教えてくれました。1つ目のピーク台座ノ頭をすぎ、岩稜帯で段差が大きくなった所を歩きながら、あちこち覗いたりしてツクモグサを見つける。皆でワイワイと花を愛で写真撮影して、時間の都合上、下山することにした。下山時は稜線であっという間に風が強くなり、強風の中やせた尾根を歩くのは危険なことなので、山頂まで行かず良かったなと思いながら、帰ってきました。また、今度はゆっくりと泊まりで行きたいです。
雨の翌日
和代T
雨で一日ずれ込んでの山行。
皆な都合がつくなんて珍しい。
桜平からの林道にはカタバミやヒメイチゲの花が咲き、小さなイチヨウランの花一輪、ズミの大木も花盛り。
樹林の中の苔は昨日の雨をタップリと吸い込み、ポタポタと滴が落ちている。
夏沢ヒュッテを過ぎると急騰の登り、途端に身体が重くなりペースダウン、前との間が開く。ハイマツ帯のキバナシャクナゲが綺麗に咲いているのに眺める余裕もなく、喘ぎながら硫黄岳山頂に着く。
山荘まで下りきるとまた登り、鮮やかな紫のオヤマノエンドウやハクサンイチゲの花を楽しみ、岩場に咲く目的のツクモグサは産毛を纏ったクリーム色の花、暫く観賞して下山する。