八ヶ岳 横岳(2825m)


 




 

<山行期間>2016年6月3日(金)

<山行目的>花を楽しむ

<コース>赤岳山荘P〜美濃戸山荘〜行者小屋〜地蔵の頭〜横岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉〜美濃戸山荘〜赤岳山荘P

<メンバー>

L:清子S、SL:佐枝子M 会計:由美K、記録:厚子N

<記録>天気 晴れ

4:00 阿久比町役場臨時P発

7:40 赤岳山荘P 着

8:04 美濃戸山荘、無料八ヶ岳ガイドブックをいただく。南沢ルート〜15分ほど歩くとホテイランを見つける。

10:16 行者小屋〜地蔵尾根分岐点で休憩、階段〜鎖場を経てお地蔵さん現れる。

11:14 地蔵の頭 着、稜線に出る。

11:30 オヤマノエンドウ、イワウメ、ミヤマキンバイ、チョウノスケソウ、ハクサンイチゲ・・咲いている。

11:48 三叉峰の広い稜線、緑ロープ立ち入り禁止区域にツクモグサ、オヤマノエンドウ、富士山も見えた!

12:32 横岳(2829m)着、鎖〜梯子を通り

13:09 硫黄岳山荘 通過、ケルンを右手に見ながら岩場を登ると

13:26 硫黄岳山頂 爆裂火口を見て小休、止したあと下山開始、赤岩の頭〜赤岳鉱泉〜北沢ルート

16:00 赤岳山荘P着 帰路へ

 

産毛の可愛いツクモグサ

由美K

 ツクモグサ見る為、横岳に山行した。南沢を通り行者小屋へ向かう途中、薄ピンクの小さな花のホテイランを見ることができた。ロープが張ってあり保護されている。

 行者小屋に着き休憩。ここから急登の地蔵尾根が待っている。グングン高度は上がるが足はドンドン重くなる。必死に登り地蔵の頭に到着。赤岳から阿弥陀岳が一望でき今から登る横岳の姿もバッチリ見えた。素晴らしい展望に元気が出る。ここから、ルートを北にとり岩場の稜線を進む。あちらこちらにオヤマノエンドウが紫の花を咲かせ美しい。イワウメ、キバナシャクヤク、チョウノスケソウ、ハクサンイチゲなど沢山の花にも出会えた。

日ノ岳に到着するとお目当てのツクモグサが斜面一杯に生息していた。まだ、産毛の可愛いつぼみが多く、花が開いていたのは2輪ほどだったが出会えた事がとても嬉しい。感激!!

横岳に向かう。カッコイイ岩場をミニクライミングしながら進む。岩を見上げると真っ青な空が広がり自然との一体感が心地良い。鎖、ハシゴとスリル満点だ。横岳(奥ノ院)に到着。平日なのに結構賑わっている。

硫黄岳に向かう途中、コマクサの保護の為、ネットが張られていた。コマクサの小さな葉が所々に出ている。硫黄岳山荘を通過すると硫黄岳の登りとなる。疲れた足にムチ打って踏ん張って登るとケルンが沢山ある広い山頂に到着。目の前には雄大な赤岳、阿弥陀岳が迫る。爆裂火口もスゴイ迫力だ。

それにしてもよく頑張って歩いたなぁ・・・キツかったが盛沢山の内容で山を満喫できて最高!!感謝です。

 

花いっぱい!

              佐枝子M

 天気が悪くても行く!と言っていた山だったが、さすがに悪すぎたので再チャレンジの山だ。今日は文句のつけようのない最高のお天気!平日だというのに、美濃戸の駐車場はいっぱいだ。まずは、念願のホテイランを観察。保護活動をしているので、そこかしこに。そして、地蔵をキュッと登れば、斜面にいっぱいのツクモグサ!随分昔にお会いしたが、久しぶりに見てもやっぱり可愛くて産毛ふさふさのフォルムは不思議だなあ。もう、満足、満足!さあ〜ピストンで帰ろう!っと言ったら「横岳へ行きたい!」の大ブーイング!もちろん、計画書には入れてあるのでぐるっと周回。やっぱり山は晴れがいいね!

 

初めて見るツクモグサ

清子S

 美濃戸山荘から南沢にはホテイランがあるという事で、丁度いい具合に咲いているのを見ることが出来た。地蔵の頭を超えて横岳最初のピークにたくさんのツクモグサがあった。幸いにも良い天気で蕾のものも開いたものもあった。若い男女がやって来たので、「ツクモグサいっぱいありますよー。」と言ったら、反対方向からやってきた男女がたまたまロープの中に少し入って写真を撮りだしたのを見て、「ロープの中に入っては駄目ですよ。」とはっきり言っていた。私は「保護してあるんですよー。」と小さい声で。若いのにえらいなー、若いから正義感強いのかナーとか思いながら。ついつい皆、一歩くらいならとアングルの良いところを探してしまっていると思う。守る意識はあるのに、自分に甘いところがある。注意、注意。次のピークまでの間にも、左手岩壁の草地に結構、ツクモグサの株があった。誰の手に触れられることなく、写真撮られることもないけれど、「頑張れー。」とエールをおくろう。本当にたくさん見ることが出来て、嬉しかった。計画どおり横岳、硫黄岳、みんな行きたい。ちょっと花を見て遊び過ぎた分、赤石の頭、赤岳鉱泉、美濃戸山荘まで、気を抜かないよう注意しながら、ぐんぐん下った。目も足も十分だった山行。満足したー。

 

ツクモグサだ〜♪

               厚子N

正直、花の名前はほとんど知らないが、何かで知ったツクモグサの名前は忘れずにいていつか見れたらいいなと思っていた。行者からの地蔵尾根は急登で鎖、階段を経て稜線に出るがココまでがしんどく泣きが入る。苦労して登った先に富士山が見えて感激まもなく、ツクモグサやオヤマノエンドウの群生も待っていてくれた。色々な花の名前をメモしながら記録したつもりだったが家に着いてから撮った写真とガイドブックと照らし合わせてみても名前と一致しない。まだまだ花の名前を覚えて、人に「コレは○○だよ」っと教えられるには覚える気持ちがないとダメですね・・。