近江 三上山(432m)・妙光寺山(267m)
<日程>
2016年 6月27日(月)
<天候> 晴れ
<山行目的>
御上神社の参拝と奥社に登る
<ルート>
御上神社〜三上山山頂〜北尾根縦走路出合〜妙光寺山山頂〜国道8号線〜御上神社
<メンバー>
L 佐枝子M
SL・会計 雅子T
車 優子S
記録 由美K
<記録>
5:00 阿久比町役場臨時駐車場発
6:30 御上神社P着・御上神社参拝(茅の輪くぐり)
7:15 P出発
7:33 表道登山口・昔、ここまで海で神が釣りをしたといわれる魚釣岩がある
7:40 裏道との分岐
8:00 割岩で休憩(10分)・ヒトツバが多く生息、狭い割岩の間を通過
8:25 展望台休憩(8分)
8:37 奥社着 参拝 休憩(10分)
9:05 北尾根縦走路出合・ ウラジロが多く生息
9:25 古代峠で休憩(10分)
9:55 田中山分岐
10:00 磨崖仏と山頂の分岐
10:12 妙光寺山山頂 休憩(10分)
10:48 磨崖仏
11:00 妙光寺磨崖仏登山口・トンボが群れで飛んでいる
11:14 国道8号線
11:50 御上神社P着
(記録 K)
山と神様と観音様
佐枝子
山に登る目的で山へ行くので、下山したら即、帰って来るのは当たり前で、あそこの神社、お寺は?と思ってもなかなか時間が取れず、後ろ髪の引かれる思いで帰ることが多かった。今年は、石山寺の如意輪観音の33年に一度の御開帳と知り、どうしても行きたくなった。それだけではと、気にはなっていた山も付け出かける事にした。まずは国宝の御上神社に参拝、茅の輪くぐりを初体験、そして三上山へ。御神神社の奥の院が祀られている山頂をめざし直登する。こんもりと樹々が茂っているが岩々の山だ。低山なのに涼しい。
コルまで下り北尾根縦走路へ。花崗岩のザレザレの道を登ったり下りたり、低木しか生えてないので展望が良く、ちょっぴり高山の雰囲気だ。振り返って見た三上山が綺麗だった。
途中、磨崖仏も見て下山。御神神社まで帰るアスファルトの道が暑くて長かったが、なかなか、いい山だった。あとは今日の目的の観音様へ逢いに行こう!
近江の富士山
優子S
本殿が国宝である御上神社の御神体、三上山へ表登山道から登りました。急坂の階段はつらいが、岩場の登りは楽しい。たくさんの毛むくじゃらなヒトツバには強い生命力のようなものを感じました。割岩では、人がひとり通れるかどうかの関門。残念ながらザックがひっかかり背中から下ろして通過。山頂間近の展望台では比叡山など湖西のようすまで見渡すことができました。ここから一気に200m下り北尾根縦走路に入り、ちょっぴりアルプスのような雰囲気を味わいます。妙光寺山も静かなところで、のんびりできました。標高は低いのですが近江富士というだけに、存在が大きい素敵な山と出逢うことができました。
茅の輪くぐり
三上山を御神体とする御上神社と三上山山頂付近にある奥社を参拝する計画を立てた。三上山は近江富士とも言われ、とても美しい山だ。
まず、登山する前に御上神社を参拝する。鳥居を潜るとその先に、茅の輪が設置してあった。これは6月に半年分の罪、穢れを祓うためのもの。8の字を書くようにして茅の輪をくぐり皆で祓いをする。いいタイミングに参拝出来て有難い事。立派な楼門を潜り本殿に向かう。本殿は国宝で、仏堂建築と神社建築、そして御殿建築を融合させた独特の建築で「御上造」と呼ばれている。
御祭神は天之御影命(あめのみかげのみこと)またの名を天目一箇神(あめのまひとつのかみ)とも言い金工鍛冶の祖神。「今から、御神体の三上山に登山させていただきますのでよろしくお願いします」。と伝えた。
表登山口の入口に付けられているイノシシ除けの鉄格子の扉を開け登山開始。直ぐに魚釣岩がある。昔、ここは海で神様がこの岩に腰かけて魚釣りをしたと言われる。階段を登って行くと割岩に到着。ここにはヒトツバが多く生息していた。割れた岩の間はメチャ狭い空間。そこを通り抜けるのにザックが邪魔をする。仕方なくザックを下し、手で持って通過する。そこからは、岩場となりクライミング気分を楽しんだ。
奥社の前には神が降臨したと言われる大きな岩がある。磐座(いわくら)と言われ注連縄が掛けてある。皆で奥社を参拝し、すぐ上の山頂で休憩。心地良い涼しい風が吹き神域を感じさせる。
ここからは花緑公園方向に一気に下り北尾根縦走路に乗り妙光寺山に向かう。展望が開けた歩きやすい登山道を進み、古代峠に到着。大きな岩を積んだトンネルを潜って後を振り返ると美しい三上山の姿が見える。いくつもの小ピークを越え妙光寺山に到着。展望は無かった。下山の途中には磨崖仏があり、大きな岩にお地蔵さんが彫られていた。昔の人は凄いなぁ・・・
最後はイヤな国道を歩き。途中、三上山が見えてきた時は嬉しかった。低山ではあったが展望も楽しめて、なかなか良い山だった。