滋賀県長浜 大黒山(891m)・妙理山(901m)

 

<日程>2016年6月20日(月)晴れ

<目的>余呉トレイルでブナを見る

<ルート>椿坂峠登山口〜大黒山〜鯉谷〜西尾根〜妙理山〜西尾根〜椿坂 

<メンバー>

 L 洞井孝雄    会計 さつきI

SL 久美子Y   医療 節子K

記録 良子M        由美子H

   敏子K        賀良子O

<記録>

5:00 阿久比役場臨時P発

6:55 椿坂トンネル北出口横着・ 身支度をして旧道を進む

7:20 椿坂峠登山口着 登山道に沿ってモノレールのレールが設置、レールをくぐったり、乗越えたりしながら急登を進む

7:25 ブナの巨樹 記念写真を撮る

8:10 作業員を乗せたモノレール通過

8:22 モノレール終わり

8:24 大黒山・東峰分岐通過、方位確認

8:30〜38 大黒山頂上着 三角点はブナの林に囲まれて眺望なし、休憩と記念写真。

8:45 大黒山・東峰分岐通過 妙理山へ

9:29 P781.3鯉谷通過、小さな「鯉谷」の札あり

9:49〜10:00 P670付近で休憩・東側は植林帯、西側は自然林のなだらかな尾根道

10:15 P600付近、道間違いに気づき引き返す

10:45 鯉谷に戻る 方位確認、妙理山方向にわずかな踏み跡と、テープを見つける

10:58〜11:05 P715休憩 

11:50〜55 いきなり急登でP795着、休憩

12:21 西尾根道分岐通過

12:34 妙理山頂上着、直ぐに引き返す。

12:50 西尾根道分岐通過

13:43 桂照院跡(椿坂登山口)着・身支度をして帰路へ

15:55 阿久比役場臨時P着   

(記録:M)

 

余呉トレイル・大黒山から妙理山をつなぐ

洞井 孝雄

 あれっ? 話が違う。まだあるじゃないか。先月、椿坂峠から大黒山を目指した時に登山口からずっと稜線の手前まで登山道に設置され、くぐり、跨ぎながら登下山の際に苦労させられた工事用のモノレールのことだ。2週間で工事が終わる、という話は誰が聞いたんだ? 7月5日まではまだ工事が続く、設置区間はあれからもっと上に延びていると入り口に張り出された「工事許可証」には書かれていた。

 6月20日(月)。半日雨が早まって、多分、今日一日は晴天が約束されている朝、先月足跡を記した余呉トレイルの大黒山からさらに先にルートをつなぐべく、また椿坂にやってきた。この日は、椿坂峠から大黒山に登り、尾根筋を南下して妙理山(901.5m)の頂を踏んで余呉町椿坂の集落に降りて来る計画である。メンバーは、大須賀良子、山田久美子、桑山節代、木學敏子、伊藤さつき、松本良子、洞井由美子、それに私の8名。

 車が止まって目をあけたら、国道365号線脇の椿坂の集落であった。今日の下山予定地点は国道に沿って流れる余呉川の支流の脇のはず。降りて沢筋を少し歩いて見に行ったら「妙理山登山口」の標識があった。車に戻って、さらに国道を北上し、椿坂トンネルを抜けたところで車を止める。

 ゲートをくぐって椿坂峠の登山口まで舗装道路を緩やかに登っていく。天候は晴れ。前回のような雨模様ではないが暑くなりそうである。

 7時20分、登山口からいきなりの赤土の急登を登り始める。例のブナの大木を過ぎ、モノレールの柱を跨いだり潜ったりしながらしばらく登っただけで、頭から水を被ったように汗びっしょりになる。ササユリ、ヤマボウシ、マタタビ、ところどころまだ花が残っている。機械音が近づいてレールの振動が伝わって来たので、道の端に立ち止まると、一様に申し訳なさそうな表情をした作業員たちの乗ったモノレールが通過していく。私たちはその後を追うようにして登って行く。モノレールは尾根の直下まで延びていた。

尾根上で、東峰の鉄塔の方向へ向かう作業員たちとは逆の方向の大黒山へ向かう。

8時30分、大黒山頂上。一息入れて戻り、東峰に向かう道を150mほど進んだ地点から妙理山方面への踏み跡に入る。ここからは、地形図と磁石が大事な役割を果たす。ポイントポイントで今歩いている地形と地形図を照らし合わせて進んでいく。目に染みるような雨上がりのブナの緑が美しい。風はないが、樹下の道は暑くもなく寒くもない。

 P753を過ぎて、送電線をくぐり、9時29分、791.3mの点標のある鯉谷というポイントに着く。

ここまでは、ほとんどアップダウンのないブナの美しい緑の尾根上の道、少し登り気味に791.3mのピーク、ここからはそのまま南に続く尾根通しの道のはずだ、と思っていたので、そのまま道なりに進んだのだが、これが失敗。国土地理院の地形図にはもともと道の記載はなく三角点が描かれているだけで、そこから西と南へ尾根が伸びて下っている。余呉トレイルのマップにはこの地点から、南西の国道に下る道と南東に位置する妙理山へのルートがはっきりと記されているが、ピークからはこれまで来た道がそのまま道なりに続いているだけである(ように見えた)。そのまま進むとすぐ広い尾根の切り開きに出、工事用の資材がネットに包まれて置かれている。さらに進むと鉄塔に出た。せいぜい5分ほどの距離だが、送電線を左側に見ながら、「おかしい。送電線が見えるのは右手のはずだ」「これまでに分岐はなかったよな」という疑念の芽生え。やがて傾斜が急な下りになる。まあ、少し様子を見てみよう。メンバーの一人が尻餅をついた。鯉谷では休憩もとらなかったので平坦な部分でひと休みして再び歩きはじめる。雪にいじめられたのだろうか、くねくねと曲がったオブジェのようなブナが眼を楽しませてくれる。下りが続く。

右手下方から車の音が聞こえ、同時に樹林の間から覗く空には送電線が見えた。明らかに方向が違う。「ちょっと下り過ぎた。戻るぞ」

このまま下ってしまうという選択肢もないわけではないけれど、それでは、多分、どこでどう間違えたかも確認できないまま消化不良を起こすことになる。いつまでも悔しい思いをするに違いないのだ。まだ時間は10時15分、余裕はある。鯉谷から休憩を入れて45分ほども下って来たがもう一度登り返そう。

 で、30分ほどかかって鯉谷まで戻った。もう一度、地形図を見直し、木にかけられたプレートの周囲を見回すと、下草の中に埋もれて朽ちた小さな標識が見つかった。書き込まれた矢印をそれぞれの方向に合わせ、左手の下草をかき分けると、その向こうの樹下に細い踏み跡が続いているのを見つけた。意識しなければ、その先に踏み跡が隠されているとは思えない。コンパスの方向を再度確認して南東方向に向かっていることを確認してからでなければ踏み込むことがためらわれるような分岐が隠れていた。少し進んで、平坦な部分で休憩をとる。ここから先の小一時間、795mのピークまでのアップダウン、妙理山と西尾根道の分岐に出る直下の山腹のせまく険しい急登へと突然変化する。この部分はルートファインディングが難しい。ところどころ浮いた石が土の上に乗っている。「石、落とさんようにな」と声をかける。

やがて傾斜が緩くなってT字路に出た。妙理山と西尾根の分岐である。

「もう、今のところは下る気にはなれませんね」「うん、いやだね」大須賀との会話。

分岐から10分ちょっとで、妙理山(901.5m)頂上。12時34分。

「あんなところに!」と大須賀が指さした方向を見る。

「おお!」、頭上はるか上の木に「妙理山」と書かれたプレートがぶら下がっていた。

「よくわかったね?」水を飲むときに顔を上げたら偶然目に入ったのだという。冬はずいぶん積雪があることがわかる。

下山に移る。分岐に戻ったのが12時50分、そのまま西尾根を下る。段差のない急な土と落ち葉の下りがずっと続く。だんだんと蒸し暑さを増してくる。下方の樹々の合間に集落が見え、山腹の踏み跡が傾斜を緩めて、裏山のか細い踏み分け道に変わって13時43分、朝確認した標識のある登山口に飛び出した。舗装道路の照り返しがまぶしく暑い。ほとんど陽ざしが遮られる樹下の道で、助かった。

 

目に焼き付いたブナ2

さつきI

梅雨の合間の曇り、まあ最高と言えるかな。前回の終わりを登山口に、もう工事が終わっていると思っていたら、リフトがそのままに、おまけに延長されていた。何度くぐったり、何度またいたりしたことだろう、おまけにツルツル、きつい勾配、いろいろありすぎ思わずがんばれる、なんだか楽しくなる。大黒山から次へ、相変わらず、ブナ、ブナ、雪が多いから変形して複雑になりそれでもがんばっている。思わず大木に耳を当ててしまった。空耳か、頭の中のイメージか水の音がしているように思えた。冬が過ぎ、バンブーグリーンの葉を広げ、葉達が話しをしてざわめいているいい感じ、中にいる自分までうきうきしていた。こんな山ほど真剣に、これも心に刻もう、地図読みも場数を重ね速く1人前にならなければ、ブナ、ブナ、目の中までグリーンだ。

 

現在地を確認しつつ

            節代K

絶好の登山日和の日、大黒山〜妙理山まで、ブナの森を歩いてきました。急登の登山道は作業用のモノレールがついての道を、汗だくだくで大黒山まで行く。稜線歩きで道間違いをする。鉄柱、電線、標高、見える稜線等総合で判断、間違った分岐点に戻った。間違ったのがここなのか? 自分もコンパスと地図を読み歩いた。ついて歩くだけではなかったが気が付かなかった。分岐で案内標を頼りにして、途中はテープを見ると安心し、そんなではなかなか身についていない自分を知りました。地図読みし、現在地を確認して安全に山を楽しみたいです。気分よく家に帰って早々に熊本長崎や東北は大雨で被害の報道を聞いた。長浜は晴れ絶好な日で、恵まれた今日の山行でした。

 

楽しかった

            良子O

 前回大黒山に登った時は、鉄塔に資材を運ぶためのモノレールがあって登るのに邪魔だった。その時2週間後ぐらいには取ると言っていたのに、まだあった。登っている時振動が伝わり脇に避けているとモノレールに乗った作業の方たちが申し訳なさそうに過ぎて行った。モノレールは尾根のすぐ下まで伸びていた。東尾根と妙理山との分岐、テープは巻いてあったが文字は何もない。このルート分岐に何も書いてあるものはない。よく探すと赤いテープが下がっている。地図とにらめっこしながら足場の悪いところ、笹の根の罠に注意しながら進むのは疲れる。休憩の度誰かから出てくる美味しいものに励まされブナの木陰で暑さも和らぎ疲れたけど楽しかった。

 

地図読み必見

久美子O

 滋賀県長浜の余呉トレイルは、椿坂峠〜大黒山〜妙理山〜桂照院跡の椿坂、歩行6時間コースは標高の低い山ですが、登り下りがかなりハードな山でした。

この山のピックアップを3点

@  登山口よりいきなり急登、それも作業用のモノレールの道をくぐったり、踏み越えたり、つかまったりの障害物コースが1時間。

A  ブナの林が巨木が何本もの枝を空いっぱい広げて、緑の葉から柔らかい光が入り、心休まる素敵な雰囲気です。

B  まだ余呉トレイルとしては新しく、分岐が分かりにくく、進路間違いをし、修復できましたが、地図読みの大切さを痛感しました。

天気は曇りで良かったけれど、汗グッショリ、ほどよい疲労感と満足感を味わえました。

 

滑りっぱなし

敏子K

 先日のセミナーで勉強したことを実技で実行を念頭に置いて当日に心掛けたつもりでしたが・・・・結果ニッコリとはいかなかった。先回は大黒山の分岐までモノレールが設置されていて苦戦して急登を歩いた。今回は当然撤去されていると思っていたのに撤去どころではなく、山頂近くまで伸びていたのだ。まずは分岐までコンパスを調整、汗が出るは出る、玉汗どころではなく必死で登った。まずはであったがコンパスが左右に振ってなかなか磁針のおさまりが悪い。そうこうしているうちに休憩も終りなんとか調整。最近新調したのに磁針のおさまりがいまいち。歩き始めると登りはまだいいが下りになると滑るは滑る及び腰に!

モヤがかかったブナ林、陽がさしてきたブナ林を楽しんでいたまでは良かったが妙理山からの下りからHリーダの後ろを歩き、歩き方の指導を受ける。呑み込みが悪く再度指導を受けなんとか下山。結果コンパスの調整はまあ60点だったかな。

 

藪漕ぎ無しだけど‥

            由美子H

 前回同様で椿坂トンネル出口付近の登山口にはモノレールがまだ残っていて、山で作業する人たちが後からモノレールに乗ってやってきた。軌条歩きも6人の人が2回目なので、皆さん要領も良くなって、スムーズに手足がでる。鯉谷を過ぎ西尾根に向かうが、尾根を一つ間違えていて、引き返す。Mさん凄い!鯉谷の分岐の場所ピタリでした。大黒山から妙理山はそんなに人が入っていないようで、踏み跡はあまり明瞭ではないが、藪漕ぎまではしなくて済んだ。久々に、枝の跳ね注意と言う言葉を何回か聞いた。雨上がりのブナ林はとても綺麗でいいところだが、動物の糞も有り、沼地もあった。こんなところは、8人くらいで賑やかな方が安心と思いながら歩く。妙理山からの下りはなかなかの急登でストックに助けてもらいながら歩いた。

 

ブナに癒され

良子M

 あまり人の入っていない山域へ、という余呉トレイル2回目。お誘いを受け今回参加させていただいた。

登山口から前回もあったという工事用モノレール、登山道を占領してズ〜と伸びている。乗越えたりくぐったり、まるで障害物競争みたいで、あっという間に大汗をかいた。

尾根に出るとブナの木が待っていたかの様に現れだした。大黒山から鯉谷へ、分岐でコンパスを合わせ進む。周り一面ブナ林で、前日の雨を受けて瑞々しいブナの葉が太陽の光を浴びてキラキラ光り輝いている。まっ直ぐ伸びて大きく枝を張ったブナ、雪の重さに負けまいと曲がったり、からんだりと、まるでオブジェの様なブナ。おもわず大きなブナに耳を当ててしまった。水の音が聞こえたような・・・?ブナの木はヒンヤリ肌に気持ち良かった。

P781.3のピーク鯉谷では道なりのしっかりした登山道に騙され進んでしまい、途中で鯉谷まで引き返すこととなった。鯉谷に戻りコンパスで確認、地図上140°の方向にわずかな踏み跡、その先には赤いテープがあった。妙理山手前の西尾根の分岐まではテープを探し、コンパスで確認しながらも、ブナの木に癒されながら歩くことが出来た。妙理山からは、休憩もなく一気に椿坂登山口へ、下り下りの登山道を慎重に歩いた。

これでもかというくらいのブナを堪能してきました。踏み跡うっすらのルートファインディングも緊張感があって心地よい山行となりました。皆さん有難うございました。