南アルプス 北岳 (3193m)

 

 

 

日程:2016年7月1日(金)~2日(土)

目的:キタダケソウを愛でる

ルート:広河原〜二俣〜肩ノ小屋〜北岳

北岳山荘〜肩の小屋〜広河原

<メンバー>

L  一美I

SL       和代T

会計       良子O

記録    きよ子I

    由美子H

        敏子K

        晴美B

<記録>  

7月1日(金) 晴れ  

04:00   東海市役所P

07:30   芦安P着・・・・08:00発

08:50   広河原発

09:15  白根御池小屋分岐通過

09:47   1本

10:50    1本

11:15   大樺沢二俣通過

11:55   1本

12:35   広々とした草原の斜面, 北岳バットレス、池山吊尾根が見渡せる

13:20    草すべり分岐

13:56   小太郎尾根分岐・仙丈ヶ岳、甲斐駒岳が目の前に西側の斜面一面 花で満開

14:40    北岳肩の小屋 着 

7月2日(土) 曇り

05:40    北岳肩の小屋 発・霧に覆われ視界5m程 風強い

06:25    北岳山頂 着・霧と強風、南面の花見は断念

07:05   北岳肩の小屋・・・・07:45発

08:15  小太郎尾根分岐

08:38  草すべり分岐

09:55  大樺沢二俣

11:05  1本

12:18  広河原

          記録 きよ子I

 

花の北岳

           良子O

 登り5時間30分のコースだったけどキツかった。前に登った時より長く感じた。二股の上からはウサギキク、フウロ、ミヤマハナシノブ、シオガマ、テガタチドリ、ハクサンイチゲ、キンバイ、など出てきて吊りそうな脚を何とかごまかしながら歩く。

小太郎尾根に近くなるとシナノキンバイの黄色、イワカガミの濃いピンク、ハクサンイチゲの白で左右の斜面が埋まっていた。肩の小屋は前日まで雨が続いていたせいか空いていて2階の一間を私たちだけのグループが使えリラックス出来て良かった。寝る前にはみんなでストレッチをして筋肉痛の薬を塗って翌日に備えました。2日目はガスって山頂からの景色を見ることは出来ませんでしたが、小屋のそばでキタダケソウを見て下りではクロユリ、チングルマ、他色々な花を見て帰りました。

 

ずっとお花畑

敏子K

 同行した皆の日頃の行いが良いのかこの梅雨時に朝一番から雲一つない青空の中、広河原から見る雄大な北岳の景色に満喫!歩き通せばあの山頂に!気持ちが高揚する。

 大樺沢は水量も多く結構崩壊していた。

今回のお楽しみはキタダケソウであったが

最初にハナシノブを見つけシナノキンバイ・ハクサンイチゲ・オヤマノエンドウ・・・

お花畑にうっとり!期待以上の花の大群落。

チョウノスケソウを覚えられたかな!雨に降られることもなくいい時季に登ることができた。長い急登はうまく引っ張っていただき、日本第2位北岳の下りは甘くはなく皆で下ったという感です。皆で登りお花を楽しみ下った北岳でした。

 

北岳の花々

        和代T

 北岳の花で特に知られているのは、北岳の固有種(キタダケソウ)だと思う。

キタダケソウ目的の山行計画だったが、花の開花が今年は全体的に早い。何回か北岳を訪れているが、高山植物の宝庫なので花畑が楽しみだ。特に好きな花がミヤマハナシノブ。が、体力に自信がない。仏教の他力本願とは少し違うかもしれないが、頼れるものには何にでもすがりたい。歩き出す前に栄養ドリンクを飲み、自分に暗示をかけて歩き出す。大樺沢沿いに直進、梅雨の晴れ間となりとにかく暑い。大樺沢二股が近づくと、薄水色のハナシノブがちらほらと咲いている。清楚な感じで大好きだ。以前に観たときは群生していた記憶があったが?初めての北岳登山でもう二十年前かなあ?記憶は定かではない。あの時はテント泊で、八本歯のコルへルートをとったがバテバテで、メンバーが北岳山頂を踏んで降りて来るのを分岐で待っていた。今回は二股から右のルートへ白根御池コースと合流、草すべりの花々が迎えてくれる。何回見ても感激する。疲れも吹き飛ぶ。小太郎尾根に出ると甲斐駒ガ岳や仙丈ガ岳を眺めながらゆっくり歩く。肩の小屋に着き、二階の一部屋が私達だけの宿泊の場所となりゆったりと過ごせる。三年前とは大違い。テント場の方へ下る場所にキタダケソウが咲いていて、初めて見る方は感激していた。

 

キタダケソウが招いてくれた

           晴美B

北岳だけに生息するキタダケソウ。それも、梅雨の季節のほんのわずかな期間だけ。

一回目は40歳代、2回目は50歳代、3回目は60歳代に、三たび出会うことができました。長いアプローチの北岳、このごろの暑さでダラダラと毎日を過ごしていたので、不安でしたが、山の会の仲間のおかげで、白くて可憐なキタダケソウが、再度招いてくれました。いろいろな出会いに感謝です。

 

花で満開

           きよ子I

梅雨の時期なのでお天気を心配してたものの、なんと雲一つない晴天。木々の緑は輝き歩く足も軽くなる?数年前に登った時は若かった。もう少し軽やかに登って行けた筈、なんてことを思いつつ大樺沢二俣を目指して進む。単調な樹林帯を抜けて景色が広がり、綺麗なお花も目に飛び込んでくる。ハナシノブ、ニリンソウ、キンポウゲ、高度が上がると共に景色が変わりお花が多くなる。登山道はしっかり踏みしめて進めば危険な個所は無い。小太郎尾根分岐から一面のお花畑。ハクサンイチゲは素晴らしい。お花の時期に山に入って無い私は別世界の景色に感動。目的のキタダケソウも黒百合にも出会え大満足な北岳だった。