南紀 滝本本谷〜北谷

 

 

〈山行期間〉2016年07月16〜17日

〈山行目的〉沢登りを楽しむ

〈ルート〉 滝本集落→本谷→導水路→北谷→滝本集落

〈メンバー〉

L・記   三郎O

SL会   良子I

食担   聖子S

 

〈行動スケジュール〉

 

【7月16日(晴れのち曇り)】

4:00 知多信集合

8:20 滝本集落に到着

8:30  準備を整え出発

8:50 滝本大谷 50m×2段、素晴らしい50m×2段の滝、杉谷まで戻り巻き道を上がる

10:30 下コッペ滝 斜滝12m、水流左の草付きを登る

11:30 コッペ滝 5m、美しい滝に見惚れた後水流右を登る

12:00 藤岡の要害、平家の落ち武者が隠れ棲んだ跡地

12:45 奥コッペ滝 5m、ゴーロの手前から左岸を巻く

12:55 イオノ谷出会い

13:30 燈明滝 30m、直登は無理、 左岸を巻く 巻き道は明確

14:20  白滝 20m、 右岸を巻く 巻き道は明確

15:15  ナベラゴノ滝 20m、 右岸を巻く 巻き道は明確

15:30 伐採地に到着 幕営、9時ごろまで焚火と食事とビールを楽しみ就寝

 

【7月17日(曇り時々雨)】

5:00 豪華な朝食を食べる

6:30 出発

6:50 ボタバ導水路より北谷へ進む

7:10 北谷出会い

7:30 8m 4m 15m 3段滝、2p懸垂下降で降りる

8:20 比丘尼滝、懸垂下降+泳ぎ、この後は何百mもナメが続く

9:10 CS滝 5m、ゴーロを駆使して巻き気味に降りる

10:20 4m 斜滝、ウォータースライダーを楽しむ

10:45 亀壷の滝 15m、左岸を巻く 明確な巻き道あり

11:15 屏風滝 20m、左岸を巻く 明確な巻き道あり

11:35 ケヤキ原滝 35m2段、左岸を巻く。懸垂用にボルトがあるらしいがとても無理!この後、小滝とゴーロが続く

12:15 2段15m、ウォータースライダー

13:00 部屋滝 15m、右岸を巻く 巻き道悪い、北から流れる支流の滝口に出る、巻き過ぎると。滝の上に出てしまうので注意、小滝とゴーロが続き うんざり

14:25 ラスボス?の滝 15m、懸垂+飛び込み+泳ぎ、 懸垂で降りる場所が水面から1.5m程のテーブル。そこから水面に飛び込むしかない。

14:50 林道(舗装道)に出る

15:20 集落に停めた車に到着

 

南紀の沢、初挑戦

良子I

今回の沢で、いったいいくつの豪快でかつ美しい滝に出会ったでしょうか。

どれもこれも、「うわぁ。すごっ。きれい!」自分の語彙の無さが恨めしいです。そうかと思うと、ナメが延々と続いたりして、その違いに驚きます。

初日は、本谷。最初に巻くので汗だくになって、沢に入るのが待ち遠しくなるのもいいところ?水は冷たくなくて、お腹まで濡れても寒くない。

滝が出る度に、「こんな景色はここまで来ないと見られない」という喜びと、「どこから登る?登れる?」という不安がやってきます。が巻き道は、わりと分かりやすくて助かりました。

もうお腹いっぱい(はい、また沢水、パックンしました)になった頃、幕営適地に着きました。お待ちかね。焚き火♪焚き火♪心行くまで焚き火とお話を楽しみました。さすが南の沢。標高も低いので全く寒くなく、テント内は暑いほどで、シュラフは使わず就寝しました。

二日目は再びナメを遡って、北谷に入ります。こちらの沢は暗めです。ビクビクの懸垂下降を数回、ドキドキの巻きを数回、そしてワクワクのウォータースライダーも数回♪このワクワクのウォータースライダー、終わった後の釜が私には大問題。泳げないことで、皆さんにご迷惑と大変なお手数をお掛けしました。

ごめんなさい。

沢にどっぷりはまった2日間、とても充実していました。

常に引っ張ってくれた尾崎さん、常にフォローしてくれたSさん、本当にありがとうございました。

 

無事に終わって良かった

三郎O

滝本本谷の遡上

車からわずか15分足らずで2段100mの宝竜滝に出る 元は観光地を目指していたらしい圧巻の滝をしばし鎌から見上げて感無量。 いざ巻き道へ・・・処が私の勝手な思い込みで上手く巻き道に付けず思わぬ時間ロスをしてしまった すみません。

それからは、気を取り直し沢登りを楽しむ小滝は水流中央をガンガン進む、水はさほど冷たくない さすがは南紀。

でも岩は良く滑る、今回もラバーソールはマッチしない

この沢は5m以上の滝には必ずと言っていいほど名前が付いていた どれも他の沢に行けばメインとなるような立派な滝が続く。その美しさを間近で感じつつ水しぶきを浴びる 贅沢な瞬間。

でも、技術的にとても登れないのでひたすら巻く 巻き道はどれも明確だった。

夜は焚き火で団欒を楽しむ 今回、秘密の個人装備 ノコギリの活躍で焚火も良い感じ。 皆で呑もうと持っていったお酒だったが、殆ど私が呑んでしまいました 

翌日、北谷へ抜け下降が始まる

ウォータースライダーの滝を気持ちよく滑り落ちた後は深くて大きな釜が、お待ちかね!これは泳いで渡る

それから、懸垂下降の滝

足元がコケで滑るので結構、怖い

三人で、「ここは巻く」「懸垂でいこう」と話し合いながらの遡行でした

協力しあえて良い沢遊びができました

有難うございました。

 

沢と焚き火と・・

             聖子S

 念願の泊りの沢に行ってきました。泊りの道具を持っていくと重たいけど、それでもやっぱり沢は楽しい。後々の行程を考えると、日帰りみたいに、積極的には遊べないけれども、それでも、沢と言う場所にいることが楽しい。そして、お楽しみの後の焚き火。これによって、泊りの沢の魅力は倍増!!沢と焚き火の魅力にすっかりはまってしまった2日間でした。

 さて、今回の、反省点ですが、事前の確認の甘さが一つ。今回、同じルートを辿った人の資料と、遡行図を持参しましたが・・・とても力のある人たちだったので、特に、2日目の下降に関しては、私達には同じように懸垂下降できない所が何箇所も。テープが想像以上に明瞭にあったので、探しながら巻きながら降りることが出来ましたが・・・とても時間がかかりました。事前の段階で、下降する沢を遡行した人の情報を集めておくべきだったと、全員で反省しました。後は、思い込み。一番最初の導入口を間違えました。歩き始めると、ついつい、前について歩いていってしまいがちです。でも、初めての沢では、やはり、全員で確認をして、納得して歩き始める事が大切だと痛感しました。色々ありましたが、L・SLの役割は関係なく(最終決定は勿論Lが行いますが)最後まで、3人で考えながら、この山行をやりきることが出来た事は、自分の自信になりました。そして、これが“仲間”なんだな。と改めて実感する事が出来ました。二人に比べたら、まだまだ勉強や経験が必要な私ですが、一緒に考えて、行動できるようにこれからも精進します。有難うございました。